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きみの友だち みんなのレビュー

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みんなのレビュー728件

みんなの評価4.5

評価内訳

728 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

いやもう、素晴らしいとしか言葉が無い。

2008/10/03 10:28

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

重松さんの作品は読むたびに、氏の最高傑作と思ってしまう。
でも本作に到っては「最高」とか「傑作」という言葉さえチープに感じる。
本当に色んな意味で、素晴らしい作品。
読み終わって涙がぽろりとこぼれた。でも何の涙か分からない。
嬉しいのでも悲しいのでも感動したというのでもない。
でもココロの奥からこぼれた涙。そんな気がした。

小説には、書評が書きやすい本と書きにくい本が確かにある。
では重松さんの作品はどうかというと、いつも作品を読みながら、
あふれるように言葉が浮かんでくる作品ばかり。
だから本作品も読みながら、思いつく言葉を書評として書き留めていた。
そしてそれは結構な長さになってしまったのだけれど。
作品を読み終わって、全て却下することにしました。
それなりに一生懸命書いたけど、この作品を評するのには、
あまりに言葉がチープ過ぎると思ったから。

読み始めは、子供たちが子供たちの、
それなりに理不尽で残酷なコミュニティの中でどうやって立ち居振る舞い、
乗り越え成長していくのか、を描いた作品だと思った。
それはそれで非常に興味深いが、
リアルに書くには非常に難しいテーマでもあるなと感じた。

ところがそれだけでは、全然無かった。
連作となっているそれぞれの作品の絡み合いも見事だし、
例えばヒロインの恵美ちゃんのそっけない態度とか、
ストーリーテラーになっている、子供たちを「きみ」と呼ぶ存在は誰か、
であるとか。作品中の?が最後に見事に説明される。
そして本を閉じた時、涙がポロリと毀れてしまう。
作品全体が、綺麗にすっと腑に落ちココロに染み込む。そんな作品である。

子供は思った以上に大変だ。そして、色々考え色々頑張っている。
選ばれる者と、選ばれない者。生きる者と、死ぬ者。
子供たちはそんな毎日を乗り越え日々成長し、
過酷だけど素晴らしい人生を、今日も歩いていく。

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紙の本

子どもたちだって一生懸命生きている。

2013/11/09 17:42

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:未央 - この投稿者のレビュー一覧を見る

学校というのはとても狭い世界で、みんな自分の居場所を作ることに必死。そのためには自分の本音や本当の性格を犠牲にして。この小説は、そのような学校という狭い世界の中で必死に悩み、もがいて一生懸命に生きている子どもたちの姿がとても鮮明に描かれている。
 それぞれの登場人物が抱えているものは、大人から見れば大したことないと思ってしまうような悩みでも、その子たちにとってはとても重大な悩みで・・・。この小説を読んでいると、小学生の頃の自分を思い出して、そうそう、子どもってそうなんだよね。と、内側にある感情が手に取るようにしてわかる。そして、この小説の何よりも好きになるところは、それぞれ登場人物である子どもたちが最後には悩みが消えたわけではないけど、自分なりに答えを見つけ、また歩き出す姿である。
 今、人間関係に悩んでいる人、自分の居場所を見つけることができず、なかなか上手く生きれない人に読んでみてほしい。

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紙の本

「同級生だから友だち――嘘だと思う、絶対に。」

2020/10/08 14:31

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本に出てくる恵美が本当に魅力的、堀田もとても好き。人間への愛が伝わってくる。一章ごとに感動の波が打ち寄せ、最終章ラスト数行で一気に涙腺が決壊。友達について優しくヒントをくれる泣けてあたたかい作品。
気になった言葉を拾ってみる。「きみは『ありがと』と言って、もっとちゃんとお礼をいったほうがよかったかな、あ、でも、逆に『サンキュッ』と軽かったほうがよかったのかな、その前に『ごめん』かな」「わたしは、一緒にいなくても寂しくない相手のこと、友だちって思うけど」「あのね、うつむいてから顔を上げるでしょ、その瞬間ってけっこう笑顔になってるの。なにも考えずにパッと上げたとき、ほんとに、笑顔が浮かんでるわけ」「『なんか俺らと似てるニオイするっていうか』と、ひどいいじめに遭って学校に行けなくなった中学生の男の子は言っていた。」「ボンタン飴は、きみは苦手だったが、お姉ちゃんの大好物だ。『うざったい友だちみたいな味だよね』とワケの分からない悪口みたいなことを言いながら、お姉ちゃんはいつもうれしそうに、懐かしそうに、子どもみたいにわざとねちゃねちゃと音をたてて食べる。」
中学の頃、自分は、この作品に登場する「みんなぼっち」だった。みんなの中は安心だけど不安がいっぱいだった。高校に入ってから、もこもこ雲な友達と出会えたような気がする。このことを大切にしたい、と、この本を読んで心から思った。中学2年生の息子にも、もうちょっとしたら紹介してみよう。

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紙の本

文庫版

2019/03/22 23:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る

本編は、新書の方で読んだのですが、文庫版のあとがきが読みたくて、こちらも、手に取ってみました。
本編の最終章のヒントを貰った結婚式の話に、なるほど、と、思いつつも、それまでの最終章のアイデアも知りたくなりました。

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電子書籍

感動

2015/10/29 21:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読んだとき、感動してすごくなきました。
学生時代から、ほんとうの友情ってどんなかな~?とかよく考えるタイプだったのでなんだかヒントをもらえた気がします。

