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3/28 図書館で予約中
4/22 読了
おもしろい!!!
外国に行きたいと思うことは滅多にないけど
向井さんの旅に共感できました
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NASAの宇宙飛行士向井千秋さんのご主人のエッセイ本。御夫婦でアメリカをドライブした時とか滞在した時に、御主人が疑問に思った事を質問メールをあらゆる所に送って調査するなどポジティブな御主人の行動が興味を引いた。
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自称「テロリストみたいな顔をした医師」であり、日本人初の女性宇宙飛行士、向井千秋を妻に持つ著者。この人のエッセイを読むたびに、底なしの知的好奇心に感心する。
本書はそんな彼のマニアックな探求心がアメリカを舞台に大爆発。どんな些細なことでも、わからないことをがむしゃらに追求してしまう著者。まずはネットで検索。それがダメなら、詳しそうな人に手当たり次第に質問メール。さらに広大なアメリカ大陸を何100kmとドライブついでに現地取材。
この人の行動力と顔は常人離れしている。
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「真実は細部に宿る」このキャッチコピーに惹かれて
ご購入・・・
コネタ的には面白い話が多いが、やはり反米思想の
私にはしっくりとこないことが多い。
もしかしたら、アメリカが好きになれるかも・・・
と思って読んだが、残念ながらやっぱりアメリカは
好きになれない。
KILROY WAS HERE! と エリス島の話が面白かった
かな・・・
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ちょっとした好奇心を忘れずつきつめていくと、こんなに面白いわけだ。
雑学の本と違って面白いのは、疑問を抱いた動機、解明のプロセス、お答えメールの数々の披露、の一連のパターンがエッセイになってるからなんだなあ。
ちょっとアメリカが好きになった。
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おっもしろい人だなぁ。そしてかわいい夫婦〜。
疑問や興味の先を、自己完結に留まらず、当事者に手当たり次第メールしていて、メールの気軽さがそこに合ってる。ダイレクトなのに、扱いは相手に委ねることができて。一方で、丁寧な挨拶は勿論のこと、自身の連絡先は住所まで示すさりげない姿勢などに、関係性の構築の第一歩を感じます。自由だからこそ、対する姿勢に本質が表れる。
スチール・ペニーに星条旗、強制収容所、球場に航空会社、落書きに巨像に夏時間にエッフェル等、etc…。アメリカ人の開けっ広げな数々のエピソードは、著者の切り出し方もあって、憎めないユーモアがあります。だけど、話そのもの以上に目を引くのは、それらを取り巻く人々。信念や思い込みや戸惑いや、様々な感情が混じり合いながら形となり、肩を抱き笑い時に竦めるような、そんな、今も遠い地で続いている彼らの息遣いです。
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日本人初の女性宇宙飛行士の向井さんの夫が綴るアメリカ大国に関する疑問・そして珍しい観光地などを知る事が出来る一冊。何事も疑問に思い、不思議に思えば聞いて実際に経験してみるというのを実践されている姿に感銘させられます。黙っていて自分の脳裏におさめているだけでは世界が広がらないが、自分で行動する事によって新たな世界が開ける。そんな事を教えてくれる一冊でもあるように思えます。
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普段エッセイというものはほとんど読まないのだが,まして著者があの女性宇宙飛行士向井千秋さんのダンナということで,奥さんの名声に便乗したような本かなという勝手な先入観すらあったのですが,たまたま開いた最初に機中での「一番古い一ペニー硬貨を持っている人にシャンペンプレゼント」という場面で筆者はたまたま「第二次大戦中には銅が払底して米国ではスチールで硬貨を作っていた一時期があった」ということを知り,その時だけなんだろうかと見知らぬ相手に手当たり次第にメールで訪ねる。。。そんな前書きがなんとなく魅力的で・・・つい勢いで買ってしまった・・・。
