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先日他の本を買いにいった時に、うっかりジャケ買いしてしまった本。
分類的には、角川つばさ文庫や、青い鳥文庫等に分類される児童書。
難しい漢字と難しい話無く、感じには全てルビがふってある感じのあれ。
何となく惹かれる物を感じて買ってみました。
正直言って、流石というべきか、読みやすいです。
ラノベ文庫一冊に大体二時間かける僕ですが、一時間たらずで読んでしまったあたり、
読むのが早い人にとっては行きの電車で読み終わってしまう事でしょう。
コンセプトが『小説家を目指す』という物らしく、話もそれに沿った内容でした。
起承転結がハッキリしてます。
解りやすい。
程よい複線をちゃんと回収しつつ、一本道をちゃんと歩いていってます。
この作者の人は『少年名探偵虹北京介シリーズ』の人なんですね。
どこかで見た事ある名前だと思いました。
でも、この本の良さは間違いなくその内容のライトさ。
教科書と言ってもいいでしょう。
物語を作るにあたって、じゃあどうしますか、という、平凡な内容をどこまで物語として読ませるか。
しかも読書暦の浅い小中学生に。
そう考えると、この本の良さが、ちょっと解る気がしてきました。
ライトかつポップな内容で、躍動感のあるお話は
「暫く本読んでないけど本を読みたい。でもそこまでガッツリしたのじゃなくて、軽く読めるのから入りたい」
と言った、ワガママな人にピッタリな内容でした。
この本の問題点はその値段。
1200円はちょっと高いと思いました。
後半からの宴寿のデレっぷりがたまらない。
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夢水シリーズの岩崎姉妹の従姉妹、岩崎マインが主人公。
文芸部を復活させるお話。
楽しそうでとても良かった。
100mレースがすごい!
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夢水清志郎シリーズの亜衣ちゃんが所属していた虹北学園文芸部。一度廃部になった部を、主人公の岩崎マインがどうにかこうにか仲間を集めて復活させるお話。講談社の百周年記念作品群の一作です。
素晴らしい小説に出会うと、その文字が光って見えるというマインちゃん。中学生でありながら自身の小説へと向ける志と意気込みは強く、強く、強すぎて眩かったです……。おおお。これが若さというやつか……!
もう少しページ数があってもよかったかなと思うんですが、これはこれで。児童向けとしては充分なレベルの作品だったと思います。
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字が大きくて内容も、どちらかと言えば子供向け。
夢水清志郎事件ノートに出てきた虹北学園文芸部のその後の話。
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“「マインは、ほんとうにあきらめが悪いわね。」
……これは、ほめてるのよね。
わたしは、胸を張っていった。
「わたしの辞書に、『あきらめる』ってことばはないのよ!」
「その辞書、欠陥品ね。新しい辞書を買うことを勧めるわ。」
冷静な声で、葵がいった。
「フッ、あまいわね、ブルー。」
わたしは、葵が気づいていない点を指摘する。
「たとえ欠陥品でも、この世に一つしかないめずらしい欠陥品よ。その価値は、天井知らず!」
拳をにぎりしめるわたしを、葵がさらに下敷きであおぐ。”
どこぞの三つ子のいとこのマインちゃんの話。
熱血気味で小説書きのハーフな中学生岩崎マイン。
彼女が、潰れてしまった文芸部再建のために奮闘するお話。
最後の五人目の展開はありきたりじゃなくて良かった。
続き、でるかな?
“「わかってないわね、葵。」
わたしは、指をチッチッチとふる。
「わたしたちが復活させようとしてるのは、文芸部!文芸部を、ほかのクラブとおなじように思ったら、足下すくわれるわよ。」
そう、文芸部をなめてはいけない。
小説という世界を創造できるわたしたちは、ある意味、神とよばれてもいい。つまり、文芸部とじゃ、天上の神がすむ世界ともいえるのだ。
神に不可能はない!
