投稿元:
レビューを見る
ヒストリカル、『あなたを夢みて』の関連作。
おてんばリリーのお話で、話の流れはこちらの方が先(『あなたを〜』の4年前くらいか)。
今作品を読むと、一段と『あなたを〜』のヒーロー・デレクが理解できる.....ホント、こっちを先に読むんだった。
今作のヒーロー・レイフォード卿がそれまでの冷めたスタイルを(破天荒なヒロインのお陰で)ガタガタと崩していっちゃうところがなかなかナイス♪d(^0^)b グッ!
リサの「じゃじゃ馬ならし」的作品。
切なくて面白かった。
.............(あらすじ).........................................................
19世紀初頭のロンドン。紳士とともに狩りに興じ、賭博クラブのオーナーを友とする大地主の令嬢リリーは社交界の華。
その謎めいた美しさに多くの紳士達が魅了されていたが、リリーはひとりで生きると心に決めていた。
一方、妹のペニーは想い続けた人をあきらめ、両親の勧めに従って伯爵のアレックスと婚約する。
しかし、妹には本当に愛する人と結ばれて幸せになってほしいと願うリリーは、この縁談を阻止することに。
当のアレックスは、かつて婚約者を落馬事故で失って以来、悲しみから抜け出せずにいた。家名を接いでいくために、平穏でさえあればいい、と結婚を決意した矢先、目の前に現れたやっかいな女性がリリー。
反発しながらも、アレックスはいつしか彼女に惹かれていく。愛する人を失うことを怖れ、心を閉ざして生きてきた二人は........。(本書の解説より)
................................................................................
投稿元:
レビューを見る
デレクが切なすぎ。主役カップルより彼の心情にひきこまれてしまう。
と思っていたけど、再読したら主役カップルも甘くてよかった。
特にヒーローは、婚約者を亡くして心を閉ざしていたのが、勝気なヒロインに刺激され怒りっぽくなって、陥落してからは超~メロメロヒーローに。この変化の過程が楽しかった。ヒロインは大きな問題を抱えているけど、広い心で忍耐強くヒロインを支えていて、ほんと王道ロマンス!!
投稿元:
レビューを見る
図書館の本
デレクがいい人すぎて、かなり痛い。
でも彼は彼で納得ずくなんだよね、そこが悲しい。
アレックスの屈折した感情も、経緯を加味すれば理解の範疇。
ヘンリーとニコールのサイドストーリーもないかしら?
テムズ川はくさそうだなぁ。。。。
Then came you by Lisa Kleypas
投稿元:
レビューを見る
心の底で男を信じないヒロインが、その結果として男性と同じ行動をするというねじれが切ない。とある事情から鬱屈を抱えて生きる型破りな女性(良家出身)と、厳格な伯爵(妹の婚約者)があれこれ。反発しながら惹かれあう二人の丁々発止のやりとりは楽しかったのに★三つの理由は、賭け以降の展開と、ヒロインの問題が全てヒーローによって解決されてしまうところが好みじゃなかったから。お金持ちは好きなんだけど「結局、男は金だよな」じゃつまらないのよ。