紙の本
独断的な主張がめだつ
2010/09/10 01:23
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
カロリー自給率という指標が適切かどうかを吟味しないまま,危機感をあおる議論をすすめている. 自給率をたかめるための対策として著者がかねてから主張してきた 「高付加価値農業論」 をとりあげているが,これは 「水気耕栽培」 をひろめようというものであり,うけいれられていない独断的な主張だとかんがえられる. もうすこしバランスをとった記述が必要だろう.
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基本的に「食料自給率をあげるべき!」論者の本なので、そういった方向に終始している。イマイチ説得力に欠けるのはときどき絵空事に思える対策案が見え隠れするのと、「こうなったらマズイ」とする事態が起こる確率論のようなものがすっぽり抜けているからか。
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データは興味深い。表現は少々過激で、誘導的な印象が強いが、第6章の必要な施策もまた興味深い。自分は無知だった。しかし政府責任、政府批判が強い。自助努力には限界があるのか。
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[ 内容 ]
日本の食料自給率は四〇%前後。
その結果、私たちは、莫大な量の輸入食料に頼って日々の命をつないでいる。
それがきわめて危険な状態であることを、どれほどの人が認識しているだろう。
他の先進諸国のように、一〇〇%近い自給率を達成することは、この国では実現不可能な夢物語なのか?
そうではない。
真っ当な国家であれば、どんなに困難な道であろうとも、あくまで「一〇〇%」を目標とすべきなのだ。
農と食の現場に立ち続ける著者が、食料自給率回復の志を説き、熱く提言する。
[ 目次 ]
第1章 食料自給率の低さが意味するものは?
第2章 農水省発表の自給率と実質自給率はなぜ違うのか
第3章 日本の農業政策は、なぜ自給率を低下させたのか
第4章 食料自給率低下による具体的な影響
第5章 食料自給率をめぐる世界の現状
第6章 食料自給率向上のために、どんな施策が必要か
第7章 「新しい地方の時代」が鍵となる
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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2010/05/08:タイトルが微妙ですが、購入してみました。
2010/05/09:日本の食料自給について書かれた本ですが、視野が狭く誘導的で政府批判が強いです。
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日本は食料輸入世界一である。
世界中の食料を買い集めることによって世界の飢餓を拡大している。という。
これにどれほど人を動かす力があるだろうか。
道徳的に問題があるとしても、道徳の力だけで人を動かすのはなかなか困難なことである。
またご飯を残さず食べること=飢餓の広がりを食い止める。
まったくの意味不明である。
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同意できる部分もあるけど、
根拠それだけ?
とか、このデータの意味わかってる?
とか、いろいろ突っ込みどころが多かった
対策としてあげられてたこともそれはやめといた方がいいよ
みたいなんもあって、ちょっと知識不足ちゃうかな?
って思ってしまう感じだ…
あと自給率にこだわりすぎ!!
これで売れてる意味がわからん( ̄◇ ̄;)
自分も買ってしまったけど…笑”
特に読まんくてもよかったなって思える一冊でした
あっ、けど、同意できるとこもちゃんとあるよ♪
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食料自給率の問題とエネルギー自給とは似ていると思う。それは、この本の評価か意外に低いのを見て、特にそう感じた。
電気が原発がなかったら、生活が困るし、という感覚と、食料自給率100%にするといっても方法が、的な考え方は非常に似ていると思う。
ほとんどの人にとって、スイッチを押せばオン、コンビニで手軽に買える食べ物は何も考えることなくあるだけなのだ。
真剣にその元をたどっていけばどちらも同じ問題にたどり着く。
なかったら、暮らせるはずがないと思っているものがなくなったときにどう生活していくつもりなのか。
本当に持続可能な社会を考える時、今の自分の生活さえ便利ならそれでいいという考えをやめて、その先の未来をみる必要があると思う。
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精神論ですか?根拠も何もない筆者の妄想だけじゃあ説得力がゼロ。自給率100%にしたい気持ちは分かるが、何故100%にしなければならないのかという理由は弱く、どう100%にするかに至っては説明ゼロ。
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ところどころ非常に重要なことをのべている。
⚪︎アメリカの小麦戦略
⚪︎「自国内で生育を完結させること」
→外国産の飼料で育った国産牛、
輸入大豆で作られた味噌や醤油、
巷には矛盾の多い日本食が溢れている。
⚪︎地産地消
地域で食べる食料を地域でつくることには大いに賛成であるが、本著で自給率1%と記載ある東京などの都市部の食料はどうまかなっていくのか、もう少し具体的に書いて欲しかった。