それに、いかにも文芸部らしい、この最終手段。
「わたしたちがやらなきゃ、だれがやるっていうのよ!」
わたしは、拳をにぎりしめる。
「……だれもやらないと思うわ。」
葵が冷静な声でいった。”
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はやみねかおるさんの作品はどれも面白いッッ!!
すーっごくオススメですヨッ!!a(a`ε・´o)
内容ゎコメントくれたら教えちゃう♡
【持】
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私も文章書きなので気持ち的によくわかった。
マインちゃんはすごく魅力的な主人公。
岩崎三姉妹と一緒に出てくる話が読みたいなあ。
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ありがちな話をワクワクさせるのは作者の力かな。
文芸部を復活させるために部員を集めようと奮闘する様子が面白い。100m(枚)リレーはビックリです(笑)
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文芸部を作ろうと部員を集める
ハーフの女の子のお話で割と面白かった
ただ文芸部を作るまでの話なので続編があればいいなーって
思った
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ジタバタだったねー
これの続編で活動してるところを
読みたいなー
今回は部を作る感じだったから・・・
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文芸部に惹かれて買いました。面白くって読みやすい。
はやみねさんだなーって感じがします♪
内容は、廃部になった文芸部を復活させるために必要な部員を集めて文芸部を復活させるまでのお話。
主人公の、マインがものすごいパワフルでグイグイひっぱられました(笑)
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<内容>定年退職をむかえた元・小学校の先生が、子どもたちとの日々を小さな謎をひそませながら、奥さんに語ります。謎がとけたとき、幸せな子ども時代がよみがえる―。小学校を舞台に、先生と子どもたちのきらめくような夏をとじこめた、はやみねかおる最新ミステリ短編集。
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幼い頃から中学に入ったら文芸部に入部する、と決めていた岩崎マイン(父・日本人、母・イギリス人)。でも、部活の説明会で、文芸部は存在しないと知る。そりゃないよ、セニュール!期日までに五人の仲間を見つけてきたら部活を復活させていい、とのお達しなので、マインは部員を集め始める。文芸部は復活するのか?
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はやみねさんの話を最初に読んだのは何年前だろう。
夢水清志郎、クイーン、虹北恭助、トム&ソーヤ。どれも、『面白い本を沢山読んで』っていう、メッセージに溢れてますよね。
本書では、それ+書く楽しみも教えてくれます。
読むのが好きな人は、書くことも好きな人が多いですよね。そんな心をくすぐる本です。
それにしても、光る文章かー。 うーん、いつか光る文章が書けるようになれたらいいな。
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主人公のひたすら前向きに突っ走る姿に元気をもらった気がします。
主人公の岩崎マインは夢水清志郎シリーズでおなじみ岩崎三姉妹の従姉妹の中学生。その設定だけでシリーズファンの私としては嬉しい限りです。
「従姉妹のお姉さん」の影響で小説を書くことが好きになり、中学では文芸部に入ることに決めていたマイン。
しかし入学してみると文芸部は廃部になっており、マインは部を復活させるために部員を集めることに・・・というストーリー。
それにしてもかつて岩崎三姉妹の時代には、二人集まって「こんなクラブをつくった!」と宣言すれば部活をつくれちゃうという、なんともゆる〜い校風だった虹北学園がいまやクラブ創設に5名以上の入部希望者と顧問が必要というまともな学校になっていることがビックリ!
一体数年間のうちに何があったんだろう…?(笑)
「すごい小説を見るとその文章が光って見える」設定とか、意外ととんとん拍子で進む部員集めの展開とか、最後の1人が見つからずマインがとった最終手段とか、「何じゃこりゃー!」と突っ込みたくなる要素がたくさんあり、そこがなんとも楽しいです。
軽いノリで読める児童書ではありますが、中学校という新しい世界への期待感や、一つのことに懸命に取り組む青春らしさがリアルに詰め込まれていて、さすがはやみねさんだなー、と思いました。