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いや、薄々は分かってたんだよね。このミス大賞、そしてその次作って
実はそれほど印象に残る作品が少ないってことは。うん。
分かってて読んでる自分が悪いんだよね。そうそう。
前作は話題作に(偶然?)にも似ていて、その印象しか残って
なかったから、今作は...と期待しちゃったんですよね。
前半部分がとにかく自分にとってはダルい。長い。
もっとコンパクトに出来るような気がするんだけど...。
一応ラストのサプライズ効果を狙ったような人間関係が
明かされるのも想像の範疇だし。
ホラーにしてもミステリにしてもパンチ力不足が否めない...ス。
そういった意味では「このミス」出身らしいとも言えるかしら。
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瑠璃的には星5個上げたいくらいですが、ちょっと先が読めたので星4つ。
時系列に705号室にまつわるお話を書いてくれてます。
前作の『毒薩摩の教室』より怪しくなっております。
人の望みをかなえる代わりの代償…
怪(あやかし)とはそのようなものでしょう。
ただ、人を暴走させていくさまは見事だと思う。
狂気に飲み込まれていく 山田 という男性。
その後、問題の 竹筒 を手にした 水谷 という女性。
今後の展開に気を持たせつつ終わります。
瑠璃的に好きな作品。
前作よりも好きだと思う。
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ありきたりなオチといわれたら否定できないんですが、このなんとも言えないゾクゾク感はよろしいのではないでしょうか。「立ち振る舞い」と言う言葉に違和感を覚えて「’立ち居振る舞い’じゃないのか?」と調べてみたんですが、どちらも同じ意味だったんですね。勉強になりました。
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ホテル705号室に秘められた怨念によって引き寄せられていく人々。ホラーとして画が浮かびやすい。でも、ちょっとだらだら。
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あるホテルの一室をめぐる、様々な人々が語る怪談話…だとしばらく読んでいる間も思っていたのですが、途中から段々とそのひとつひとつが大きな話一体の話にまとめられていきます。たまに入る長い文が少し気になりはしたけれど、後半の話にスピードがかかった進み具合に呑み込まれる内に全く気にならなくなりました。読んだ後も暫く、後味がひっそりと付いてまわる印象。
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「○○号室ホラー」にやっぱりハズレはなかった! 部屋そのものへの因縁はさほどなかったけれど。呪われた部屋とそれに関わった人たちに起こる変異、そしてまさしく呪いともいえる各人々の繋がり。さらにお決まりともいえるラストの展開まで、ホラー好きには満足でした。やっぱりこうでなくっちゃね!
誰だって自分の望みが叶えばいいと思っているけど。そこにつけこむこういうものの存在は怖いよなあ。きっと逆らいきれる人っていないと思うし。どんなに意志の強い人であっても、多少は揺れるよね。どんどん変異していく人間心理の怖さも読みどころ。
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図書館から借りてきて、「さあ、読もう!」とお風呂に持ち込んで読み始めたですよ。
まあ、癒されないお風呂タイムですよ。
せっかくゆっくりつかろうと思っていたのに、アワワで10分で上がりましたよ。(><)
宿泊料1泊7000円、都内にあるリバーサイドホテル。何の変哲もないそのビジネスホテルには、使用禁止の部屋-廊下一番奥の「705号室」が存在していた。その部屋はなぜ使用禁止になっているのか?その部屋でいったい何があったのか?ホテルの従業員でも、知る者は誰もいない。新しく支配人に就任した本城はホテルの売り上げを上げるため、「705号室」を改装し十数年ぶりに予約を取ることを決めた。やがて、大きな代償を払うことになることを知らずに。「705号室」にかかわったがために、宿泊者、デリヘル嬢、支配人、客室係、フロント係たちの人生が、災いに蝕まれていく…。 【Yahooブックス】
前職で出張した際に、福山のとあるビジネスホテルで一度えらい目に遭ったことを、まるで昨日のことのように思い出しましたよ。ええ。
でもこの話は 「ホテルの部屋」 が悪いのではないので、次にホテルに行ったとしても大丈夫な感じです。
他の方が書かれたレビューにもありましたが、なにせ描写というか、説明が長く、ところどころバサバサ読みになってしまいがち。 せっかくストーリーは面白いのにもったいないです。
この方、前作で 「このミス大賞」 を取っているので、次はそちらも読んでみようと思います。
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背筋がゾワゾワするミステリー。
幻想だと思っているのに、ふと隣を見ればありそうな世界。
魔法の道具(ここでは管狐)を手に入れると使わずにはいられない人間が恐ろしいの、欲望につけこむ管狐が恐ろしいのか。
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本書は、「このミステリーがすごい」大賞優秀賞を受賞した著者による
長編ホラー小説。
長らく物置として使われていたホテルの一室を、
新任の支配人が客室に戻したことから始まる恐怖を、
視座や時を変えつつ描きます
売り上げを上げるため、705号室を客室に戻した支配人
今すぐ死にたい!!と思い続けてきたホテトル嬢
従業員の勤務態度をスパイさせる前任の支配人
そして、ゆっくりと狂気に侵食される清掃員。
それぞれの運命、過去と現在が交錯しあい
やがて、彼らの眼前に本当の恐怖が姿を現すのですが・・・
登場人物の過去や、内面を繊細に描く人間ドラマ
705室にまつわる恐るべき因縁もさることながら、
さらなる恐怖の伝播を予感させるラストも圧巻で、
不気味な読後感が後を引き、夜寝るときに電気を消せなくさせました。
ホラーでは定番ともいえるホテルを舞台にしながらも
巧みにギミックを張り巡らせることで
まったく新しい恐怖を生み出した本作。
ホラーやミステリーが好きな方はもちろん
夏にはちょっとぐらい怖い本を読んでみたいという方には
間違いなくおススメしたい著作です☆
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読み終わってから気づいたんだけど【毒殺魔の教室】の作家さんだったんだね(汗)
これは結構面白かった!久々にホラーチックな物語を読んだせいかも
しれないけど何がいるんだ?どうなるんだ?と気になって一気読みでした。
まとまり方もよかったし、次回作も期待!
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続きが気になってほぼノンストップで読み倒した。
あるホテルの705号室と
ある一族の因縁にまつわるお話。
オカルト的要素があって、あまり円満解決とはならないかんじで、最後ゾクゥっとした。
被害者の女性と、送迎の男の子のくだりがせつない。
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『悪魔の棲む部屋』『705号室 ホテル奇談』というタイトルではるものの、あんまりホテルの部屋は関係ない気がする。
「泊まった部屋にある絵画の裏に御札があった」みたいな都市伝説が発想の原点かな?
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荷物置き場として使われていた元客室をリフォームさせてから、ホテルに関係する人々に奇妙な出来事が起きていく。
いないはずの隣の部屋からの異音から、殺人までと幅広く。
途中から昔のぬーべーだかいう漫画が思いだされてしかたなかった。
最後の人間の幽霊はない方が、怖かった気がする。
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前作がかなり面白かったので即買い。
うーーん。
ミステリーではなくホラーだったか。残念。
ホラー小説としては面白かったが、ライトノベル的な感じ。
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ぞわーっといやな気持ちになる。
でも読んでしまう。気になるじゃない。
人間の狂気ほど怖いものってないよね、と思う。
時々、一文がとてつもなく長いのは、わざとなのかな。