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身ごもった殺人者との共同生活。囚われの身は彼女、それとも私?
私は、なぜ匿うのだろう。殺人者と自分とはどこが違うのだろう。心を共振させながら、新たな生命を育んでいく。
30代女性の“心の変容”を描いた書下ろし長編小説
確実に、彼女の中で胎児は育っているのだ。おかしな話だが、美樹の目には、犯した罪の大きさと妊娠によって、雪乃が何か特別な力が宿った人間のように映るのだ。
スパイラル・ポイント30代後半の女性の心と体に劇的な変化が訪れる時期。
罪を犯した女、匿う女、暴こうとする女3人は何を産み落とすのか?
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登場人物の世代の気持ちがわかるからか、何気ない会話に共感も多いし、行動も理解できる。おもしろかった。
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こんな結末が待っているとは。
女は怖い。
女は強い。
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「人を殺して来たの」と、美樹の部屋に訪ねてきた同級生雪乃は妊娠していることを理由に、ずるずる居続ける。殺人者を匿っている秘密を、美樹は別れたばかりの不倫相手の妻暁子に知られてしまう。身体も環境も大きく変わるアラウンド・フォーティーの女性たち。その心理が思わぬ事態を引き起こす傑作サスペンス。
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最初は、なんで匿うの?早く追い出せばいいのに!なんて思ってしまったのですが、進むにつれて秘密の共有者も増えていって、結末が早く読みたくなる面白さになっていきました。