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紙の本

重松清らしい作品です

2015/08/14 11:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:john - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物の細やかな心の動きや思いが丁寧に書かれていて、さすが、重松清の作品という感じです。今回は子供のために買いました。

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紙の本

゛みんな゛がきらい

2024/02/22 13:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もそ - この投稿者のレビュー一覧を見る

思春期だからこそ、
うわべだけの虚飾な世界がはっきり見える。
多くの人がその流れに疑問を持ちながらも身を任せる。
なぜなら゛ひとり゛が怖いから。

でも彼女は違う。
ひとりの怖さよりも、゛みんな゛の方が嫌いだから。

流れから出ると、ひとりぼっちなのがはっきりする。
けどだからこそ、
同じように一人で立っている者は愛おしい。

そこはごまかしようのない真実と、
それがゆえの哀しみがある。

それでもこの物語には希望がある。

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紙の本

きみの友だち

2024/02/20 14:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る

何故か今は私のブームとなっている重松さんの「きみの友だち」を読みました。素朴な日常を描いた場面、重病の友を描く場面、何かに抗おうとしている心情、相手を本当に思いやる優しさ等が心に響きました。作中に出てくる「みんな」という言葉に私自身も縛られていたことを思い知りました。恵美の冷たい言葉も読み終わってみれば、本当は思いやりのある言葉だと気が付きました。最初は困惑しましたが、作中にでてくる「きみ」の使い方が絶妙でした。
次の重松さんの作品を何にしようか考えているところです。くちぶえ番長もよかったので、子供を中心とした作品を読んでみようかと思います。

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紙の本

悩んでる人に読んで欲しい

2021/06/27 20:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は友達にも恵まれたしイジメにもあってないけど、それでもこの本を中学生の時に読みたかったなあ。

中学生の頃を思い出し、クラスで目まぐるしく変わる勢力図が、分かる分かる!と言うか気持ち一杯で読みました。
友達関係で悩み苦しんでる子に、一生、小学生中学生じゃないし、通過点だよ。って言ってあげたい。
この本を読んで救われる子がたくさんいると思う。

悲しい終わり方ではなかったけど、後半は泣きながら読みました。
重松清さんのお話は深くて心にしみます。

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紙の本

きみたちの気持ちを

2021/05/23 19:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私はわかりたいから、知っていることが多いと思う。たくさんの気持ちを知っている理由は、大人になったからじゃないと思う。だから、子どもも大人もこの本と、あの時のきみの友だちのことを思い出して、少し振り返って考える時間を持ったらいい。そしたら「みんなぼっち」がわかって、ちょっとした気づかいが出来るようになることが増えると思う。BUMP OF CHICKENの望遠のマーチという曲にも「皆集まって全員ひとりぼっち」って歌詞がある。藤くんもずっとそんな人に曲を届けていて、重松さんもきっとそうだ。

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紙の本

感動の涙

2019/06/14 22:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Regulus☆ - この投稿者のレビュー一覧を見る

国語の問題でこの本の文章が載っていたことがきっかけでこの本を購入しました。一回読むのに二回も泣いてしまいました。僕にもこんな素敵な友達がいたらな、と思いながら読みました。本当に素敵なお話でした。

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電子書籍

疎遠になった友人に連絡したくなった

2015/08/13 01:02

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:paguapgu - この投稿者のレビュー一覧を見る

初の重松清作品。ドラマのとんびを見て重松清に興味を持ち、レビューが良かったこの作品を購入。

男性作家、しかもオジサン(失礼!)と思われるのに女子学生の心情をとてもよく表していて驚きました。自分の中学生時代の女子グループのいざこざを思い出し、甘酸っぱい気持ちになったかと思うと、当時の友人たちの今がとても気になり、十何年ぶりに連絡してみようかなと思わせてくれました。

自分の子供が友人関係に悩む世代になった時には是非読ませてあげたい作品です。

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紙の本

人が愛おしくなる連作短編集

2024/02/26 16:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る

重松さんの作品は、裏切らない。驚くような展開はなく、物語がいつも静かで物足りなさを感じるときもあるが、それでも読者を引きつけるのは、読む側の私たち同様、特別ではない淡々とした日常の中に、希望や人間の温かさが見いだせるからだろう。
本書は、一人一人の成長を追う連作短編集。続けて読んだ方が面白いが、章ごとに読んでも成立している。

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紙の本

多視点から!!

2021/02/27 20:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:とり - この投稿者のレビュー一覧を見る

女子です!

私は、重松清さんや住野よるさん、益田ミリさんの本をよく読みます!!
上のお三方の本をよく読む方には良いのではないでしょうか。
この本は、1人の登場人物の視点だけでなく、複数の登場人物の視点から描かれています!
登場人物の個性豊かなところも見所だと思います!
子どもから大人まで、幅広い年齢層で読めると思います♪

※これは、あくまで私個人の感想なので、1人の人間の意見としてご覧頂けると幸いです。

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紙の本

「友達って」「みんなって」

2017/10/28 19:13

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投稿者:ポッター - この投稿者のレビュー一覧を見る

全編で10章に分かれていますが、様々な時系列の中、それぞれが繋がっています。
「友達って」「みんなって」なんだろうと作者は、主人公の恵美を通した言葉で表現しています。
人の痛みが、感じられる作品。

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