紙の本
それにしても面白い時代
2023/11/02 13:28
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
春秋戦国時代について、やさしく説明してくれる本はないかと本屋さんをうろうろして出会った本、まさに思っていた本との出会い(ちょっと大袈裟)、それにしても面白い時代、これだけのことがわかるのは文字好きの中国人のおかげ
紙の本
中華文明理解の必読入門書
2019/06/08 23:32
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中華文明(中国を中心にした東アジア文明)の基本となる考え方や思想、世界観などを理解するのに大変有効な入門書。第1部のはじめの2章はやや初心者には難解な部分もあるが、今後の中国史を理解する上では重要な部分であり、古代史資料に向き合う姿勢も新鮮な発見であった。中国は広大な地域を対象とするため地理的な情報は重要であるが、一部地図の情報が不十分な箇所も感じられた。なんとなく戦乱の時代としか理解していなかった春秋・戦国時代の整理が出来た。
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先史から春秋戦国時代までの前半部はイマイチだけど、秦から晋までの後半部は面白かった。
前半部も出気が悪いわけでは無いと思うのだけれど、いかんせん古代中国史における史料批判の方法を入門書で展開されても、付いていけないというか……
各論は興味が出たら別途調べれば良いのだから、入門書ではもっと総論的な話が欲しいところです。
その点で後半は入門書に期待している内容そのものと言った感じで、わかりやすくて良かった。
全体を後半のテイストで統一して貰いたかったなぁ。
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古代史書をひもとき直す試みが中国史を根底から覆す。考古学の成果に根ざして庶民の暮らしや固有の風土を活写。甲骨文からはじまって始皇帝、項羽と劉邦、三国志の英傑たちまで、沸騰する中国文明の創世記へと誘う。
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中国史は陳舜臣に限るが、まあ勉強になりました。
難易度 難
感動☆☆☆☆☆
涙線☆☆☆☆☆
興奮☆☆☆☆☆
感心★☆☆☆☆
伏線☆☆☆☆☆
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第一部は著者が何度か言っているようにまさしく「私見」。著者が自分の研究の成果をまとめて披瀝したものといったところ。叙述は年代順と言うわけでもなく、よく前後する。概説的通史ではないし、入門にも向かない。第二部は対照的に秦漢を軸とした概説的通史。少し雑な記述もあるが、こちらは入門編と言った趣き。時代順に述べられ文章も平易。
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NDC209
目次
第1部 新石器、殷・周―族的秩序が崩れるまで(本書前半をひもとく前に;新石器時代;殷王朝と周王朝;春秋戦国時代)
第2部 皇帝、四海を制す(辺境の覇者―秦の勃興;天下一統―始皇帝の登場;長安の都―漢帝国の成立;登りつめた漢帝国―前漢から新へ;洛陽の盛衰―後漢;天下三分の計―三国時代)
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図書館で借りた。
中公文庫の世界の歴史シリーズ2巻目は中国の古代史から。考古学や中国の建国神話観点での話から、秦による統一、三国時代まで収録されている。
これも入門レベルではない。『史記』とは何か、という言及は無く、いきなり「『史記』が書かれた年代は正しいのか?」といった研究レベルの論理から入るので、「えーっと、史記って何だっけ…?」なんて考えていると置いていかれてしまう。
情報量は間違いないので、ある程度input済のレベルで読むのがいいのではないだろうか。