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所得格差の拡大と結婚、恋愛、はたまた少子化問題との関係と問題を書いた本。
貧乏人は恋愛も結婚もできないと言うよりも、恋愛する暇が無い、財力が無いって事の方が問題というのが、実感である。
言えることはこのままじゃ現代社会が抱えている問題に歯止めなんかかからないのは目に見えている。
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http://lifelikeboxofchocolates.blogspot.com/2009/07/review_11.html
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うーん・・・
格差に興味があって、いろいろ読んでいるけど。
これはタイトルで興味をとろうとはしてるけど、
婚活時代とかを読んでたら、
これは容易に想像できる話だから、
あまり驚きとかはないな・・・
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貧乏金なし。
金持ち暇なし。
女性が男性を選ぶ最低ラインの400万にとどかない男性は恋愛する資格が与えられない。
最後の章は移民についてメリットしか書いていないのが気になります。
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[ 内容 ]
恋愛も結婚も簡単には手に入らない時代。
統計数値が語る日本人の性行動、少子化の根本的な背景。
未婚女性の3人に1人は生涯未婚、独身男性の25%が「中年童貞」、30代夫婦の35%がセックスレス、ワーキングプアの85%が風俗未体験…。
気鋭のアナリストが読み解く「所得格差」と「人口減少社会」のリアルな関係とは?
[ 目次 ]
第1章 「出会い」「恋愛」「結婚」と所得格差(独身女性が結婚相手に求める「最低年収400万円」の意味 結婚適齢期の女性が230万人もあぶれる計算に ほか)
第2章 高収入ホワイトカラーの性愛事情(高収入ほどセックスの回数が減る 「働きすぎ」の弊害は30代正社員で最も深刻 ほか)
第3章 「できちゃった婚」と貧困スパイラル(一昔前では考えられなかった中学生の妊娠・出産 コンドームの出荷量はなぜ半減したか? ほか)
第4章 「中年童貞」「負け犬」のエコノミクス(結婚情報サービス業が盛況になった理由 「現代版お見合いシステム」の利用者数は推計60万人 ほか)
第5章 人口減少社会とセックス格差(平均セックス回数をフランス並みにするには? シンガポール「官製お見合い」の顛末 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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セックスという視点から現代の問題点を指摘。日本社会だからこそ、
セックス格差が生じる、そんな気がした。やはり、男性はある程度の収入かないとダメなんかな。
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受け継がれるワーキングプア、DVと母子家庭、赤ちゃんポスト、できちゃった婚の増加、パラサイトシングル等々の話題について統計データを元に分析。分析する対象が面白い。
「日本の場合、所得格差の拡大が男女の出会い→恋愛→結婚→妊娠→出産の流れを分断してしまい、最終的に少子化に繋がっている。そのため、フランスやシンガポールがやっているような断片的な少子化対策では効果はあまり望めない。したがって所得格差の是正以外に抜本的解決策は無い。」
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格差について知りたくて読書。
『ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る』の補足版のような印象。個人的には統計が多いので読みやすい。
にわかには信じがたい統計も登場する。「中年童貞」対象は30~34歳と年齢だけなら該当してしまう(って中年ですか・・・・にショック)が、24.3%(2005年)。年収200万円以下だ性風俗未経験者が85.5%(2008年9月)。金銭的な問題が理由の1位。
また、年収が高すぎてもセックスの回数が減ったり、ED、セックスレスの割合が高くなる。一方でもっとも充実しているのは年収500~700万円未満の人たち。この統計は興味深いかも。
あと知りたいには、「できちゃった婚」の人たちの離婚率が非できちゃった婚の人たちと比べてどの程度違うのか。調べる限りは統計は発表されていないと思われるのでぜひ知りたい。
歴史学的には人口増加は国家がマクロ的に発展、豊かになると考える人々が増えると出生率が上がるとされている。明治の日本、戦後の日本、中国や発展途上国で分かる傾向。
日本は成熟社会へ移行したので人口は減るのは当然との考えもある。しかし、成熟社会でもフランスのように出世率が増加へ転じる国もある。果たして本当に格差社会が少子化の要因となっているのか。そのあたりの関連も知りたい。
