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やまのバス みんなのレビュー

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みんなのレビュー6件

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紙の本

【読みきかせ・就園前~小低】明日で廃止になってしまう路線バスにつぎつぎと動物たちが乗り込んできて……。温かで味のある木版画で秋深い奥山の様子を表現した、心ほかほか絵本。

2009/12/14 23:18

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村びわ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 正直、内田麟太郎さんのお話には食い足りないような感じもなくはないのですが、村田エミコさんの力の入った木版画で、絵本としての魅力がぐうっとアップしているように思えます。秋から冬のはしりのおはなし会のプログラムを組む絵本として、頭に入れておきたい一冊です。もちろん一対一での読みきかせやひとり読みにも良い本です。

 表紙で山が色づいている様子が確認できますが、すっきり墨色で仕上げた木版画に、各画面ごとに選ばれた物が少しずつ彩色されています。紅葉の様子のほかに、すすきや柿の実、きのこ、栗、ヤマイモ、ニジマス、渓流など。絵柄全体が、画家の人柄をしのばせるような明るく温かなものですが、ページを開くたび、とりわけ色が宿っている部分に、人肌のようなぬくもりが感じられます。

 廃止が決まってしまった路線バスのお話です。それも、いよいよ明日でバスはなくなるという日の出来事です。
 運転手の山田さんが25年間通いつづけた奥山行きの道でバスを走らせて行きます。お客は、町の病院へ出かけたおばあさんが一人だけ。ふたりでさびしく言葉をかわしながら走らせて行くバスを、沿道で動物たちがそっとながめています。最初はキツネの親子、次はクマの親子。どちらも路線バスがなくなる事情をちゃっかり知っていて、子どもが親に「バスに のってみたかった」と言いながら見送っています。

 おばあさんが降りたあと、山田さんは峠から通いなれた山や村をつらい思いで見渡します。思わず口にした「だれでもいいから のってくれたら」という言葉が風に乗って、あたり一面に広がって行きます。
 そして帰り道を下って行くと、あるバス停にイノシシ親子が待っていたので、山田さんは思わずバスを停めます。手にした山の幸をお代だと言い、イノシシたちは乗り込んできてしまいます。次の停留所ではクマが、さらに別のところではキツネが、それぞれ山の幸を手にして乗り込んできます。動物たちはふもとに着くまでに降りてしまいますが、「また のせてね」と見送ってくれます。
 ふもとのバス会社では、動物たちがくれた山の幸をバスの宣伝に使うことにします。紅葉や山の味覚などをピーアールして、山へバスで出かけるように人びとに呼びかけ、バスツアーに申し込んだ人に山の幸をプレゼントするのでした。

 木を使った版画が、山の光景を表現するのにやはり相性がいいのではないでしょうか。くっきりした黒い線や白い模様が強い印象を与えながらも、線の丸味や物の造型にやさしい味があって、とても良い感じです。
 木版画は力もいるし、時間もかかるし、絵に比べれば失敗したときの修正もしにくいし、厚みのある原版は保存するのも場所ふさがりでしょう。何十苦だとも思えますが、ひと彫りひと彫り心が込められた作品には、CGや絵画では表現できない「刷り」の味も加わり、個性的な存在感があります。

 特におおぜいの子どもたちが集まる会では、遠目がきき、他と雰囲気の違う絵の世界で変化がつけられるのが非常に有難いです。
 版画家の村田さんは、お話の創作も手がけ、いくつか楽しい作品を制作していますが、作家とのコンビでも良い作品に恵まれて、ますます活躍していくことを大いに期待しています。

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2010/01/07 17:34

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2012/08/11 03:44

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2011/02/19 00:46

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2011/01/12 16:09

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2017/09/17 14:33

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