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紙の本
なんでも「マジ」な主人公のひかるがステキ! パワフルでコミカルで、温かいストーリーがとても楽しい。
2008/10/20 22:45
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うっちー - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが後藤竜二。児童書のつぼを押さえている。とにかく、主人公ひかるのキャラクターがとてもいい。今の子が共感できる人物像だ。彼女の一人称で話が進むのだが、会話といい、心の内の独白といい、イキが良くて、スピーディーで笑える。また、スカイエマの表紙の魅力的なこと!「ひかる」そのものをばっちり表している。こんなイラストがあると、本の魅力5割増しである。
ひかるは、なんでも「マジ」な、小学4年生の女の子。負けず嫌いで、運動神経バツグン。でも、怒るとすぐに手が出るし、エラソーだし、口は悪いし、ひとりでツッぱしるので、なんとなく、みんなから敬遠されちゃったりするのだ。
そんなひかるが、ドッジボール委員として、「大会に絶対勝つぞ」とがんばろうとするも、なかなかみんながついてこないので悩んじゃう姿を描いている。
みんなの態度に「なぜだ!」と怒るひかる。それを冷ややかだったり、困惑したりしながら、遠巻きに見つめるクラスの子たち。ついに、話し合いになるのだが、お互いのやりとりが、本音でおもしろい。クラスの「負けずぎらい」の担任もコミカル、でも、教師としては優秀で、とてもいい味を出している。
ひかるのような、「ちょっと乱暴な子」の心理が、よく描けていて、テンポのいいストーリー展開とともに、魅力的な1冊になった。本のサイズも小さめでおしゃれ。ハードカバーだが、ページ数も少ないため、子どもでも、すぐに最後まで読めて満足感が味わえる。中学年にぴったりの読み物だ。
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