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【夢ゼミ2010年04月オススメ本】
著者は、中学受験塾の経営者だった方です。今はニート支援のお仕事に携わっていらっしゃいます。
「子供のために」と思ってさせた中学受験が、逆に子供を潰してしまうことがある・・・と著者は言うのです。ならば、私達親は、子供のためにと思って何かを始めようとする時、一度立ち止まって、じっくり考えてみる習慣を持つべきでしょう。“子供を伸ばす知恵”、それこそが、親の知るべきことなのかもしれません。
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[ 内容 ]
3歳までは王様のように大切に、7歳から12歳までは召使いのように訓練し、15歳からは自主性を尊重して育てる。
たとえば、このインドの格言のような知恵が、今の日本の子育てには失われてしまっている。
4000組の親子を見てきた著者が語る、肩の力を抜いて、子供を伸ばす7つの知恵。
[ 目次 ]
第1章 中学受験の勉強は、「小学6年生から」で充分―子供を燃え尽きさせない、賢い進路選択(2009年春の大学入試結果が示した変化;子供に中学受験をさせる目的は? ほか)
第2章 親子の日常会話と生活習慣―何気ない日々のやりとりを点検してみる(親の何気ない一言が子供に与えるインパクト;子供をリラックスさせる口ぐせ、ストレスを与える口ぐせ ほか)
第3章 親子間のトラブルにどう対処するか―思春期の親子問題に「簡単な解決法」などない(子供の口答えは親離れの1つ;親がオロオロしてはいけない ほか)
第4章 子供を襲うトラブルへの知恵ある対応―友達関係、いじめ、不登校、ニート(子供の何を成長ととらえるか;「友達と気まずくなった」と言われたら ほか)
第5章 親「以外」の人生も楽しんでますか?―子供を伸ばす親、ダメにする親(「理想の家族」像の押し売り;親が多様な価値観に触れているか ほか)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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読み始めたとき、よくあるハウトゥ本かと思ったけれど違いました。
支援活動と、自らの子育てを通して得た著者のアドバイスは、参考になります。
あとがきを読んで、暖かい人だと感じました。
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学習塾経営から、引きこもり支援をするようになった教育者による親子論。
親子関係の観察、分析が優れており、今風の親子が目に浮かぶよう。子によかれ、がこじれてしまう、親自身も気づかない機微などがよく描かれ、ほぐされていく。
ごまかしのない親子論に爽やかな読後感。