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“A Cat has nine lives”(猫には九つの命がある)という英語のことわざがあります。
魔女にもらわれていった白いネコのアリストテレスは、こわいものしらずの知りたがりネコ、それがときに禍してその9つの命を一つ一つすり減らす羽目に陥り、べラ・ドンナおばあさんは気をつけているのでしたが…。
映画「ベイブ」の原作などを書いているディック・キング=スミスによる微笑ましいお話に、ボブ・グラハムのユーモラスで可愛い挿絵が、ピッタリ合ったチャーミングな絵本。
やんちゃだけど純なアリストテレスも可愛いが、魔女のベラ・ドンナおばあさんのキャラクターがまた味わいあってなかなかいいのです。私は、こういう雰囲気好きだなぁ…。
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アリストテレスの名付け親&飼い主は、魔女のベラ・ドンナ。
名前のバックも考えると、おもしろい。
でも、いちばんおもしろいのは、ネコ目線。
テーブルの上に重そうなつぼを発見したシーン。
好奇心旺盛な子ネコ目線でたたみかけられる文章。
たまんなくイイ!
作者=ディック・キング・スミスは、86歳。ふむむむむ。
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命が何個あっても足りないよ。
でもそれが猫というもの。
だからこそ、猫の命は九つある。
おまけの命は使い果たしちゃったけど、魔女ネコとしての修業は、きっちりできたみたいですね。
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哲学者アリストテレスと同じ名のネコ。好奇心の塊というところは、子供と同じです。ネコに添った描写が秀逸なので、読んでいるうちに、自分までだんだんネコになってくる気がしてきます。ネコの飼い主は魔女で、鍋で病気の子供たちの薬を作り、箒にまたがって薬を飲ませに行ったりします。楽しい、心の和むお話です。とにかく、ネコのアリストテレスがかわゆい!
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魔女のおばあさんベラ・ドンナにもらわれた、こわいものしらずの白い子猫のアリストテレス。
はじめてベラ・ドンナ家についたときも、わらぶき屋根をすいすいのぼって、煙突から中をのぞきこんで落ちちゃった。ほかにもミルクつぼをひっくりかえして、おぼれそうになったり、高い木の枝から川におちたり、
ネコには9つの命があるそうだけれど、ついにあとひとつになってしまい・・・
ほんわかした物語です。アリストテレスは、わかんないから、いろんなことしてしまうけれど、怖い目にあったら、そっちには近づかない。賢いね。
さいご、犬のガブリが、ちょっと悲しい。
挿絵が全部のページに載ってて、とても可愛らしい
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魔女の家に真っ白な9つの命を持つ仔猫がもらわれてきました。
でも、好奇心が強いやんちゃな仔猫はツギツギニ命を使ってしまいます。
優しく賢い魔女に大切にされているのですが。
さあ、仔猫は立派な魔女猫になれるかな?
〇元気いっぱいの子どもなら、やってしまいそうなことばかりなので、大人読者はドキドキする。
犬のガブリと魔女の交流も、心打たれる。