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スタッズ・ターケル自伝 みんなのレビュー

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みんなのレビュー5件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (3件)
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5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本

ターケルの人生

2024/02/25 00:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る

スタッズ・ターケルといえば市井の人へのインタビューによってアメリカの姿を描いてきたが、ではターケル自身はどのような人生を歩んできたのかがわかる。ターケルの人生は20世紀アメリカを映し出すものであろう。

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紙の本

彼もまた、大恐慌の子どもだった。

2011/03/15 22:14

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:拾得 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 『仕事!』をはじめ、米国におけるオーラルヒストリーの第一人者として知られる著者自身のヒストリーである。1912年に生まれ、2008年に96歳で亡くなっている。本書の原書が2007年刊行というから、ぎりぎりで間に合った待望の自伝である。
 個人史の試みにはさまざまな流れがあるが、『仕事!』のもつインパクトは独特のものがあった。日本国内でもさまざまな類似出版を生んだことからもよくわかるように、その独自性は、さまざまなふつうの人のオーラルヒストリーを、ひとつのまとまったものとして提示してみせた企画力にある。阪神大震災に遭った人々を「仕事」から括った本を手にしたときは、ターケルの本のもつ力強さをあらためて感じた。
 彼の本で訳されているものは少なくないが、彼自身の話は意外によく知らなかった。60歳前後に様々な人にインタビューをして本にまとめる、という作業をはじめる前は、それはそれは自身がさまざまな職を転々としている。法律の職につきかければ、労働運動に肩入れしたり、演劇を試みたり、テレビにかかわったり、ラジオのパーソナリティもやってみる。そんなこんなの延長で、インタビューをはじめたのだそうだ。
 「そんなこんなが歴史家ターケルを作り上げたのだ」とまとめたくもなるが、本書はそんなにまとまりがいいものではない。著者の思索のあゆみを知りたいと思った真面目な読者はむしろ面食らうだろう。本書の多くを占めるのは、どんな時に、どんな人と出会って、どんなことがあったのか、というばらばらなエピソードが雑然と積み重ねられているからである。
 90歳をこえて、こうした昔のエピソードの細かな部分を覚えているのは驚異的であるが(それに対して細かな注を付した訳者も大変だったろう)、好奇心おう盛な著者の人となりがよくわかろう。日本の自伝(もしくは最近のテレビ番組の多いエピソード)によくみられるような、「内面の歴史」や「苦労談」を期待する読者を軽々と裏切ってくれる。これらのエピソードをいくらまとめても、「ターケルの思想」などというものは描けないだろう。いや、そんなふうにまとめられない軽やかさこそが、彼の仕事を可能にしたともいえる。過去の自分の内面を現在になって語る、ということは、どうしても脚色を避けられないだろう。そうしたものこそ、ターケルが一番嫌っていたことではないか。「今、ここ」の語りを丁寧に聞き取ることに価値を見出していたのではないだろうか。
 そんな本書の中で、唯一、「人生観を変えた」と明確に語る出来事は「大恐慌」だという。しかしそれは、彼のキャリアや生活に大きな影響を与えたから、というわけではなく、「大発見」があったからだ、というのである。「人は特殊な状況に置かれたときどうふるまったかが問題で、どんなレッテルを貼られたかは問題ではない」(242ページ)ということが、よくわかったというのである。厳しい条件下で、人はどのように行動をするのか。おそらくそれは、「肩書き」やその人の「発言」などとはまったく無関係であったのだろう。それを彼は冷笑的にではなく、興味津々に見ていた訳である。十代の少年はとても困難な時代において、その好奇心を大いに開花させていたのである。

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2010/10/02 21:53

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2011/09/17 09:50

投稿元:ブクログ

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2013/08/23 01:25

投稿元:ブクログ

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