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紙の本
良質のジュヴナイル
2009/09/02 01:25
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TACHO - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディティールへのこだわりが良い。
『トワイライト・ゾーン』へのオマージュでにやりとさせつつも、異常事態を精緻に描き上げ、伏線も怠り無い導入部(最小生存可能個体数? 安全とは言えないもののクリアしているし、ヒロインの設定にもリアリティが備わる)。そして一気に読者は夢の白亜紀に放り込まれる。
本編においてもまた、くすぐりを交えつつ、変貌した中生代そして何より人間社会が丹念に描写され、そして…満を持しての大ネタが投下されるのである。この当たりの手並みは流石の職人芸としか言いようが無い。
小惑星衝突による恐竜絶滅説は人口に膾炙してはいるが、古生物学者からは支持されているとは言い難く、作中で語られる21世紀の『伝説』の一つに過ぎない。試しに適当な語句で検索を掛ければ、一見してこの説が現代の神話となっている事が実感出来る筈だ(『ジーンダイバー』も手がけたサイエンスライターの金子隆一氏もこの件では大いにぼやいている)。
その『破滅の星』の脅威を敢えて主人公たちの克服すべき最終目標に設定した作者の意図はどこにあるのか。じっくり腰をすえて謎解きに挑む価値は大いにある。シェアード・ワールドという作品形態であれば必然的に、細部に至る世界設定は要求されるが、この作品はそれを単なる設定の羅列に終わらせていない。未だ謎の部分も多いながら、伏線の回収に充分期待が持てる理由だ。
山本作品は『子供向けでない』と評されることが多いようだが、作品を介しての思考実験から、子供たちにモラルとは何かを考えてもらいたいものである。
評価、星1個分は完結まで保留。
紙の本
さあ冒険に出かけよう
2009/06/25 21:10
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にい - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説というより、テーブルトークRPGのノベライズという感じ
恐竜たちのいる古代に飛ばされた人々の子孫が、不思議な力を獲得し、恐竜を狩ったりしながら生活する世界
「いかにも」な必然性の薄いゲーム的能力ですが、何とか生活の中に落とし込んであります
ただ、キャラクターと能力がごちゃごちゃと突きつけられ、読み取りにくい
冒険に出るきっかけとなる部分が描かれており、盛り上がりはそこそこ
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