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14 件中 1 件~ 14 件を表示

紙の本

豊かな育児のために

2009/02/27 14:03

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:高杉親知 - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容豊富で読みがいがある育児書だ。育児書を一冊買うならこれが良いだろう。

 近年は育児もファッション化して、商業主義的な育児雑誌が増えつつある。広告主である企業と密着している本が多く、また子育てに対する総合的な視点に欠けているため、くだらない記事が少なくない。そんな折り、この「ベビーブック」を書店で見付け、その科学的・総合的でありながら子育ての楽しさに気付かせてくれる優しさに大いに感銘を受けた。著者の小児科医ウィリアム・シアーズと看護婦マーサ・シアーズは八人の子(内一人は障害児、別の一人は養子)を育て上げた夫婦であり、実際の育児の経験に基づいているので信頼できる。本書の重要な点は、アメリカで書かれたにもかかわらず、当地で主流の子育て法を強く批判し、親子の触れあいによる信頼関係を重視していることだ。日本では添い寝をするのは常識だが、アメリカでは少数派で、大半は赤ちゃんを別室のベビーベッドに押し込んでしまう。アメリカ人はこれを子供の独立心を養うのに良いと思っているのだが、実際には子は段々と親に否定的な感情を持つようになる。シアーズ夫妻はこれを批判し、親子の信頼関係が失われるため子供はますます泣くようになると警告する。一方、父親の役割の重要性や子育ての大変さもきちんと書かれており、単純な母性礼賛が多い日本の従来の育児書とは一線を画す。また、何故母乳が良いかを良く説明してあり、母親が母乳育児と仕事を両立させる方法も書いてある。

 私たち夫婦も、実際にこの本に影響を受けて親子の絆作りに精を出し、妻の復職後は保育園で冷凍母乳を飲ませてもらった。そのせいか、娘はほとんど病気もしないですくすくと育っている。娘が大分大きくなった今でも、本書を読み返すと何か新しい発見がある。

 訳の監修は NHK の育児番組に出演している小児科医榊原洋一である。翻訳はこなれているが、少し残念なのは本書のキーワードである attachment parenting を単に「アタッチメント・ペアレンティング」としていることである。全然ピンと来ない言葉なので、親子の絆とか、触れあいという言葉を使うべきだったと思う。

 あと子供の発育は一人一人異なるので、平均的な発育の表と自分の子を比べて一喜一憂しないようにしたい。

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紙の本

2冊めの育児書として。子どもたちへの深い愛情に心動かされる。

2009/02/27 14:06

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ダーナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近でも、アメリカでは母乳育児、添い寝、頻繁な抱き上げは「不適切」という烙印を押されがちなため、少数派のようだ。まわりがなんと言おうとも「あなたのやり方、親としての直感に自信を持って」とシアーズ博士は本書で何度も繰り返している。博士が絶対的な自信を持って進めるのは、赤ちゃんの要求にできるかぎり即座に応える、人間として自然な育児、つまり文頭のような形だ。納得がいく根拠と説明が、丁寧に添えられている。

博士自身も自分の8人の子育てにかかわり、仕事上では数え切れないほどの親子に接してきた。その中で博士がつかんだ、赤ちゃんと世話をする立場の人にとって最適な育児法が、双方のからだと心にも細かく目を配った内容の、検索もしやすい本としてまとめられている。看護婦、アドバイザー等としての長年の経験と、母親として奮闘してきた実感に裏打ちされた、奥さまのコメントが随所にちりばめられている。日々の育児メモからの抜粋だそうで、国境を越えてあたたかく胸に響く。

個人的には、翻訳のこなれがよくないと思える部分が、ままあった。薬品名など、そのまま羅列されても日本人としてはあまり意味を感じない。原語どおりであろうと思われるカタカナ使用も目についた。メディアでよくお目にかかる榊原洋一先生が監修ではあるが、もう少し日本人向けに内容の表現を工夫・変更してほしかった。そういうわけで、2冊めの育児書としておすすめしたい。もしかすると、1冊めを上回る内容の豊かさと、著者からのオーラと応援が感じられるかもしれないが。困難をユーモアでくるんでしまう表現には、ふきだすこともあった。全体的に、翻訳は博士夫妻のあたたかな心をうまく映している。

赤ちゃんを「まとう」ための「スリング」のすばらしさが、使用例のイラストとともに紹介されている。公共の場で授乳するときにもたいへん便利。まだあまり見かけない日本での普及が待たれる。

たくさんの写実的なモノクロのイラストは、理解を助ける。やわらかなタッチが秀逸で、これもまた、ページをめくる楽しみのひとつ。

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2009/10/31 08:04

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2009/12/14 23:56

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2023/01/08 21:55

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