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紙の本
表紙の写真と書名に一目ぼれです。
2008/12/08 21:41
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紅葉雪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の写真につられて手にとってしまった本。
さまざまな写真家がとった生き物の写真に、かの工藤直子さんが文章(ポエム)をつけたフォトエッセイ。
それこそ書名の通り、「のほほん」としたいときに一押しだ。
好きな飲み物を用意して、好きな音楽でも聞きながらパラパラとページを繰れば、「ほっ」と身体の力が抜けること請け合い。
とにかく動物たちが可愛い。自分が気に入ったのは、表紙のキリンと本文中のキリンと、フクロウ、イルカ、モモンガなどなど。……絞り込むのに苦労してしまうほど可愛らしい動物たちばかりだが、お気に入りを見つけてみてはいかがだろうか。
さらに巻末には、すべての写真を撮影した写真家の名前も掲載されている。中には写真集を出している人もいるようだ。お気に入りの写真家がいたら、そちらまで手を伸ばしてみては。
そこにのせられている一言コメントも、「のほほん」気分を後押ししてくれる。
実は自分が苦手としている、とある生き物も中に入っていたのだが、抵抗なく写真を見ることができたのには驚いた。
むしろ「こうやってみると、綺麗だな……」と、じっくりと眺めてしまったほど。
これぞまさしく写真家の腕。
その可愛らしい動物たちの写真に、まさに「こう来たか」という文章をつける工藤さんは、さすが。
さらに。
あとがきの代わりのような、「あなたのそばの「のほほん」によろしく」。
この文章には完璧にノックアウトされてしまった。
興味を持った方は、本を手にとって読んでみてほしい。最後の最後で、さらに「のんびり・のほほん」とした気分にさせてくれる。
偶然出会った一冊だったが、師走に入ってから慌ただしく駆けずり回る毎日を送っていた緊張が一気にとけ、「のほほん」とした貴重な楽しい時間を過ごすことができた。
できればこの表紙のキリンのようにのんびり眠っていたいというのが、心の奥底からの本音の筈なのだが、……とりあえずまた明日から頑張ろうという気分になってしまったのだから。
「のほほん」は侮れない。
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