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2009/03/09-2009/03/11
・グラスハートが割れないように/小川一水【読了】
・七パーセントのテンムー/山本弘【読了】
・羊山羊/田中哲弥【読了】
・靄の中/北國浩二[未読]
・パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語/円城塔[未読]
・声に出して読みたい名前/中原昌也【読了】
・ダース考 着ぐるみフォビア/岸本佐和子【読了】
・忠告/恩田陸【読了】
・開封/堀晃【読了】
・それは確かです/かんべむさし【読了】
・バースディ・ケーキ/萩尾望都【読了】
・いくさ 公転 星座から見た地球/福永信【読了】
・うつろなテレポーター/八杉将司[未読]
・自己相似荘(フラクタルハウス)/平谷美樹[未読]
・大使の孤独/林譲治[未読]
・The Indifference Engine/伊藤計劃[未読]
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「グラスハートが割れないように」小川一水
「七パーセントのテンムー」山本弘
「羊山羊」田中哲弥
「霧の中」北國浩二 MIB?
「パリンプセスとあるいは重ね書きされた八つの物語」円城塔 ○
「声に出して読みたい名前」中原昌也
「ダース考 着ぐるみフォビア」岸本佐知子 ○
「忠告」恩田陸
「開封」堀晃
「それは確かです」かんべむさし
「バースディ・ケーキ」萩尾望都
「いくさ 公転 星座から見た地球」福永信
「うつろなテレポーター」八杉将司
「自己相似荘 フラクタルハウス」平谷美樹 ○
「大使の孤独」林譲治
「The Indifference Engine」伊藤計劃
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2007年度のSFの短編を集めた全集。私がおもしろいなあと思った小川一水や恩田陸が入っていたので買ってみた。
これは正解。いろいろなSFのジャンルからてんこもりに集めた中には必ず気に入ったものがあるはず。私は小川一水や田中哲弥の作品がかなり気に入った。萩尾望都の漫画も入っていて、これもいい。
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伊藤計劃さんの短編が読みたくて。
あと、ついでに最近のSFについて疎かったので調査も兼ねて。
「七パーセントのテンムー」、「靄の中」、「うつろなテレポーター」、「大使の孤独」あたりがいい感じ。
円城塔さんは前から気になっていたのですが、今回はじめて読んでみて、意味不明でした。
でも、嫌いではない感じだったので、また読んでみたいと思います。
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中学生くらいのころ、ハヤカワで出していたSFマガジンの年間SFアンソロジーが大好きでそれを読んで好きな作家を覚えていった記憶があります。
へ〜今のSFはどんなんだろう?と思い買って読んでみました。
正直に言うとこのアンソロの中で読んだことのある作者は4人。きちんと継続して買っているのは小川一水さんだけです。読み終わってふ〜ん、最近のSF作家ってこういう人たちなんだ、とは思ったものの著書を買って読んでみたいな、と思った方は残念ながら居ませんでした。
まあ昔だってSFアンソロを買ってすぐに著書を買い求めた人がいたわけではないのですが。
期待していた分ちょっと物足りなかったかな〜
まあ短編ですしこれを読んだだけでは作者の真の評価は図れないと思いますが。
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2007年のSF傑作選。発想で競うタイプのSF小説が現代日本にもあって、それがなかなか面白いというのが、失礼ながらも意外な発見だった。また、ダースベイダーのテーマ曲に日本語の歌詞があるのを知ったのも大きな収穫だ。
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絶望を書かせると伊藤計劃は本当に上手い。
しかし、かんべむさしの小説を読み終わった翌日に柴野氏の訃報を知るとは……。゜(゚´Д`゚)゜。
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「2007年の日本SFの精華選りすぐった16作を収録」という年刊日本SF傑作選。最近は初心者に有り難いアンソロジーが目白押しで助かります…。ただ本アンソロジーは書き下ろしではなく、SFマガジン等で既に発表された、言葉は悪いが二次使用ものばかり。ただまあ、そのへんも事情に明るくない初心者には大いに助かるところではある。漫画(萩尾望都)も含まれるというのも面白い。