その上,同時もこれもまたすごい偏見に満ちたコメントだと自分でも思うのですが,筆者の風貌もまたなんとなく違和感がありました。実は筆者は大学の医学部の先生というとても立派な社会て地位お持ちなのに,写真で拝見する限りなんだか喫茶店のマスターか売れない貧乏画家か・・・というような人を食った格好もあまりこの点でもあんまり好印象ではないのです。だいぶん読み進めたころにふと気がついたのですが,なんとこの筆者の風貌はまるであのテレビゲームの画面の中で走り回ってキノコを食いまくるあのオヤジにそっくりなのです。そうだどこかでみたひとがあるとおもったら,あいつだ・・・。そういえば名前もなんとなく似ているような気が。。。。
いずれにしてもそういうわけで,心に何がしか一定の抵抗感がありつつも,なんとなく惹かれるものがあって買って読み始めたというけです。
と,読み始めるまででずいぶ長くかかってしまいました(笑)。
一気に一日半ほどで読み終えました。15ほどのエッセイが書かれているのですが,なかでもいくつか心に残ったものをご紹介してみます。
第一章は合衆国憲法に出てくる14という奇妙な数字にこだわるお話。ここでは大統領選挙に関する14年という規定を見つけた筆者がなんで14などという中途半端な数字なんだろう・・・と思い悩んであちらこちらに聞きまくるというお話なんですが,主題の部分はさておき,ここで思ったのは大統領やジョン・グレンという伝説的英雄的な宇宙飛行士などが出てくる場面での彼らに対するアメリカ国民の態度ですね。彼がいることに気づくとみなが敬愛の感情から立ち上がり直立不動で彼に敬意を表すというのだ・・・。日本では考えられないことだ。
日本には「国民的英雄」というのがまずいない。政治家や文化人やノーベル賞をもらったような学者先生でも,とてもそこまでの国民的な敬愛を集めているとは言えない。また,芸能人やタレントも人気はあっても敬意を払うような対象ではないし,ファン層はそれぞれとても偏ってしまっている。しいて言えばイチローなどはそれに最大限近いかもしれない。
また,国民の側もしらけてしまっていて,名士をたたえるというような風土がない。そもそもとても立ち上がって敬意を表すというような行為を認識してすらいない者も多いのではないかと危惧される。イチローが近くにいれば多くの国民はおそらく握手かサインを求めるということしかできないのではないだろうか。
彼に対して一律にこうして国民的英雄としての敬意を表す国民というのはある意味では単純なのかもしれない。価値観が比較的一律でみんなが素直にその行為を称えることができるからこういうことが起こりうるのだ。日本だとこうはいかない。
その辺が私にはとても新鮮でそのアメリカ国民の単純さが少しうらやましくも思えた。
後段で合衆国憲法の前文に「We,thePeople(我々国民は)」とあるという文章が出てくる。
日本ではどうしても国家というのは自分ち国民と対立して自分たち国民を支配する敵対関係にあるものというふうにとらえてしまう。それにくらべると,アメリカでは国民の多くが「国家っていうのは自分たちのことなんだ」と素直にそう発想できるんだろうなぁ。
日本では,もともと戦後上から与えられた形で民主主義が浸透してきことや,その後のマスコミなどが自分たちが社会的正義を振りかざす格好で政府を糾弾することで自分たちのスタンスこそが民主主義であるかのような行動を取り続けたこともあって,国民は自分たちが政府を動かしているという参加意識や参政の自覚が全くないので,国家に対する自分たちの責任というものをまったく意識しないでいられる構造になっている。そんなこともつらつら考えてしまった。
ちょうど並行して「丸投げされる学校」とか「私はなぜ「中国」を捨てたのか」など日本や国家を考えさせられるようなものを立て続けに読んでいたせいかもしれない。
第3章の空を見上げたポパイ では,筆者が小さな町にポパイの像があると聞いて立ち寄るのだが,そこはかつて第二次大戦中,日系人強制収容所のあった町でもあることを知る。
その土地の人たちは訪ねてきた彼らにやや距離のある態度で接し「恥ずかしそうに視線を外した」りする。収容所を案内した案内のアメリカ人も「今私たちは日本人と仲良くやっているんです。そのことはわかってください。」と釈明する。
この部分を読むと日系人(何は米国籍を持っている二世などもいたというから,当時としてはかなり日本人を恐れて隔離したということがうかがわれ,こうした行為が現在では人権上,倫理上問題視されている)を強制収容所に送り込んだ過去の行為を彼らは恥ずべきことと認識していることが伝わってくる。(筆者の勝手な受け取り方かもしれないが,でも少なくとも筆者が彼らの態度からそう感じたということは事実だろう。)
戦争の中でいろいろなことがあり,その中ではたくさんの悲しい過ちや悲惨な行為も行われたことだろう。それらを謙虚に恥じるというアメリカ人の姿勢もなかなかであるが,それを見て先人たちの無念の思いに万感の思いを抱きながらも「そうですか。それはとてもよいことですね」とだけコメントしてさる筆者も,日本人の美意識の持ち主としてなかなかではないか思わされた。
