サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

送料無料 日付更新(2017年7月)

【ネットストア】カレンダー全品ポイント5倍キャンペーン(~10/31)

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日

なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー91件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (45件)
  • 星 4 (35件)
  • 星 3 (5件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
90 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

人の命を奪うことの罪を痛烈に問う

2009/02/28 17:03

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「人の人生を奪うことが如何に卑劣で許されない行為か。」…このあたり前に思える言葉も、光市母子殺害事件の被害者の夫である本村さんから発せられるとき、どんなに重い言葉となって胸に迫るか。彼は、この言葉の後をこのように続ける。
「人の命を奪ったものは、その命をもって償うしかない。それが社会正義である。司法は社会正義を実現し、社会の健全化に寄与しなければ存在意義がない。」
 一体、司法の場は、これにどのように応えてきたのか。何の罪もなく殺されていった被害者、そして残された遺族の心情を汲み取り、裁判に生かしてきたのか。
 この本に書かれている光市母子殺害事件では、被害者の夫である本村さんは、はじめ、裁判所に遺影を持って入ることすら認められなかったのだという。持ち込みを阻まれ、裁判長に説明を求めても「その義務はない」とはねつけられたのだ。この本は、そうした被害者に対して無情な裁判制度の壁を、ひとつひとつ崩していった、本村さんと彼を支えた周囲の人たちの、その闘いの軌跡である。そして、何より、人が命を見つめ、死生観を構築していく過程を綴ったものである。
 妻と子を殺害された本村さんは、何度も死のうと思いつめた。そこから、立ち直り、彼を支えたのは何だったのか。どんな思いだったのか。彼が中学生時代に罹った難病の話、妻との出会い、家族とのことが綴られる中で、それが明らかになっていく。
 死と向き合うことで、自分の罪とむきあうことができる。殺人を犯し、「死刑」が宣告されることで、初めて人の命を考え、自らの罪に気づき、贖罪の意識がめばえる加害者の姿は、何を問いかけているのか。何が何でも死刑を免れさせようとする弁護団は、人の命への償いをどう考えるのか。この本は、加害者だけが手厚く遇される司法の場への痛烈な批判だ。
 絶望の中から、毅然と立ち上がり、妻と子どもへの思いと、命への強い祈りの気持ちで、歩み続けた本村さん。その姿からは、人が生きていくことの尊さが伝わる。彼が、司法の場での何かを変えたと信じたい。

 追記:2009年2月18日、江東区の女性殺害事件の被告に、無期懲役が下された。加害者の男は、マンションの二部屋隣の女性を猥褻目的で自室に連れ込み殺害、その後遺体を切断した。しかし、東京地裁は、この冷酷残虐な事件を「死刑を選択すべき事案とまではいえない」とし、無期懲役にした。またしても…、である。裁判所は、量刑において、個別の事情とは関わりのない相場主義が幅を利かせるところなのだ。遺影を掲げ傍聴していたという被害者の遺族の無念は、察して余りある。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

光市母子殺害事件を描く「なぜ君は絶望と闘えたのか」が問いかけるもの。

2010/07/14 13:07

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 こういうたぐいの本はあまり読まないのだが、このノンフィクション
は珍しく読んでみたいと思った。テレビで幾度となく見た本村さんの姿
とその言動に心を動かされていたからだ。もう一度、あの事件と裁判の
全貌を知るとともに彼の心の軌跡を追ってみたい、死刑判決が下るまで
の9年間、心の支えとなっていたものはいったい何だったのだろう?

 当たり前のことだが、彼もけっして強い人間ではなかった。事件の後、
会社を辞めようとしているし、なんども自ら死のうと思っている。すべ
てに絶望した男をまさに死の淵から救い出したのは周りの人々だった。
退職しようとした彼に「労働も納税もしない人間が社会に訴えても、そ
れはただの負け犬の遠吠えだ。君は、社会人たりなさい」と諭した上司
とのエピソードが特に印象に残った。彼の闘いはけっして孤独な闘いで
はなかったのだ。 

 犯罪被害者、という立場について書かれている部分も心に残った。犯
人側は保護されているのに被害者は最初から実名で報道される。刑事訴
訟法には被害者の権利は書かれておらず、法廷に遺影さえ持ち込めない。
本村さんは犯人とだけではなく、様々なおかしさを正すために国や司法
やマスコミとも闘わざるを得なかった。そういう理不尽なものへの怒り
が彼を強くしたとも言えるだろう。死刑制度について考える意味でも価
値ある一冊だ。

ブログ「声が聞こえたら、きっと探しに行くから」より

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2010/10/05 21:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/03/19 16:54

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/11/17 18:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/04/30 14:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/03/23 16:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/06/29 19:49

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/03/06 11:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/07/23 20:33

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/05/08 17:23

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/07/03 22:33

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/08/24 20:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/07/12 19:42

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/07/24 14:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

90 件中 1 件~ 15 件を表示