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押入れのちよ(新潮文庫)

押入れのちよ みんなのレビュー

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みんなのレビュー218件

みんなの評価3.7

評価内訳

218 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

猛暑に背筋を凍らせる短編

2009/07/17 10:34

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:空蝉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

都市伝説と俗に言うようなホラーや、『コックリさん』や『学校の怪談』並みのエンタメ系ホラーもあれば、思わずゾッとする、ひやりとする恐さのあるものまで幅広い。
中でも一番ゾクリとくるのは一話目『お母様のロシアスープ』。中盤にはもう、多分この「二人の姉妹」はこうなんだろうな・・・とオチに気がつく人も多いかと思うが、それでも最後の最後、シメの一行で背筋がヒヤッとするほどの怖さがあり、この猛暑が続く中、久しぶりに冷や汗が流れた。

最後の一行といえば、この本の収録作品はすべて最後の一行に掛かってくる。ホラーとミステリーは良く同じカテゴリーに入れられがちだが、この本もご多分に漏れず。
全部が全部ではないがホラー作品には「実はコウだった」というように、怪奇現象なり幽霊なりの原因やシカケが種明かしされる。だからミステリとホラーは重複することが多いのだろう。

どの作品も続きが気になり一気に読み薦めてしまう吸引力と面白さはあるが、私の気に入りは『押入れのちよ』と『コール』だ。どちらも恐い分類ではなくむしろ微笑ましい、ホロリと来る系統だが、たまにはこんなストーリーを心地よく読むのもいいなと素直に思う。

他、多くが日常の闇、所謂現代人の心の闇なんていわれるなんとも説明のつかない暗がり、落とし穴的な何か・・・そんなものが根底にある。そして現実世界に隣接したストーリーが多く、つまるところ人間ほど恐いものはないというお決まりのテーマな気もする。
ただ長ったらしい暑い日をダラダラ過ごすより先に、本書の中のほんの一遍を読むことで一日が引き締まってくるのだからこれはやはり使い古したテーマとはいえまい。日常と誰の心にも潜む暗がりや説明不可の何か、そんなものは誰もが解き明かすことが出来ない永遠のミステリであり、名付けることのできないそれらはホラーの源泉なのだから。

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紙の本

ちよ、一択

2016/10/21 00:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

ちよに呼ばれて購入。ちよ、健気で食欲旺盛で無邪気。とてもかわいい。こんな幽霊なら大歓迎。でも実際は南の国(おそらくサンダカン)に売り飛ばされ、マラリアにかかり見捨てられて没した幸薄い少女。ちよ自身はあまり気にしていないみたいだけど同居人の恵太が代わりに憤るシーンがとてもよかった。いいこと思い出せ、怒れ、怒れとせっつかれ、ちよがこまぎれに発する言葉が切なくて涙を誘う。恵太と一緒にお墓に行けたかな、ちよ。他、面白かったのは「木下闇」姉の執念が妹の無念を晴らすいい話。「しんちゃんの自転車」はほっこり笑顔を誘う。

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紙の本

おもしろい!!

2016/05/07 00:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kyou - この投稿者のレビュー一覧を見る

押入れのちよは、好奇心旺盛なちよが部屋においてある色々なものをあさりまくって、初めて見るものに対して自分なりに解釈をしていく。その様が目に浮かぶようで本当にかわいらしく、面白い。
短編集になっていて、それぞれの話に個性が出ていて、残酷だけど少し笑えてしまう。気持ち悪さも入っている魅力的な作品だと思います!!
とてもおススメな作品です!!

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紙の本

怖いけど、短編集だから

2018/10/13 14:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

1.お母さまのロシアのスープ
2.コール
3.押入れのちよ
4.老猫
5.殺意のレシピ
6.介護の鬼
7.予期せぬ訪問者
8.木下闇
9.しんちゃんの自転車
どれも面白いけど、短編なので消化不良気味。仕方ないけどね。「金魚姫」のアイディア集みたいな感じかなぁ。いずれも長編に化けそうで惜しい様な気がするのは私だけ?