中国や韓国はなにかといえば現実に行われた以上に事実を誇張し誇大に喧伝し,鬼の首をとったように目を三角にして喚くのとは根本的に違うコミュニケーションがそこにはある。
そのあとも筆者はなんどもこの地訪れている。
彼は,その跡地に鬱積している当時の人々の様々な思いに胸が熱くなるのではないだろうか。その筆致はいつも軽やかではあるが,その土地に降り立つ彼の胸の中にはきっともっと複雑でリ切れないものが多数去来しているに違いない。
さて第5章は 黒い革ジャンの少年たち。黒人大リーガーハンクアーロンが少年時代に野球になじんだという球場を探し求めていくお話だ。アメリカの影の部分とアメリカンドリームの光の部分を垣間見る気がする。この中でもっと印象深いストーリーのひとつだ。
またキルロイの章もおもしろい。謎解きと創作を楽しむ筆者の醍醐味が伝わるストーリーだ。あまり書いてしまうと読む楽しみがなくなるのでこれぐらいにしておこう。
たまにはエッセイもいいかなと思わせてくれる一作だった。
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本当に知らなかったアメリカのことを、「なぜ?どうして?」と細部にわたり追求して行く万起男さんの探究心に脱帽。
随所随所に千秋さんへのほんわか素敵な愛情が垣間見えるのもよかった。
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宇宙飛行士の向井千秋さんのご主人である向井万起男氏による、独特のユーモア溢れる面白エッセイ。簡単に言うと、アメリカに関して彼が抱いた素朴な疑問(これがまた超ニッチな感じで笑えます)を、インターネットや各方面へ送りつける質問メールにより解決していくというもの(そういうのが15篇入ってます)。知っていても何の役にも立たなそうなものも含め、アメリカの素顔が垣間見える豆知識がてんこ盛り。お人柄がしのばれるくだけた文章も読みやすく、個人的にはツボでした。こういう知的ユーモアセンスに溢れる方が現役の医師in JAPANというのも嬉しくなります。アメリカに特に関心がない人でも楽しめる(少なくとも私はそうでした)、買って損はないオススメの一冊です!
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疑問に思ったことはなんでもメールで聞いてみよう!と、ありとあらゆるところにメールを送りまくって、その返答(もちろん返ってこないことも多々ある)をアメリカという国の背景も交えながら楽しく書かれている。
これを読んでちょっとだけアメリカという国を違う視点から見ることができたような気がする。なんというか、スッとその地に降りることができたような。一瞬だけど。
プロローグからぐいぐいと引き込まれていくので、すぐに読めてしまいます。夜寝る前に1エピソードとかいいかも。
キルロイ伝説はHPまで見にいきました。
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"Kilroy was here"伝説に、アメリカ人のまあ何というか微妙なセンスを感じました。こういう遊び心があるから強いんだろうなー。CNNの番組とか見てても同じ空気を感じます。そんなひっかかりに好奇心いっぱいに入り込む著者の感覚も、そこまでやるかとは思いますが、わりと好きです。
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とどまることを知らない著者の好奇心に完敗です。
著者の妻である向井千秋さんも、また素晴らしく豪胆で、かっこいいお人。
マキオちゃん、チアキちゃんと呼び合う夫婦の可愛さといったらないっすね。
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向井万起男。宇宙飛行士の妻を持ち、キノコ頭のヘアスタイルがチャームポイントのヘンなオジサン(失礼)。ヘンなのは見かけだけでなく(もっと失礼)、内面にも異常なほどのこだわりを持っていた。妻チアキちゃんの暮らすアメリカで遭遇したへんてこりんな異文化の謎を解き明かすため、マキオちゃんは今日も(迷惑?)メールを全米に送る。
(続きはブログで)http://syousanokioku.at.webry.info/200908/article_6.html
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米国暮らしを経験した者には、マキオちゃんの疑問符は思い当たる事ばかり!そこを素通りしないで突き詰めるマキオちゃんの探究心に感服した。
続編があれば、是非読みたい。