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娘を失った失意の王に代わり、宰相カルバスが権力をほしいままにするウエストマーク。
印刷工のテオは警察に追われ逃亡することになり、、
なんだか分からないけれど、読みすすめにくい。
久しぶりの児童ファンタジーだからか?
王様に統治能力がなく、恐怖政治という点を除けば宰相の方が優れている。
王妃が宰相から王を守っている、設定なのになぜか統治しようとしない。
君主制から民主制へ移行していく話らしいが、設定が補強されるのかどうか。
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全3巻。
全体的に、他人事みたいな感が拭えない。
どのキャラクターもいい味を出しているし、理解しやすいのに、文章が平坦な為かいまいち感情移入が出来なかった。
世界観も、国も、トラウマも、完璧にそろっているんだけれどな。
おしい、としか言いようがない。
総評:設定は良かったけど文章いまいち。結果いまいち。
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読了:2009/10/09 図書館
「プリデイン物語」シリーズで有名なロイド・アリグザンダーによる、近代ヨーロッパ風?異世界物。ひねりがほとんどない筋運びですが、登場人物がみんな味があるので、読んでいて飽きませんでした。(ミックルと伯爵+マスケットがお気に入り)
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『ウェストマーク戦記』は1986年度全米図書賞他、アメリカ図書館協会年間最優秀図書賞などに輝いた、18世紀頃のヨーロッパの架空の国「ウェストマーク」を舞台にした3部作。
独裁者や王侯貴族や外国の支配を受けない、民衆が主人公の国に生まれ変わるまでの激動を描いたお話で、第2次世界大戦で若きアメリカ兵として戦った作者の経験が生かされているそうですが、悩む主人公とそれを支える元気で活動的なヒロインが魅力的☆
正義と悪。人間の心の弱さとそれを乗り越えて行く強さが、時にユーモラスに、時に残酷に描かれています。
同じ作者の『プリデイン物語』が大好きで、この本も手に取りましたが、やっぱりロイド・アリグザンダーの魅力はその登場人物たちの生き生きとした描写と性格付けです♪
架空の国、ウェストマークを舞台に、馬車が駆け回り、マスケット銃が火を吹く!
見習い印刷工の少年に襲いかかる悪夢!
ボロをまとった浮浪者の少女との出会いが彼の運命を変えて行きます。
先がどうなるのか、ドキドキしながら読みました。
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架空の国ウェストマークが舞台のファンタジー。雰囲気は革命前のフランスのように感じました。狭い町の印刷工だった青年が、独裁者である宰相の名の下に町を追われ、それまで知ることのなかった世界、考え方にに驚き、戸惑い、悩みます。魔法も、不思議な生き物も出てこないし、地味ではありますが土台のしっかりとした物語だと思いました。
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久しぶりの児童書で、久しぶりのファンタジーです。
展開速くて読みやすいし、キャラの個性が強くて魅力的?
この訳者さんに慣れてないからか、時々混乱するけど、まぁ許容範囲でしょう。
3部作だけど、一応1冊ずつ決着は着くみたい。
これからどんな展開になるのか楽しみ?
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刷屋の見習工のテオは、ある日マスケットという男からパンフレットを明日の朝までにつくってほしい、と仕事をうけた。親方アントンとともに作っていたら、警察軍の兵士がやってきて不法だと、追われることになった。
逃亡するため、ラス・ボンバス伯爵と名乗るイカサマ師とともに旅を続け、途中で浮浪児の少女ミックルと出会い、彼女と「口寄せ姫」という腹話術めいた技を使い商売をする。しかしラス・ボンバスの考え方についていけないテオは彼らと別れて旅することに。
そして宰相の独裁権力に反対し、君主制を倒そうとするフロリアンと出会い・・。
一方で宰相カルパスの国王になりかわろうという野望が語られている。
どの登場人物も生き生きと描かれており面白い。金儲けのことしか考えていないような、しかしすぐにだまされているラス・ボンバス伯爵がユニークで憎めない。
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職場の先輩が気になる本として挙げていた作品の一巻。
今しがた読了。
全三巻の序章という赴きが強いだろうか。
一先ずの問題事は解決したが、主人公たちの未来にはまだまだ困難が待ち受けていそうだ。
海外の児童文学の多くがそうであるように、児童向けではあるが政治的な側面や生きるとこの厳しさ、正義の有りがたさなどがしっかりと描かれている。
彼の最後の助けが、今後にどう影響するのか。
彼の決意が、いつか彼の、彼らの首を絞めるのかもしれない。
なにかを行えば常に、その行動で起こりうる未来にも責任を持たなければならないのだろう。
意見が違うからといって、敵であるとは限らない。
しかし、お互いに譲れないものがあるのなら、いつか相対しなければならないときがくるのだろうか。
ひとつの町での生活しかしらなかった少年が、旅の末になにを見つけるのか。
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思ったよりしっかりした内容のファンタジーだった。
それでいて、悪役が完全に悪役で分かりやすい。
シリーズものだけど、1冊でも完結している。
その内、続きも読んでみようとは思った。