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紙の本

ちよちゃんはお化けだけど怖くない

2016/11/18 15:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うさぎとかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホラー短編集。
中でも『押入れのちよ』の話がよかった。
幽霊やお化けって怖いイメージだけど、ちよちゃんはそれを覆す。
カルパスが好きなちよちゃんはとてもかわいかった。
ちよちゃんたちの今後が気になってしまう。

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紙の本

収録作品どうしの相性は大切

2009/11/02 22:13

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marekuro - この投稿者のレビュー一覧を見る

短篇集です。

様々なバリエーションの作品が収録されています。

収録されている作品は以下
1)お母様のロシアのスープ
2)コール
3)押入れのちよ
4)老猫
5)殺意のレシピ
6)介護の鬼
7)予期せぬ訪問者
8)木下闇
9)しんちゃんの自転車

個人的には数本気に入った作品がありました。

ですが、表題作である「押入れのちよ」を中心として書評したいと
思います。

ストーリーは
うだつの上がらない28歳の男が
勤めていた百貨店を上司とのトラブルから退職
収入が減ったので住居のグレードをダウンさせる
ために引っ越した激安アパートの押入れの中に
幽霊がいた。その幽霊との交流。

こう書いてしまうと大変味気ないですね。

押入れにいた幽霊は明治39年生まれだそうです。
生きていたら103歳。そして何故か人相学の知識があるそうです。

一方、28歳の男は先のも書いたように上司とトラブルで大手百貨店
を退職、そして現在求職中。百貨店時代の彼女にはフラれる。

この二人(?)の交流が描かれます。

個人的には短いながらも好きな作品の部類ですが
可能だったら「押入れのちよ」を一冊の小説として読んで
見たいなと思った次第です。

余談ですが、仕事で明治39年生まれの方の介護・看護を
しています。現在進行系で、です。

何故か、その方と重なり、ちよに対して若干の親近感をもったのが
長編で読みたいと思った原因でしょうか。

作中でちよは、ファイナルアンサーを「はいなるあんさー」
と言いますが、いくら103歳の高齢者でも「ふぁ」は言えますよ。
まぁ。違和感があったのはこの点位でした。

この短編集全体の感想は、良作も入っていながら
収録作品どうしの相性が悪く
せっかくの読後感を打ち消してしまう順序だったり
一冊に統一性がないなどの点が挙げられます。

繰り返しますが、ちよの長編に期待したいと思います。

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紙の本

もの悲しさ切なさユーモアとブラックユーモアが入り乱れる怪談小説9編

2009/12/24 19:00

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

解説によると本書に収録されている『押入れのちよ』は、「ジェントル・ゴースト・ストーリー」という怪奇小説の一分野だそうだ。
「ジェントル・ゴースト」とは、呪ったり驚かしたりする悪霊の類でなく、愛着や未練のあまり現れた部類の幽霊。
収録されている9編の作品は、もの悲しさが漂う作品、ユーモアある作品、昔の怪談風作品など、あまり怖くない様々なジャンルの怪奇小説となっている。

『お母様のロシアのスープ』
私たち姉妹に人に見られてもいけないし、見てもいけないというお母様。
ロビエトの兵に私たちの姿を見られてしまった夜、お母様はお肉のたっぷり入った私たちの大好きなロシアのスープを作ってくれた。
汚れを知らない姉妹の視点で進められる展開が、結末を切ないものにさせる。

『コール』
僕は超常現象研究会「ミステリーサークルズ」で一緒だった美雪と墓参りに来ていた。
あいつは「先に死んだら必ずサインを送るから。死後の世界から証明してみせる」って言ったんだ。
ミスリードを誘う爽やかで切ない失恋友情青春物語。

『押入れのちよ』
失業中の恵太は格安物件を契約した。駅から徒歩9分、日当たりも良く、風呂付き1DK。
おまけで付いてきた「ちよ」は就職先のパンフレットに載っている社長の写真を見ていった「この男はだめだな……」
ちよと恵太の掛け合いが面白いユーモア怪談小説。この作品の長編を読んでみたい。

『老猫』
道夫は叔父の秀雄が亡くなり家を受け継いだ。一匹の老猫と一緒に。
道夫は家の中に漂う猫の異臭に抗議するが、妻と娘はまったく気にも止めていなかった。
実は道夫も……という物語に背筋がゾッ。

