投稿元:
レビューを見る
楽しい本です。
PHP連載です。
児玉清さんが25人の作家と対談しています。
一人あたりの紙数が少なく、食い足りないところはありますが、写真も載っています。
25人は、大崎善生、森絵都、荻原浩、東野圭吾、上橋菜穂子、万城目学、桜庭一樹、角田光代、真保裕一、あさのあつこ、三浦しをん、有川浩、北村薫、川上弘美、町田康、江國香織、北方謙三、山本兼一、石田衣良、小川洋子、夢枕漠、村山由佳、北原亜以子、浅田次郎、宮部みゆき、とそうそうたる人たちです。
それぞれの作家のお薦めの本も載っています。
角田光代さんのお薦めは吉田修一さんの「悪人」です。
「週刊ブックレビュー」に出演したことのある作家が多いのは当然かも知れません。
荻原浩さんが読書家の奥さんに書いたものを読んでもらったら寝てしまったということで、「自分のストーリーをただ綴っているだけでは人は読んでくれない」と思い知って、「面白い描写」を入れるようにしたそうです。
桜庭一樹さんは戯曲が好きで、テネシー・ウイリアムズを愛読しているそうです。
かつては高校演劇でも「罠」「財産没収」「バーサよりよろしく」などが上演されました。
わたしもよく読んでいた時期があります。
児玉清さんは川上弘美さんの書評集「大好きな本」を褒めていました。
分厚い本ですが、書評というよりも川上弘美さんの人柄が語られているエッセイ集です。
川上弘美さんは「つまらない大人が一番面白い」と言います。
江國香織さんは幼少期に父親の書斎に出入りしていて、「積ん読」の効果について語っています。
本は読まなくてもそこにあるだけで雰囲気が出てくるといいます。
これは積ん読派にはありがたい言葉です。
児玉清さんは1934年生まれ、75歳です。
この年で精力的な活動を続けられていることに敬服します。
「週刊ブックレビュー」の司会もこのままずっと続けていただきたいです。
投稿元:
レビューを見る
児玉清さんと今をときめく豪華作家さんとの対話集。
ゆったりとした会話の中で各作家さんの生活の片鱗や創作・読書への姿勢が見えて大変興味深いです。
対話後のページにお薦めの本が3冊載っていて次の読書の手助けになります。
それにしても、児玉さんの会話で目立った「含蓄のあるお話…」という感嘆の言葉そのものが含蓄ありすぎです。
一度でいいから日常生活で使ってみたいものです(難しそうだ)
投稿元:
レビューを見る
<内容>小説って、本当に愉しいですね。芸能界きっての読書家・児玉清が、人気作家たちに根掘り葉掘り。「PHP」誌で大好評の連載対談、待望の単行本化。
投稿元:
レビューを見る
NHK『週刊ブックレビュー』的対談集です。物語を紡ぐ作者に対する、読者のあこがれの気持ちが出ています。25人登場しているので、ひとり分は短いのが残念。図書館予約数は34(09/09/23現在)です。
投稿元:
レビューを見る
+++
大崎善生 角田光代 町田康 村山由佳
森絵都 真保祐一 江國香織 北原亞以子
荻原浩 あさのあつこ 北方謙三 浅田次郎
東野圭吾 三浦しをん 山本兼一 宮部みゆき
上橋菜穂子 有川浩 石田衣良 万城目学
北村薫 小川洋子 桜庭一樹 川上弘美
夢枕獏
+++
まさに、「あの作家に会いたい」と読者が思う顔ぶれである。
作品の書き方や、子ども時代の読書体験など、同じような質問でも、答えにはそれぞれ個性がにじみ出ていて興味深い。それぞれの作家のおすすめ本が載せられているのも嬉しい趣向である。
聞き手の児玉清さんの読書家ぶりも素晴らしい。
投稿元:
レビューを見る
もっと、本を読もうと思います。。
町田康
>ストーリーだけだったら、一回読めばわかりますが、本は、活字という記号を並べた、音楽でいえば楽譜のようなものです。活字を追いつつ、「この人物はこういう人間だ」などと頭の中で再現して楽しんでいるわけで、当然、読む時の気分や年齢などによって印象が違ってきます。
江國香織
>本が発散するオーラがあって、たとえば専門書、恋愛小説、雑誌などによって、それぞれ気配を持っている。それはたとえば読まなくてもかなり強いものです。
