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紙の本
いつもの誤解とすれ違い・・・
2010/02/15 22:42
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：めるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
18世紀初頭のロンドン。カリブの暴れ者海賊ディアブロが捕らえられ、テムズ河畔で刑が執行されようとしていました。浅黒い肌に黒ひげをたくわえた彼は、周囲の見物人を不適な笑みを浮かべ睥睨していました。見物人の一人デヴォンは野性味あふれる彼の姿を見て心を揺さぶられます。貴族の娘デヴォンは、父と婚約者に連れられこの処刑を見に来ていました。しかし、刑執行直前にディアブロの戒めは仲間の助けで解かれ、彼はデヴォンを人質に刑場から脱出します。そして、海賊と人質の娘はバハマを目指し、船上の人に・・・。
コニー・メイスンらしい、誤解による波瀾万丈ストーリーはとても楽しめました。
ヒーローのディアブロはデヴォンにメロメロで、出逢ってからは他の女性の誘惑にも惑わされず、一途にデヴォンを求めます。
裏切られたと思ってデヴォンを憎もうとしても憎みきれず、彼女を追い求めるディアブロの姿はgoodです！
しかーし！ 策略を練ってデヴォンを殺そうとまでした悪役が何の咎もなく許されてしまっていいんですか？ それに、あんなにディアブロに執着していたのに、そんなにあっさり鞍替えするの？みたいな終わり方に納得がいきません。死人まで出ているというのに。と、やや消化できない部分がありました。
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