私的には、田中哲弥「羊山羊」と平谷美樹「自己相似荘」がツートップ。続いて、山本弘「七パーセントのテンムー」、林穣治「大使の孤独」、そして伊藤計劃「The Indifference Engine」あたりが甲乙つけ難かった。
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小川一水目当てで買ってたんだけど、それはいまいち。でも、他が結構よかったな。「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語」と「うつろなテレポーター」が特に面白かった。
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SFに開眼。伊藤計劃面白い!でも一番よかったのは福永信。「SFアンソロジーには1つくらいわけの分からないものが入っているものだ」に笑う。
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2007年の日本のSF作品の中から選りすぐった16作品、だそうです。以下収録作品覚書。
グラスハートが割れないように・小川一水
七パーセントのテンムー・山本弘
羊山羊・田中哲弥
靄の中・北國浩二
パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの原稿・円城塔
声に出して読みたい名前・中原昌也
ダース考 着ぐるみフォビア・岸本佐知子
忠告・恩田陸
開封・堀晃
それは確かです・かんべむさし
バースディ・ケーキ・萩尾望都
いくさ 公転 星座から見た地球・福永信
うつろなテレポーター・八杉将司
自己相似荘(フラクタルハウス)・平谷美樹
大使の孤独・林譲治
The Indifference Engine・伊藤計劃
小川さんの作品は、イケるものとダメなもの、両極端なんだけども、今回のはダメな方だった、残念。良くも悪くもラノベっぽいラブストーリーでした。グラスハート云々の設定は、この間読んだほしおさなえさんの『オレンジの陽の向こうに』と似てる部分が多かったなぁ。あっちの方が話が大きくてよかったなぁ。
山本作品。うーん、嫌いじゃないけど好きでもないかな。
田中作品。あー不倫話好きじゃないんで。
北國作品。『死霊狩り』の流れをくむ作品。私はちょっとステファニー・メイヤーの『The HOST』を思い起こしました。こういうどんでん返し好きー。
円城作品。このひと人気ありますね。でも私はやっぱり苦手・・・。
中原作品。これ、SF??
岸本作品。これ好き!自分も寝る前なんかにはよくこんな妄想します。ダース・ベイダーのテーマに日本語訳(ダース・ベイダー こわい♪ ダース・ベイダーくろい♪バージョンと、帝国はとても強い♪戦艦はとてもでかい♪バージョンがあるらしい)があるなんて知らなかったわぁ。ランドの住人を作り上げるアメリカの着ぐるみ養成キャンプもブラックでよいです。
恩田作品。作品末の著者の言葉と合わせてよくできたショートショート。くだんの映画を観たくなります。
堀作品。始めから終りまで星新一への愛を感じるわー。
かんべ作品。あの人やあの人やあの人が、本当にあんな会話してそう。
萩尾作品。ここらでちょっと漫画で一息。と思いきや・・・。
福永作品。三つの掌編から成る作品。これも好きだー。いくさのAくんと公転のDくんがいいですね。「コップとコッペパンとペン」も気になってたんだよなー、読んでみようかなー。
八杉作品。レインボー配色の蒲公英が繋ぐ思いが素敵。
平谷作品。科学と怪異の融合。怖面白い。
林作品。SFミステリ。意思の疎通ってどんなもの相手でも難しいですね。
伊藤作品。実はこれを読みたいがために借りた一冊なのでした。『虐殺器官』借りて読んで、ふがふが興奮しつつ図書館に返却したら、ちょうど帰ってきたばかりの本が置いてある場所にこのアンソロジーがあって運命を感じました・・・!!うをを、ウィリアムズ出てくんの!?そそそ、そりゃあ読まにゃあなるま���て!と、これまたふがふが興奮しながら読みふけったのでありました(ちなみに中身も期待を裏切らない出来でしたよー)。
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こういうアンソロジーでは好みのものとそうでないのがあるのは当然のこと。それにしても、ことSFに関してはそれが激しいような気がする。たいそう面白いのと、読めんわ、というのが混在している。いい方をとって星四つということで。
印象に残った作品。
「7%のテンムー」山本弘
いつも通りストレートにわかりやすく面白い。安心感がある。
「羊山羊」田中哲弥