>文章の方が、実物とはちょっと違うにしても、本物よりもずっと本物らしいですね。
北方謙三
>「主観的な言葉を選ぶ」ということです。例えば、赤い色を「美しい赤」と書けば、「美しい」は客観的な言葉だから誰でも理解できるわけです。次に「きれいな赤」と書く。「きれいな」には少し主観が入っているけれども、誰でも理解できます。これを「いい赤」と書くと、「いい」は完全に主観的な言葉です。そういう主観的な言葉を使って、なおかつそこに普遍性をもたせる。
石田衣良
>本を読まない人はソンをする。情報の九割は言葉でできていますから、読まないとますます情報格差が広がっていくでしょうね。
浅田次郎
>僕の芸術論は、なるべく世の中のことを経験しないほうがよいというものなんですよ。経験によって獲得するものも多いけれど、失われるものはもっと多い。
>どれだけたくさん経験したかではなくて、その経験をどのくらい解析できるかです。経験だけなら、苦労した人間はみな成功するはずですよ。
投稿元:
レビューを見る
児玉清だからアタックチャンスができたと思われるラインナップ。
嗚呼、素直に羨ましい。
わたしも万城目さんや北村さんや桜庭さんや小川さんや町田康に会いたいぞー!!
読了後に、各作家さんの作品を読みたくなりました。
投稿元:
レビューを見る
児玉清さんがさまざまな作家に会い、読書について語り合うという大変素敵な企画なのだけど、如何せん一人ひとりとの対談が短すぎ。
もっとじっくり語り合ってほしいというのが本音。
投稿元:
レビューを見る
はー、面白かった!
25人の作家さんと児玉さんの対談です。
1人1人案外短いんですが、内容は濃いです。
大変興味深く拝読致しました!
投稿元:
レビューを見る
感想はブログにて。
http://croco.blog14.fc2.com/blog-entry-159.html
投稿元:
レビューを見る
人気作家25人へのインタビュー集。企画としては面白いけれど、もう少しボリュームがあっても良かったかなあという印象。江國さんの「人格には言語によって形作られる部分がある」という発言が印象に残った。東野圭吾氏の器用さ、宮部さんの誠実さも、作品から受けるイメージどおり。
投稿元:
レビューを見る
25名もの作家さんとの対談。
一人ひとりは当然短いものの、非常にためになりました。
人生、何事も経験です。
やはり経験を蓄えて、想像力を育てないと駄目なんだと。
作家という職業は、やはりすごいのだな、と。
知っている作家さんなんかも結構いて、写真が付いていて
こういう顔だったんだ! と、そういう楽しみもありました。
ただ、東野さんは写真なし。
ちょっと、どういう人だったのか見てみたかったです。
投稿元:
レビューを見る
この本は、俳優・司会者として皆さんご存知の児玉清さんが、
様々な作家さんに会って、その幼少時からの読書体験、
また創作の過程などを対談形式でインタビューしています。
さすが、分野は違えど、言葉を生業にする方々だけあって、
各々の創作の秘密に迫る名言が目白押し。
25人もの作家さんを取り上げているためか、一人あたりの
ページ数が少なく、やや物足りない印象は否めませんが、
「小説を書くとは、いったいどんな作業なのか」(著者前書きより)
が垣間見える内容になっています。
投稿元:
レビューを見る
◆読みたい本に出会う◆
俳優として、クイズ番組の司会として有名な児玉清が人気作家25人と対談し、作品の創作秘話などを訊いていく。
読書好きな児玉清が実に楽しそう。
まだ読んだことのない作家の人柄だったり、好きな作家がこれまでに読んできた本やお薦めする本を知ることができる。
読書好きな人はもちろん、何を読んだらいいか迷っている人にもおすすめ。きっと次に読みたい本が見つかります。
投稿元:
レビューを見る
話題・有名作家と児玉清の対談集。
かなりの人数と対談しているんだけど・・・。ちっとも深い話になってないと思う。もったいない。
これだけ話題の作家ばかりなのに薄っぺらいと言うか。
それなら作家数を減らしてでもないようの濃い本にしたほうがいいと思う。