紙の本
何とか完結
2008/08/23 20:00
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
マルタのカード能力がストーリーとうまく絡まず、いまいち消化不良。
バーチのラブコメとデアスミスの陰謀劇が完全に別個で、これも絡まない。
伏線は皆無でズルズルと物語が展開し、締りが悪い。
パターン化されたキャラクターと独特の台詞回しでもっているが、盛り上がりがなくキレがない。
とりあえず何とか辿り着いた完結編でした
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完結してしまった………というのが残念であり、物寂しくもあり。けれど大満足。
マルタの成長が何だかものすごく感無量です。
一言で表すなら、格好良い、に尽きるか。いや、格好悪いんだが、そこが格好良いというか…
うん。凄く好き。バーチも素敵だ。何か、もう、感無量でした。
………ひょっとして私、デアスミスも好きになりそうかもしれん。なんたること!
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完結!
もうすっごいよかったです!!
マルタもバーチもリッツもジョセフィーヌも、他にも登場人物みんなが!!
意外とデアスミスとかクレイとかかわいかったなあ。デアスミスが自分よりマルタのことを気にするリッツを怒ったりとか。ゆがんでるけど兄弟愛みたいなのがかいま見えて。
トーリアスとクレイもまた話せてよかったね。なんだかんだいつつ、この人の作品はみんな最後は仲良し・・・とまでは言わなくても根深い恨みとかは残ったりしないから読後がすごくいいです。
きっとデアスミスはこれからアウレカの相棒になって薄く笑いながら生きていくんですよ、それで、たまにオスタスへこっそり帰ってきてリッツにちょっかいかけにきてマルタにさわがれバーチに殺されそうになったりするのをなんだかんだ笑いながら去っていくんでしょうね。楽しそうです。これからもマルタの助手はリッツだし、そばにはジョセフィーヌがいて、バーチはティマルカットとかもしかしたら他にも事業を広げるのかもしれませんね。周りには不釣り合いだーとか言われるかもしれませんが、バーチはにっこり笑ってそんな人にはきっと報復するのでしょう。ジャックさんにあきれられながら。マルタは自分が笑われるだけなら何にも言わなさそうですが、アリアンナさんが何か言われたら切れそう。きっとそのときはジャックさんも一緒。そしてそれにバーチは感動して・・・あはは収拾がつかなくなりそうですね。
短編集、出ないかなあ。
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すごくよかった!!
マルタはかっこいいし、マリアンナさんはめちゃくちゃかわいいし、ランはいいやつすぎるし。
早足展開ではあったけども、それがマルタかな、という感じでそれもまたよし。
ラストシーンがめちゃめちゃ素敵で綺麗でした。
その後、とかの短編希望。
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完結編です……感無量(しみじみ)。もう本当に事件よりもふたりの行く末が色々と気がかりで。病院の屋上でのシーンとか、思わず「マルタの大馬鹿野郎っ!」とグーで殴りたくなったけど……結果的にすごく素敵な大団円を見せてもらいました。ランも良い男だー! 全員まとめて「お幸せに!」と叫びたいです。(2008.08.25読了)
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まとめ読み。
野梨原さんの本は好きです。
ちょーシリーズも良かったし。
異世界トリップもの。
アテンダントがもう少しえぐくてひどいものであったほうが私好み。
兄さんも、もっと酷くて腹黒いほうが良い。
しかし、マルタサギーの7年間を思うと少し切ない話でした。
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■よく考えればこれって予定調和の話なんですよね。一人の無力で無気力な少年が成長して世界を救う。お約束です。それでも彼の行動一つ一つに自分は惹きつけられ、笑い、泣いて、喜びました。
■人間、最初に与えられる環境というのは選べません。それがラッキーだった子供も、アンラッキーだった子供もいます。でも運命ってのはそこまでで、それから先を選ぶのは自分です。案外長く生きて学ぶのは、その事自体じゃないかなと思います。主人公がそれに気づいたのは、血と汗と涙を存分に流した後でした。
■この話はその血と汗と涙と、そして笑いの記録です。気負わず、気軽に何かのついでにでも読んで下さい。そこはもうオスタスです。
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うわあああああやっと読めた!><
思ってた通りのgdgd展開だった(だがそこがいい)けど、「マルタ頑張れえええええ!」ってなった。相変らず文章が軽いけど、野梨原せんせの本は感動する…つか感情移入がしやすい。
あーまたシリーズ終わっちゃって寂しい…。
単品でぽつぽつ出てるやつを読むしかないのか…。
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大団円。
スレイリードラゴンの予言的中。
この著者の書く「一生懸命でカッコ悪い」は大好き。
ラン男前。
