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紙の本
SLAの基本書としては,本書はスタンダードになりうる
2009/10/24 01:09
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る
第1章 母語を基礎に外国語は習得される
第2章 なぜ子どもはことばが習得できるのか―「臨界期仮説」を考える
第3章 どんな学習者が外国語学習に成功するか―個人差と動機づけの問題
第4章 外国語学習のメカニズム―言語はルールでは割り切れない
第5章 外国語を身につけるために―第二言語習得論の成果をどう生かすか
第6章 効果的な外国語学習法
著者は東京(1960年?)生まれ。上智大学(外国語学部英語学科)卒業,浦和市立高等学校(教諭),UCLA(M.A.(英語教授法),Ph.D(応用言語学)),大東文化大学外国語学部(英語学科助教授),コーネル大学(現代語学科,アジア研究学科,准教授)を経て,ピッツバーグ大学(言語学科教授)。1985年に「『理解可能なインプット』[Comprehensible Input]を重視した英語指導」を英語教育学会(会場:早稲田大学)で発表しているので,出生年は60年前後と推測できる(外れてるかもね)。『外国語学習に成功する人,しない人』(04年)が売れたので,本書はその第二弾らしい(185頁)。
SLAとかいう研究分野では素人なので,私の評価は胡散臭いが,類書のRod Ellisによる_Second Language Acquisition_と比べる限り,邦語で書かれている分だけわかりやすい(要するに私の英語力は大したことはない)。SLAの基本書としては,この二著はスタンダードになりうるだろう。なぜなら,本書には用語索引が付いているが,必要最小限の基本的な専門用語はすべて網羅されているからだ。さらに,Ellisにさらに読むべき本の一覧があるのと同じように,引用文献一覧もある。
ま,昭和生まれの私としては,研究史が欲しかった。それにしても新書で教科書を企画すると,売れるだろうなぁ。
(673字)
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