『殺意のレシピ』
文彦と久美子は、何年も会話がなく口を開けば口論になる夫婦だった。
しかしその夜は違っていた。妻の為に用意した魚、夫の為に準備した山菜料理が二人を幸せにする。
似た者夫婦が繰り広げるブラックユーモアが、いけないと思いつつ笑いに誘う。

『介護の鬼』
寝たきりになった義父の介護をしている苑子。苑子は介護を楽しんでいた。
そして苑子のある言葉によって義父は復活を遂げたのだ。
ブラックユーモアとサスペンスがブレンドされた展開に息を飲む。

『予期せぬ訪問者』
平岩隆三は不倫相手を殺してしまった。こうなったら死体をバラバラにして捨てるしかない。
そのとき、清掃用具メーカー創業30周年記念サービスとして、部屋の清掃に社員がやってきた。
星新一を思わせる結末に主人公同様冷や汗が落ちる。

『木下闇(このしたやみ)』
幼い頃妹の弥生が行方不明になった。あれから15年、再び訪れた母の実家。
私は裏庭の大きなくすの木の樹頂近くで何かが動くのを見た。
神隠し話と怪談話を合わせたもの悲しい物語。

『しんちゃんの自転車』
しんちゃんの自転車がやってきた。錆びたペダルの音とブレーキの音とともに。
しんちゃんはいつもの合図で私の部屋の窓を叩いた。午後11時すぎ、私は部屋を抜け出した。
体が臭くてもしんちゃんは友達。明るいしんちゃんが逆に涙を誘う。

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紙の本

あああ、もったいない!

2009/02/28 21:52

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 表題作「押入れのちよ」が良かった。登場人物たちのキャラクターがそれぞれに立っているし、過去、現在、未来へ続くものがある。それだけに1冊を読み終えた時、この子を核にした連作短編集だったら良かったのにと、ため息をついてしまった。
 と言うか、裏表紙の紹介文も帯も、各書評に添えられた粗筋も、「ちよ」の連作短編集だとしか思えない書き方をされているのは、広告に偽りありではないだろうか。
 実は、9編まったくバラバラの短編集なのである。


 今回、短編集の難しさを、しみじみ感じた。作風が違う作品を寄せ集める悲劇。
 本書に収められた9編を、独断と偏見で4つのグループにわけてみると、こんな感じになる。


・綺麗過ぎる感もあるが、優しい絆の物語
     「コール」「しんちゃんの自転車」

・人が生きることの哀しみや痛みと、それでも懸命に生きていく姿
     「お母さまのロシアのスープ」「押入れのちよ」「木下闇」

・人間の醜悪さを描いたグロテスクなホラー
     「老猫」「介護の鬼」

・ブラックコメディ
     「殺意のレシピ」「予期せぬ訪問者」


 色々な味が楽しめる幕の内弁当の域を出て、もはや闇鍋状態。せっかくの素材が互いの味を打ち消しあっている、なんとも勿体無い出来上がりだった。作品の優劣と言うよりも、好みの問題として、9篇のうち半分は受けつけない読み手が多いのではないか。
 作品のカラーで、せめて2冊にわけて欲しかった。書き手が、技巧に酔っているような作品が多く、そこも少し残念だった。読み手をハッと驚かせる仕掛けは、必ずしも心を動かすものではない。
 ああ、もったいない、もったいない。


 そんな中で、私が一番好きな作品は「木下闇」だった。
 幼い妹が神隠しにあった事件の現場を15年ぶりに訪れた主人公が、出会った真実の重さ。それだけに、ラストのひまわりの花が力強く、印象的だった。
 「ちよ」と「木下闇」の2編で、私は満足したが、グループで売り出すアイドルではないのだから、9編のうちどれかは心の琴線にヒットするだろう的な短編集は、どうかと思う。

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2009/01/14 17:57

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2010/08/26 17:37

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2011/05/27 00:21

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2009/05/11 00:20

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2014/02/08 00:59

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2009/01/09 10:29

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2017/08/23 15:33

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