紙の本
「良く頑張った」の一言に、ぐいっと胸を掴まれてしまう
2009/02/04 21:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱ、このマンガ、いいっすねぇ。要救助者に言う島崎三歩の「良く頑張った」いう言葉が、疲れた心によく効きます。身に染みて響くものを感じます。
「私の半分」「オレの木」「私の仕事」「ひとりの山」「無益な一枚」「ご褒美」「司令塔」「空振りホームラン」「秋の休日」の九篇と、四頁の「おまけ」を収めた一冊。
▲椎名久美ことクミちゃんの、<これが・・・私の仕事>と自分に言い聞かせる表情が素敵。ラスト一頁、死者に対する敬意の気持ちを忘れない三歩の言動にもぐっときた・・・・・・「私の仕事」
▲<私はね、一人が大好きなんです>と言う登山者の女性の笑顔がいいなあ。山の頂に登った登山者の何とも言えない清々しい気分を絵にしたラスト三頁、これも魅力的な・・・・・・「ひとりの山」
▲テントの中の要救助者と、彼を助けた三歩との会話のシーンに味がある・・・・・・「無益な一枚」
▲<クミちゃん、けっこう似合うんだよ。山がさ。>と語る三歩の言葉に、「そっかー。クミちゃん、三歩にそこまで認められるまでになったんかー」と、なんか嬉しい気持ちにさせられた・・・・・・「秋の休日」
それぞれいい味わいがあった九つの話のなかでも、この四つの話がよかったです。
電子書籍
オレの木
2022/04/20 16:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:路傍の石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
オー・ヘンリーの最後の一葉を想起させるオレの木のエピソードが良い。帰って来られる保証のない戦争に召集された人物が険しい場所に立つ木を心の支えとして無事生きて戻り再会を果たす点がグッときた。
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「岳」の最新刊
だんだん、山を通して人間の話が増えてきました。
冬のビシビシ来る寒さの中、星が降ってくるようなとこ行きたくなりました。
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ダ・ヴィンチ2007年4月号
「今月のプラチナ本」
2008年12月5日(金)読了。
2008−115。
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“一歩”の生き方、うらやましい!!
ますます面白い!!
山岳救助に関わっている方は、ハマルのでは?
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とりあえず今8巻目。
9巻が出ているらしいので、買わなくちゃ。
おおらかな自然の中で生きるおおらかな主人公のキャラクターが良い。
昨年の「山と渓谷」の「山の本年間ベスト10」には並み居る名作が名を連ねたんだが、その中で唯一選ばれたコミック。
笑いあり涙アリでなかなか中味濃いっス。
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ここまで続くと救助する人たちの日常のシーンが出てくると、ほんわかした気分になります。でも、ゆっくりしていると遭難者が出てきて救助にかり出されるんだよね。
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読んだあと
"山がそこにある"
それがどんなことなのか
じんわり教えてくれる
岳はそんなマンガだと思う
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もう、8巻まで読んでしまった。何故か、此の物語には、感動してしまうね。自然と繋がっている感覚というのか、生死に関わる問題意識なのか、これは多分、一気に最新巻まで、読んじゃうだろうな。
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人は生きているだけですごいことなんだ!
と、このマンガを読んでつくづく思います。生きるって素晴らしい!!
第8巻も命の大切さを知る話がたくさんあります。
嫌なことがあっても、家庭がうまくいかなくても、山はそこにある。
その現実は人間に大きな影響を与え続けているのですね。
阿久津の恋は大変ながらもうまくいっている様子。
これからの二人も注目ですね。
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北アルプスで行方不明になった母を待ち続ける娘・水ノ口苗は、北部警察署を訪れては状況を尋ねていた。すでに2年が経過し、今は三歩がひとりで捜索している。必ず帰るという約束の証として、母がお守り代わりに持っていったという1本の箸。発見したとき、母だと分かるように、苗はその片割れの箸を託し…(Amazon紹介より)
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典型的な山バカ 広大なグラウンドに落とした米粒一つ 麓の沢渡村 赤紙 夕暮れの山って…どうしてこんなに怖いんだろう… 私はね、一人が大好きなんです。 こいつは無益で…豊かな男。オレはこの男の別荘で助けてもらったんだ。 マカルー 今にも破裂しそうに膨らんだビール 発煙筒 女鳥羽川 焼岳 9月の山 救助隊の常駐基地 槍ヶ岳 カラビナ 秋の珈琲 小諸市
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今回も涙、涙。
山は美しさとともに生と死に対して真摯になれる場所なのだよな。
だからこそ、どの人物(主人公以外でも)も美しい。
....個人的にはスズちゃんみたいな彼女が欲しい(笑)
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それほどセリフがないキャラクタなのに
ただ一人で
山に登っている人が気になりました。
一人であることが心配になるのに
心配しすぎても仕方ないのだけど
一人で
自分でできる範囲を忘れないで
一歩一歩山に登っていく
一人が大好きな人もいるんですよね