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沖縄の四天王 国場幸太郎 国場組 大城鎌吉 大城組 具志堅宗精 オリオンビール 宮城仁四郎 ダイエー中内 牛肉安売りはオーストラリアの子牛から沖縄へ輸入6ヶ月飼育して神戸へ運ぶ 関税化かからず安い 川平朝清 戦後沖縄発アナウンサー ミシガン州立大に留学 鹿児島出身の大物代議士山中貞則
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現代沖縄まで流れ続けているものは一体なんなのか?
癒しの島と言われるがその裏に流れるものは本土のものと
なんも変わりのないもので人は生きていくためにはなんでもやる。
そんなどん底から這い上がってきた人々の話。
今の世の中は不自由のない生活ができるが、人々に流れる
生きていく魂はこの頃の人たちの方が何倍いや何十倍にも
溢れているだろう。。。
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戦争とか在日米軍とか、あるいは青い海や空とか、そういうわりと括られた見方しかしていなかった沖縄の、もっと深いところを知れて面白かった。被害者的な見方しかしていなかった沖縄の、奄美差別はショックでもあったけど。人物索引があれば私にはもっと読みやすかったな。
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内容(「BOOK」データベースより)
月刊「PLAYBOY」誌上に長期連載。沖縄の戦後六十余年を作ってきた群雄たちを活写して、戦後日本を逆照射する衝撃の大型ルポルタージュ。沖縄列島を一個の肉体と見立て、その肉体が戦後に演じ、あるいは演じさせられた悲劇と喜劇、まばゆい光と濃厚な影があやなす南島奇譚ともいうべきドキュメントである。
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月刊プレイボーイのルポ記事まとめ本。
ブ厚いから読むの大変。
沖縄の裏面を垣間見るにはよい本であーる。
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戦後の、青い海、青い空、癒しの島からは想像もつかないような”沖縄”、私の知らない沖縄の一側面を知ることができ、面白かった。
佐野氏の言うように、小文字で語られた沖縄論を読むのはおもしろい。だが、途中から”小文字で語られる沖縄”と言うよりも。佐野氏の興味が大きく働く事柄に集中していると感じられて、読みづらくなるかな。
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かわいそうなだけじゃない、被害者としてだけじゃない。
戦後沖縄の裏も表もつづった傑作。
読み終わった後、強烈に東南アジアあたりを旅したくなる。
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分厚いらしいです。
佐野さん、最近センチメンタルな雰囲気が強くなっていたけど、
これはどんなんかな~。
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2008.9.20
佐野さんならではのルポルタージュ 沖縄の戦後の「裏」に佐野さんという「光」を当てた渾身の沖縄戦後史
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ジャーナリズムの本質を見た気がする。多数の人に直接取材して、それを線で結びつけてストーリーにする。すごいね。
伝聞は得てして誇張も混じっているだろうけれども、戦後沖縄のリアルを知るためには一度は読むべき本。沖縄のイメージとはかけはなれた、ヤクザや闇市場など裏の世界が生々しく描かれている。ぶっちゃけ、沖縄で生まれ育ったぐらいじゃまったく知らない世界だった。
「琉球処分」は教科書として読むべき本だと思ったが、こちらは沖縄を考える社会人としての必読書だろう。
琉球王国→琉球処分→沖縄戦→戦後史、と考えると、琉球王国についての史実を描いた良書に会えばそれなりに一貫して理解することになるだろうか。
もうひとつ考えたのは、自分が偉くなったとして、はたして佐野さんに興味を持ってもらえるような人物jになれるだろうかということ。もちろんなる必要はないし、生い立ちは今更変えられないのではあるが、人間的に魅力的というのは一体どういうことなのかは考えさせられた。
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知らない話だらけ。おばさんに「老人ホームで慰問しろ」と言うヤクザとかディテールが細かい。裏社会~芸能~基地問題まで幅広く取材されている。
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沖縄の戦後の裏事情。沖縄は現在、日本の領土となっていますが、もともとは中国と日本に両属した琉球王国という国でした。そのため日本とは、全く違う風俗、文化を持ち、日本からの差別や軋轢の歴史がありました。特に第二次大戦後は、アメリカとの関係も発生し複雑な裏事情を抱えていて、日本本土の国民が考える沖縄とは、かなりの温度差があるようです。著者は現代の沖縄が抱える様々な問題について当事者或いは関係者にインタビューすることで、問題点を掘り起こし、これまでのジャーナリストが語らなかった沖縄の裏事情を「小文字」言葉で表現しています。
表向きは美しい海と芸能が盛んな楽しい島というイメージですが、戦後復興には多くの人物が暗躍していたようです。例えば米軍との基地問題は大きなテーマであって、今でも日本本土や沖縄で賛否両論があります。沖縄県民にとって基地の存在は大きく、犯罪の温床となりつつも基地の借地料で生計を立てる人も多くて、沖縄経済のために基地は必要と考えている人も多いようです。基地といかに折り合いをつけるかが永遠のテーマとなっている感じを受けました。また中国との領有権争いで有名な先閣諸島が、実は埼玉の人の個人所有の島だったという話や、琉球王朝の没落の話も面白かった。
沖縄の暴力団の抗争史、沖縄ヤクザの生き方、地元企業の盛衰、芸能事情など、これまでの沖縄社会の歴史と現在の状況について考察しています。
沖縄には何度も行きましたが、沖縄戦についてはいろいろ知っていても、そこからの復興がどのように行われたのかは全く知りませんでした。想像以上に厳しい生活を強いられた沖縄の生活事情としたたかに生きる人達の姿がよく判る好著だと思います。
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琉球処分から沖縄戦の戦前、戦後、そして現代における、政治、経済、文化、芸能、そしてアングラの表層でなく、沖縄人でしかわかりえない深層部をえぐり取った様なルポルタージュ。
人は、誰もが自分自身のこと知ってほしいと思っている。たとえそれが暗部であろうとも、自身の存在を理解し、そこに光を指してくれる存在を求めている。
沖縄人の私としては、子どもの頃の出来事で、「何が起こっているのだろう?」と、漠然と不思議に思っていた様々な出来事の裏事情が明確になったという点、そして、自身のアイデンティティーに光を当ててくれたという点で、これまでのどの書籍よりも深く心を打った書籍。他の書籍は、自分を中心に書籍に対してベクトルが外方向に向かっているが、この書籍は、書籍から自分自身に対して、ベクトルが向いている。
沖縄人なら誰もが読むべき本だろう。そして、沖縄を語るべき、全ての人に読んでほしい。
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沖縄の戦後史をアンダーグラウンドな視点からまとめた著。ウチナーンチュも知らないような沖縄の内情を、著者独自の広い人脈を駆使して書き上げています。アウトローな人たちも含めて沖縄の戦後を担ってきた傑物の実像を描くことにより、ディープな沖縄の抱えている現実を浮かび上がらせています。ただ、あまりにも刺激的な裏事情が多く扱われており、これ一冊では沖縄の一部分しか見えない。その意味で著者言うところの「被害者意識」に隈取られた「大文字」言葉で書かれた著書についても曇りない眼で眺めてみた上ではじめて沖縄のありようがより多角的なものとして迫ってくるのではないかと思います。
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これはぜひ紹介したくて。
青い海、白い雲、三線つまびきながら踊る人々…
そんなイメージとは真裏にある、沖縄の歴史。
陰があるから、光も際立つのか。
ルポタージュではあるけれど、
いつもながらの詩的な自己陶酔型文章でぐいぐい引っ張る、
佐野眞一の筆力も絶好調です。