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紙の本
でも、夏目のその危うさが魅力でもあるのです。
2010/01/27 21:16
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
7巻は、的場という払い屋に会う話。妖怪たちと宴会つか遊ぶ話。と、「夏にはため息をつく」を収録。
「夏には…」は、好きな子に素直に好きといえない純情な男の子の話。男の子は、ちょっと特別な子なんだけど、特別だろうが人を恋しいと思う気持ちの純度はまぁ、いつだって切ないもので、切なかったです。
で、夏目の方だけど。
夏目とは違う立場で妖怪とかかわっている名取がいるけど、それでも名取は妖怪と歩み寄るところがある。が、的場は、徹底しているわけで、当然のように夏目とは敵対してしまうわけだ。
上手いなぁ。最初に名取を配して、しかもこの話の中では、むしろ名取が夏目をかばい、守る。きっと、友人帳を手にして、にゃんこ先生と出会った直後に的場に出会っていたら、夏目は自我を失っていただろう。
結局のところ、妖怪が見える、見えるだけという夏目にとって、妖怪とのあれこれは自分というか、自我との戦いなのだろう。だからこそ、自我の乏しい子供時代、彼はただ傷ついていくしかなかった。藤原夫妻の元にきて、自分を大事にすることを覚えたからこそ、彼の自我は育ち、妖怪と向き合うことができるようになったのだ。
とはいえ、彼の自我はまだ危うい。
このさき、きっと的場はその夏目の危うさにつけこんでいくのだろうなと思うと、切ない。危うさを抱えながらも、全てを受け入れる度量の大きさを、自我を、夏目が持てるといいなと願うばかりである。
電子書籍
夏目友人帳7
2018/05/21 10:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
7巻では的場が登場します。妖怪退治屋の当主であることや、妖怪に目を狙われている境遇にあるだけあって、妖怪にたいして容赦ないです。夏目のような妖怪とも心を通わせてしまう人間とって的場の存在はキツいでしょう。
紙の本
的場一門
2022/03/14 21:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
二十三話から二十六話で「人ならぬもの」特別編7と読み切り。
的場一門当主「的場静司」登場です。番傘、眼帯、長髪、おまけに妖に右目を狙われる。てんこ盛りな当主様です。和弓をを使ってるのもかっこいい。
妖は使えるか使えないか、いらない妖は消してしまえばいい、という的場。友人帳がそういう考えの者の手に渡ったら、友人帳を持つ者がそういう考えになったら。夏目の不安が増しました。
特別編、夏目遊戯帳。夏目と犬の会が影踏み鬼をする。
このページ数で、楽しい、面白い、せつないで、なんか満足です。最後1コマほろりときました。
紙の本
「ああいう人達もいるというだけのことさ」
2019/06/15 10:38
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投稿者:きん☆ぎん☆すなご - この投稿者のレビュー一覧を見る
的場静司、登場。名取とはかなり異質な祓い屋、不快感をあらわにする夏目。なかなか読みごたえがある長編でした。また一つ悩みの種が出現ってとこでしょうか。長編がシリアスだっただけに、夏目遊戯帳は気が抜けてて、なごむわ~。
電子書籍
名取さん
2018/05/09 07:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
名取さん好きですね。なぜだか毎回少し影がある感じがします。夏目とは友情を感じるようになってまいりました。