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青梅図書館から借り本
なんじゃこれは???
「図解」と名打ってるから、入門書かと思いきや
初学者には超難解な文章。
時間のムダとサッサと返却させてもらいました。
入門書なら、池上さんの方が分かりやすいと思う。
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●マルクスは労働者の立場(弱者)から、国家や資本家(強者)を批判した。
●労働者は、自らの時間を対価として賃金を得ている。
●資本家が労働者に支払う賃金は、労働者が生み出した価値を常に下回る。=労働者が生み出した価値の一部は、資本化が搾取する。
●マニファクチュア(分業)を進めて細分化・単純化された作業は、機械に置き換えられる。
→機械で代用できないコミュニケーション力や複数の業務に対応できることの強みを実感した。
●資本主義社会は、多くの資本を持つ者が力を持つ。少数の資本家が多数の資本家・労働者から搾取するようになる。しかし、その先には人数にまさる労働者が資本家から収奪をしはじめる。最終的には土地や生産手段が共有になり、社会主義社会となる。
→今よりもっと効率化が進んで、全人類に食料が供給できるようになったときには、社会主義国家が健全なのかもしれない。
少数の人間が必要なだけ労働し、全国民が一定レベルの生活ができる社会。
概念的にはベーシックインカムに近いと思う。
☆きっかけは金融日記
読了日:2010/09/29
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経済学にさほどの教養もない俺でも理解できるくらい簡単に書いてある。
図解、というだけあって各節でテーマを説明してそれを図にして視覚的に整理するという方法がとられているので、文字ではよくわからん所も理解できるようになってるのだ。
資本論の特に1巻の説明に終止している。
というのも資本論は全3巻中、1巻のみがマルクスの著で、後はエンゲルスがマルクスの遺稿を基に書いているので、厳密にはマルクスの主張に忠実ではないのだ。だから、経済学者は1巻を重視する。
中にコラムもあってマルクスの人柄を知ることもできる。
まあ、要約するに、エンゲルスはすごい良いヤツだったと言える。
亡命してきた貧乏マルクスを助けてやって、しかも働いたら負けだと思って本ばかり読んで働きもしないマルクスに金銭援助をずっとしてやってるし。
マルクスが浮気してできた隠し子をエンゲルスが自分の子ということにして里子に出してやったりしてるし。
エンゲルスがいなかったらマルクスは確実に無名のただ貧乏なオヤジだったに違いない。
ニートマルクスによく最後まで付き合ってやったと思う。
さて、まあ何はともあれ『資本論』は現代の資本主義社会を見事に言い当てている名著。
マルクスの予言通り、いずれ資本主義が終焉して社会主義社会がやってくるのか、今はまだ誰にもわからない。
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以前マルクスの経済学草稿を読んでいたので、似たような内容だった。図解なのでわかりやすかった分、深いところまでは記述されていない。
労働者と資本家の関係を時代背景など交えてわかりやすく書かれていた。むしろそういった内容よりも裏話が新鮮でおもしろかった。マルクスは字がとんでもなく汚いとか、経済についてものすごく考察しているのに家計は貧乏であるとか。
マルクスの想定した未来の社会主義とはやってくるのだろうか・・・はたまたもはややってきた後なのか・・・
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今月の15冊目。今年の48冊目。
マルクス『資本論』を図解で説明しようとする一冊。しかし、肝心の図はすこぶる分かりにくい。というのも、色々な物を四角形をベースとして説明しようとしている。の割に図の中の文章が多い。図はいまいちだけど、剰余価値に集中した説明は勉強になりました。
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読了。図書館で借りた本。少し資本論のことを理解できたのではと思う。たぶん資本論の1巻を読んだからかもしれない。以前も入門書を読んだが、あまり人に話せなかった。やはり本物を目を通しておくと自信になるかもしれない。早く読み終えたいが、まだ2巻の途中である。あと8巻ぐらいあるがいつ終わるだろうか?
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図解をすると物事が分かりやすくなる、本当だろうか。
図解した本人が、そのことについてよく分かってる、それはある程度いるかも知れない。よく分からなければ、図解するのは難しいだろう。また、図解していくうちに、新たな発見もたくさんあるに違いに。
しかし、人の描いた図解で、私は分かりやすいということは、本当にあるのか。何か共通のルールのようなものがあれば別だが、自分勝手に記号やルールを決めて描かれたものが、共通のメッセージを持つとは、どうしても考えられない。
シンプルなことならいい。それは、図解するまでもなく、簡単に理解できるのだから。どんな図であっても、それを見た人は分かった気分になれるだろう。では、複雑な事象だったらだったらどうだろうか。
と、一般的な図解の話はさておいて、この本は実に分かりやすい。私は資本論を読んだことがないが、それでも、よく分かったような気がしている。それだけでも、この本を企画した意図は達成されたと言っていいだろう。
この考え方のすごさは、この考え方が生まれた時代背景がないと、十分には理解できないのかも知れない。そういう意味で、私が資本論をどこまで理解できたのかは怪しいが、とにかく、分かったつもりで読み通せたことは、間違いない。
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資本主義は、本当に人々を幸福にするシステムなのか。知識ゼロでも図解なら手にとるようにわかる!世界一やさしい「お金のカラクリ」。
3つのポイントで、『資本論』がよくわかる
1 お金とはいったい何なのか
モノ 労働 モノサシ 貨幣のグループ
2 お金はどのように増えていくのか
モノとお金の方程式 労働力が資本を生む
3 「働くこと」について考えてみよう
搾取 儲け 最後の1時間 オーバーワーク 搾取3つの法則
4 作業の「効率化」がもたらすもの
協業 分業 マニュファクチュア 国家のワナ
5 「仕組み」が社会を変えていく
6 給料のカラクリはこうなっている
出来高制 国際格差
7 資本主義の「これから」はどうなるのか
単純再生産 拡大再生産 社会的富 商人が資本家になった4つの制度 近代的植民理論