読書時間:約35分
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タイトルにかなりインパクトありだが、まじめな社会学の新書。
著者はほんまでっかTVでブレイクしている門倉。
セックスというよりも結婚・恋愛における格差の分析。
「婚活」が流行っている昨今。
結婚に年収300万の壁があることを厚労省が発表。
お見合いが減り「恋愛市場」に「自由経済」が訪れる。
「中年童貞」「負け犬」「年の差婚」
労働環境に見るホワイトカラーのセックスレス
「できちゃった婚」の貧困スパイラル
「パラサイトシングル」増加による住宅需要の変化
人口減少社会とセックス格差
男女に関する社会学を総なめしている感じ。
恋愛・労働・経済は密接に絡み合っていることが分かる一冊。
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決め細かいデータ資料と、それに基づく見解は分かりやすく、正論すぎて怖いくらいです。
著者の視点がユニークで興味深いです。セックス(と、それに付随した産業)と社会経済をミックスさせた展開というのは、あまり聞いたことがありません。
経済格差とセックス格差には相関関係があり、両格差是正のためには、先ず経済格差の是正が必要である。特にワーキングプア(所得が極めて少ない貧困層)の解決が喫緊の課題。著者の主張をまとめるとこんな具合でしょうか。
そもそもセックスの回数が少なく、それは経済格差の影響だとする見解にはある程度、ある程度は納得できます。
男女の出会いの機会が少なくなっている、という著者の見解には疑問です。女性の雇用機会が増えた事、またフリーターの増加により、出会いのチャンスは寧ろ増えている気がします。問題は、フリーターに代表される低所得者同士の交流でしょう。高所得者と低所得者の構造的交流の促進、あるいはワーキングプアの根絶が課題でしょう。
そもそも、金銭的心配(特に老後の)が無ければ、別段貯蓄する必要は無く、セックス格差拡大は回避できるかと思います。まぁ、価値観は人それぞれですから、そこは強制できませんが(笑)
端々に矛盾を感じる箇所があるのは否定できません。例えば、低所得者は性に関連するものから排除されると言いながら、低所得者同士のでき婚を危惧する点など。
単純にセックスの回数が増えれば良いという問題でもありません。1回のセックスで子供ができるかも知れないし、要は『望まれて生まれてくる』事ではないでしょうか?愛情確認としての、カップルのコミュニケーションとしてのセックスと、子供をつくるためのセックスを同じ土俵に立たせるのは少し乱暴な気がします。また、国際的に日本はセックスの回数が少ないと言いますが、これは適正値が無いため、例えば国民性として解釈する事も出来ますし、まだまだ議論の余地がありそうです。
ちょっと議論が大雑把なところがあって、やや拙速感は否めませんが、本書一冊190ページに押し込められた総花的展開には驚きです。
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この作者、いつも真面目なのかムッツリスケベを狙っているのか、分からないようなギリギリの線で本を書くなぁ。面白いけど。
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タイトルほど刺激的な本ではないです。
いわゆる「格差」についての話。
目新しい話はないかなー。
年収の分布ってのは難しい問題だと思うけど、
お金があるけど時間はない。
お金がないからやりたいことができない。
は違うことを言っているようで、似ているんだなあ、と。
そして、自分がいかに恵まれていて、それを生かしてないか(笑)、よくわかった。
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女性は低所得の男性を、恋愛・結婚対象と見ない。
高所得の男性は仕事が忙しくて、セックスレスになりがち。
これが、婚姻率・出生率の低下の原因というのは納得。
ただ、もう一つ、「大人になったら結婚するもんだ」という世間の意識の低下が婚姻率、ひいては出生率の低下を招いていると思う。「結婚したいっっ」と思う相手がいれば、結婚してる。お互いに「結婚したいっっ」とまでは思わないけど、「大人なら結婚するもの」ってのがあれば、結婚すると思う。・・・自由ってのも難しいもんです。
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(推薦者コメント)
所得の格差は恋愛や結婚、そしてセックスにどのような影響を及ぼすのか。少子化社会の問題も絡め、様々なデータを用い説明を試みる本。
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タイトルで気を引く割には、内容はいたってまじめ。
逆にまじめすぎてデータの羅列が多く、読み物としての面白さはそれほどではない。
少子化問題は突き詰めれば経済力の問題というのは納得で、しょうもない小手先の対策ばかり打ち出す政府に聞かせてやりたい。