敬遠してた人だけどこれは笑った。大森氏が「女性読者がどう読むかはさっぱりわかりませんが」と書いているが、筒井康隆が読める人はOKでしょう。
「バースデイ・ケーキ」萩尾望都
これは初出誌で既読だったが、ここで並ぶと本当にSFテイストが際だって感じられてあらためて感動。
「うつろなテレポーター」八杉将司
まったく知らない作家さんだけど、こういう人間複製モノは大好きなので面白かった。
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少々こだわり過ぎという感じが。読み終えるのに結構時間がかかった。最近のSFの好みは、飛浩隆、小川一水。昔で言うと小松左京や半村良、光瀬龍、神林長平、、、、。
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堀晃、山本弘という私が好きな作家の未読作品が入っていることや、伊藤計劃、かんべむさし、恩田陸といった有名作家が並んでいる豪華なアンソロジーってことで期待の作品(敬称略)。しかし、結果は意外に「北國浩二ってすごい!」というのが一番の感想だ。「靄(もや)の中(北國浩二)」は単純明快なストーリーの中で二重底というか、大きなふたつのどんでん返しが小気味よく決まるすばらしいラストを持っている。いやぁ、驚いた。他の作品もぜひとも読んでみたいと思った久しぶりの作家さんなんだが、ちょっと検索してみると本作に近い作品が他にはなさそうだ。残念だなぁ。
次に気になったのが「大使の孤独(林譲治)」。知性体とのコンタクトものなんだが、エンディングが非常に美しい。他にもシリーズものがあるような感じなので、ぜひともと思う。今回の一番の収穫は、この作家を知ったことかもしれない。
もちろん、堀晃作品もすばらしい。星新一オマージュということで「ノックの音が・・・」で始まるシュレディンガーの猫物語はワクワクする。ショートショートなので、オチの切れ味はイマイチなんだけれど、技ありみたいな作品だ。山本弘作品もすばらしい。脳を題材としたこの作品はほかにもシリーズ化できそうだ。両者とも、すばらしさよりも懐かしい味という感じだろうか。「うん、この味だ」(「」内の句読点は抜いてはならない!)といいながら食うラーメンみたいなものかな。
「The Indifference Engine(伊藤計劃)」は既読だから別にして、他の作品は残念ながらあまり印象には残らなかった。期待の天才作家「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語(円城塔)」やユニークな「いくさ 公転 星座から見た地球(福永信)」については、恥ずかしながら意味が皆目わからずおちこぼれてしまったし、「うつろなテレポーター(八杉将司)」、「自己相似荘(フラクタルハウス)(平谷美樹)」は、今一歩という感じ。作品の中に私がどこかに乗り切れない部分があったのだろうと想像する。書いていない作品は可もなく不可もなくという感じだろうか。言葉が悪いけれど、読んでいる間は没頭できるが読み終わると忘れてしまうタイプかな。
年刊日本SF傑作選は、2007年の本選に続いて、2008年の「超弦領域」、2009年の「量子回廊」、2010年の「結晶銀河」がある。順番に読破していこうっと。
収録作品は以下の通り。
「グラスハートが割れないように(小川一水)」
「七パーセントのテンムー(山本弘)」
「羊山羊(田中哲弥)」
「靄の中(北國浩二)」
「パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語(円城塔)」
「声に出して読みたい名前(中原昌也)」
「ダース考 着ぐるみフォビア(岸本佐知子)」
「忠告(恩田陸)」
「開封(堀晃)」
「それは確かです(かんべむさし)」
「バースディ・ケーキ(萩尾望都)」
「いくさ 公転 星座から見た地球(福永信)」
「うつろなテレポーター(八杉将司)」
「自己相似荘(フラクタルハウス)(平谷美樹)」
「大使の孤独(林譲治)」
「The Indifference Engine(伊藤計劃)」
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今の日本のSFを読もうということで…。
まあ、2007年なんですけどね。もう、5年前ですね。
えーと、恩田 陸、山本 弘、萩尾 望都以外は、まったく知りません。
恩田 陸も、ほとんど知らないといってもいいかな。
どっちかというと、キャラクターで物語を読んでいく方なので、短編はもともと向いてないです。わたし。
ということで、萩尾 望都が1番わかりやすくて、1番おもしろかったです。
福永 信とかは、なにがおもしろいのかさっぱりわかりません。今風のSFを読みとる能力は、わたしにはないかも……。