デアスミスとクレイも最後には何だか憎めなくなってていいなあ。
でも、アウレカとデアスミスとクレイ・・・・
血も涙もなさそうな怖いパーティだ。
(09.08.16)
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皆大好き卒業ED。
タイトルっぽい台詞を高らかに叫んで締めるラストって、いいじゃないですかいいじゃないですか。ハッピーこのうえないエンドでした。良い。
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めっちゃよかった…。最終巻につながるまで切ないこともあったんだけど全部ひっくるめて、よかったです!大団円。
カテゴリはミステリじゃなくてファンタジーでいいよね。
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あと読みきりを1冊読んでないけど、、・・・・なんだかなぁ^^;ご都合主義的って言うか、これって打ち切りか何かになったんでしょうか?カード戦争はどうなったのさ。周囲の人たちの物語だって、もうっちょっと補足があっていいんじゃないのかなぁ、、、
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“言うとマルタは、ベストの内ポケットからカードを一枚抜いて、立てた。
そのカードを見て、デアスミスは失笑した。
「ここで『名探偵』のカード?」
失笑はやがて大きくなり、デアスミスは身を反らして笑った。
「はは、ははは、ははははははは!!」
部屋に笑い声が響いた。
「なんのつもりだね。ここに、解かれるべき謎はないだろう?そのカードの使いようがあるのかな」
「あるさ」
マルタはデアスミスを見据えて言う。
「あんたは強くて僕は弱い」
マルタの真っ黒な瞳が、デアスミスの青灰色の瞳を射抜く。
マルタの顔は泥と血で汚れきっていたが、視線は澄んでいた。星のように。
「どうやったらひっくり返せるかって、それは謎だろ!」
大きく息を吸い、ぎりぎりまで腕を伸ばしてカードをデアスミスに向けて、マルタは唱えた。
「I'm Marta Saggy!!」”
マルタ格好良すぎるなぁちくちょう。惚れるしかないじゃないか。
堂々としたハッピーエンド。
彼らのこれからが気になるけれど、そこは想像力で補って。
きっと絶対、幸せな生活を送っているのだから。
オスタスに住まう彼らに幸せと息災を。
“「ありがとう、ごめん、バーチ!!」
「馬鹿者!ばかもの!ばかもの!!年上だなんだと、私の本当の年も知らないだろうが!本当は男かもしれないだろうが!」
マルタは、バーチの顔を見ながら、幸せに瞳を潤ませて言った。
「うん。でもバーチ、あんたならおばあちゃんでも、おじいちゃんでも、男でもなんでもいいんだ。だってあんたはたったひとり。この広い世界で、長い時間で、永久にたったひとりだけなんだ。あんたを愛してるんだ。あんただって、僕のどこが」
「やかましい!好きなものは好きなのだ!!」
「ずるいなー、なんだその理屈」
「ずるくない。お前が面倒くさいだけだ」
不適に笑ってバーチは言った。
「愛しているぞ、マルタ・サギー。お前がいない天国などいらん。だいたい死んだらどうなるのかわからんのだ。死んだら死んだとき考えよう。一緒に。……おまえは要らないことを考えすぎなんだ」
「うん」
そうだね。
森川の声が蘇る。
今を大事に生きなさい。
それがどういうことか、森川さん、やっぱり僕にもまだわかんないけど。
僕、間違ってないよね。
後悔はしない。
どんなことが起きても、立ち向かう。
絶対だ。”
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新書購入。
これは探偵小説ではない。推理でもない。たぶん。
異世界ファンタジー。
最終巻。
マルタの幼少期って、ひどいもんだなー。
まともに育ったほうだろうねー。
台風が接近して、大雨が降っている。ほかの子はみんな親が迎えに来てくれているのに、マルタだけは来ない。
仕方ないので、大風で傘壊れたから濡れながら、必死に帰る。
帰宅すると、両親はシャンパンなんかを飲みながらご満悦。(家にいるなら子供迎えに行けよ。。
一人で風呂に入って、廊下とか濡れたのを拭いて、おなかがすいたから、親に声をかけたら、「雨が上がっているから、両親は二人きりででかけたあと」だった。だから、カップ麺を一人ですすった・・・。
これ、マルタが「小学生」の頃ですよ? 中学生ならともかく。。
無気力に育ったのも無理ないし、オスタスでまともに人と触れあうようになった彼が、その後母親からの電話で吐きそうになるのは、無理ないなーと。
オスタスに来る前なら、人を殺したってよかった。
でも、マルタはオスタスに来たから。
あとは本当に、「幸せになりました。」って感じです。
デアスミス。もっと普通に冷酷で頭のいい人かと思ったのに。
終わりの方で見てみると「ただの変人」でしたねー。
クレイ・・・。あんたも、変。
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面白かったけど昔ほどは楽しめなかったかなー
マルタの変人さが普通すぎて。
なんていうんだろ、違和感。ネットにある話を読んでる感じ
本ってやっぱ読み時があって、とっといてもしょうがないんだよね。読みたい時にガーッと読まないと
はやく本棚の肥やしになってる本たちを読まなくては、とは思っているんだけどねぇ
借りてきた本やっぱ優先しちゃうよ