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バクマン。が最近面白く、毎週楽しみにしています。
業界のリアルな内情が作品中でよく出てくるのも魅力の一つ。
今回の記事にする、マンガ極道はギャグマンガで、誇張があるにせよ、業界や周辺を内情をうかがい知れる作品ではないかと思います。
例えば、最新3巻ではこんな話があります。(カッコ内はそのオチ)
新人マンガ家などがベテランのような態度に陥り、作品を描かなくなる「巨匠病」。(校了後に件の新人マンガ家が「また描く気が起きたので この僕が描いてやりにきましたよ」と登場)
マンガ家が女性アシスタントに手を付けまくる「女喰い」。(ヤクザの娘に手を出し、制裁を受ける)
売れっ子マンガ家を騙り、マンガ家のサイトやBBSを荒らしまくる無職男性が登場する「僕は漫画家(うそ)」。(ウソがバレた後、殺害予告により逮捕)
他作品をトレースすることで人気を得ているマンガ家が登場する「トレース!!」。(怒った同人作家達が逆にこのマンガ家の作品をコピー、販売し大ヒット)
などなど、業界に存在する(かと思わせる)嫌な話が多く、読者を選ぶかもしれませんが、内容はなかなか興味深いのです。
マンガそのものの話というよりは、マンガ業界および周辺の駄目人間をモチーフにしたギャグマンガなのかもしれません。