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60代のおじさま2人が絶賛して薦めてくれた。
たしかにいい。
江戸時代、孤児の澪ちゃんが料理人として、人情に囲まれながら成長して行く様が、さわやかに書かれていて、一気読み。
おすすめ。
畠中恵の「しゃばけ」シリーズみたいな空気で、出て来る人たち(しゃばけは妖怪だけど)との交流も丁寧に描かれていて、それぞれが、愛する人のために、身の丈にあったこと、「できるだけ」のことをする、という姿勢が(自己犠牲でないところが)特にいいと思う。
「出世花」という本もあるようなので、読んでみようと思う。
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おいしい料理はささくれ立った心も優しく包み込む。
食べている人の顔を見たらこちらの頬も思わず緩む。
上方から流れて江戸でご奉公している己の姿も重ね合わせてじんわりほっこりいたしました
やらかい上方言葉や美味しそうなお菜の描写、そして過酷な運命に翻弄されながらも主人公を包み込む周りの善意にほろりとします。
「日頃の行いがそのまま料理人の器量として現れる」ってのは耳に痛い話でした
それにしてもおいしそうなレシピ!
お酒の肴に進みそうです。
常連さんのあの人やあさひ太夫とは再会できるのか!?
レシピともども、今後の展開が待ち望まれマス。
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きらいじゃないけど「山本周五郎のさぶ以来の感動!十年に一冊の傑作に涙が止まらなかった」の帯はかなりおおげさ。
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春樹事務所で力を入れているのかよく広告を見ます。
料理が作品の中で大きな位置を占めている様なので(最後にレシピもついているそうです)、料理コーナーや食堂かたつむりなどの作品と絡めても面白いかもしれません。
⇒情報ありがとうございます。確かに売上ランキングも700位以内ですね。各対応で仕掛けてもOKですよね。
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発売一ヶ月で13刷ということで、
気になって買って読んでみた。
すごいよかった・・・。
苦難の連続だけど料理で切り開く姿に
うるっときた。
続編あるんかなぁ。ぜひとも読みたい!
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江戸人情モノである。そして何より美味しい小説である。次々と不幸に襲われながらもけなげに困難に打ち勝っていく主人公澪と、その周りに集まる気のいい大人たちにほろほろと心がほぐれていく。そんな澪の最大の武器はその「舌」上方から江戸にやってきて、水から出汁から全ての違いにとまどいながらも両方のいいところを合わせ工夫してより美味しいものを作り上げていのだ。あぁ食べたい。美味しそうだ、全てが本当に。む〜、空腹時には読むとお腹が鳴って困る困る。
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小さい頃、易者に「雲外蒼天」(艱難辛苦が待ち受けているが、その苦労に耐えて精進を重ねれば、必ずや真っ青な空を望むことができる)の相と占われた主人公の澪。仲良しの野江は高麗橋の大店のこいさん、「旭日昇天」(天下取り)の相と占われる。大坂を襲った大洪水で澪は両親を失い、野江とも会えなくなってしまう。澪は有名料理屋「天満一兆庵」の女将に拾われ料理人を志すが、その「天満一兆庵」も火事で焼失する。澪はその後も数々の艱難辛苦に襲われるが、周りの人たちの人情に支えられながら健気に頑張る。澪の運命は・・・? 天下取りの相といわれた野江の運命は・・・? 果たして二人はもう一度めぐり逢うことが出来るのか・・・?
読み始めたら最後、物語の行方を知りたくてどんどん読み進めてしまう。読み終えてなお、続きが気になる。是非、続編を書いていただきたい。巻末に料理のレシピが紹介されているのも嬉しい。すばらしい本です。
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またまた楽しみな作家さん発見☆上方で幼い頃両親を亡くし、奉公先が火事にあい江戸へ主人夫妻と共に来た娘が、艱難辛苦を乗り越えながら、料理で身をたてていく。江戸と上方の味付けや習慣の違いに悩まされながらも持ち前の才覚と努力、工夫を凝らし評判の料理を生み出していく健気さにはホロリときた。それにしてもどれもこれも本当に美味しそうな料理の数々で、特に茶碗蒸しが食べたくなった。最後にレシピが載っているのでぜひ試してみたい。これ続編でないかな〜。
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なんとなくハルキ文庫のおすすめでどーんと平積みされていたので買ってみた。
時代小説なんだけど、中身は小料理屋の経営に奮闘する健気な女の子の話。
伏線が上手に張られていて爽やかな感じの驚きもあるかな。
文章もすらすら読みやすくて、料理も読んでてすごく美味しそうなの。
続編に期待。
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どこへ行っても書店オススメになっていたので読んでみました。かるく読めて良かったです。澪の不幸の波状攻撃にも負けず健気に頑張る姿は感涙必死ですね。季節感とか江戸の風景とかがもう少し細かく伝わると尚良いと思いました。
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行きつけ本屋さんのおススメ本になっていたので読みました。時代小説ですがとても読みやすく、なにより主人公の健気な女の子にやられました!
彼女を取り巻く登場人物たちも、みんな魅力たっぷりです!
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私にとって「はじめまし」ての作家さんでしたが、
いや〜〜〜〜素晴らしい!久しぶりに大好きな作家さんになりそうです。
時代小説も「人情もの」と「剣客もの」が巷にあふれ、
若干「読み厭きた感」があったのですがこれはおもしろかったです。
お料理好きな方に特にお勧めします、
「とろとろ茶碗蒸し」等、中にでてくるおいしそうなお料理のレシピも最後に載っています。
「夏の時期の八朔に何故雪がでてくるんでしょう?」
そう思って読み始めたのですが昨夜一晩で読み終わってしまいました、
睡眠導入剤としての読書なのに睡眠不足です〜(笑)
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信じられないくらい良い娘さんが、すごくすごーくがんばる話。何とか食堂の経営を繋いでゆくためにも、目先のお金を稼がなきゃ稼がなきゃと思って、しらんぷりして目を背けていたことにも、だめじゃんちゃんと見なきゃ!そんなにハンパに誤魔化してちゃいつまでたってもだめだ!ってお説教されているのには、私自身がもう恥ずかしくなる。だって私、澪の半分もがんばってないし、なんとなーく仕事してまぁ生活できるくらいのお金をもらっているんだもん。あーあ、澪はものすごい大物になってほしいなぁ。
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その点この本は、内容も非常に個性的でキャラクターの魅力も立っているし、種市、源斎、小松原など人間味のある周辺キャラ、小粒だが変化に富んだ展開など、とても興味深く面白かった。ラストに繋がる伏線もこまやかで、ドラマティック。しかもとっても美味しそう(笑)すごく続きが読みたいんだけど、出るのかなあ。
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主人公・澪が健気です。澪が良い子だから、まわりにも良い人が集まります。
良い人だから騙される、ということがなくじんわりとする物語です。
読みながらおなかが空きました。