投稿元:
レビューを見る
悪くはないけど、惹きつけられるほどの小説ではなかったです。もうちょっと上の世代なら懐かしさとかも感じるのかもだけど。
なんとなくだけど、「僕」が村上春樹作品にでてくる「僕」に似た感じをうけました。
投稿元:
レビューを見る
世代が違ったんだな。
私には早すぎたんですね。
多分それが一番大きな理由。
それでも…。
みんなで吹くことの素晴らしさを描くのに
もう少し言葉を尽くせたのではないかと思います。
投稿元:
レビューを見る
世代的に近い所為か読後もその世界に引きずられた。
高校生に戻りたいとかそんな気持ちは全くないんだけどね。
高校生になった途端、自分は大人になった気がしてた。その反面子供の顔してバカが出来るのも今の内ってこともわかっている。そんな時間を共有した者だけにわかるあの頃の話。
投稿元:
レビューを見る
ブラバンOBとしては、気になって手にしてしまう1冊だろう。推理小説でもなく、かといってラブロマンスでもなく、青春の一コマを回想しながら、ボクの現在を説明している。しいて言えば回想小説?。「ふーん」と言う感じで読みきってしまう一冊。学生時代の部活の思い出は色々あるだろうが、ブラバンの場合ちょっと特殊かも知れないという感じには共感する。
「過去と現在の、自分同士の泥仕合に終止符を打つ方策が、しかしここにあった。双方を連結してしまうのだ。連続させるのだ。バンドを再結成するのではなく、長く休んでいたことにする。そうすればすべてが未完の夢だ。存在するのは未完の自分と、それを取り囲む無辺の世界だけだ。コロンブスの卵である。」
投稿元:
レビューを見る
中高生の時代、ブラスバンドって確かにあったけど、音楽と真剣に向き合っている真面目な連中・・そんな印象があってなかなか打ち解けなかったなあ。
しかしやはりブラスバンド部のメンバーにも青春があり、この小説の中のような恋愛をはじめとする様々な出来事があったのだろう。
特にチームワークを大切にしなければならない団体だからこそ、微妙な人間関係が演奏にも影響したり・・。
ブラスバンドの経験がある人たちには、「懐かしい~」と思える小説なのだろうね。
投稿元:
レビューを見る
私も吹奏楽をやっていたので、とても内容が気になり手にした本でした。あのころ、もっと色々考えながら音楽をやっていたら、もっと違っていたのでは・・と思うけど、あのころがああだったからこそ、今こうして感じたのかもしれません。部活の雰囲気、匂い、とても懐かしかったです。
投稿元:
レビューを見る
青春小説ってこれのことを言うんだと思う。
人間関係が絡み合って、みんなが幸せになれるわけじゃない現実も踏まえている。なのに読み終わった後の爽快感は絶妙。
楽器の説明も割に判りやすく、良かったです。
用賀先輩と唐木くんが好きです。勿論ライ君も。来生も、笠井先輩も、辻先輩も川之江先輩も。嫌な部分もダメな部分も一杯あるのに嫌いになれない登場人物たちが大好きです。
でもやっぱり一番は、ユーフォニウムのお話ですかね。
投稿元:
レビューを見る
主人公が「吹奏楽部でコントラバスを弾く」という中々ない設定に衝動買いしてしまった小説。
ファンタジーとかそんな派手な出来事はなく、現実と回想を中心に淡々と物語が進行していく。
別に部活が強豪校というわけでもなく(むしろ弱小)、主人公も上手いわけでもなく、そして性格がいいわけでもなく、
どこにでもいるような普通の人の普通の青春時代が内容。(と感じた。)
そのためものすごく退屈な印象を受けました。
あんまり、楽しめなかったかなぁという印象です。
投稿元:
レビューを見る
今、リアルタイムに高校の吹奏楽部でコントラバスを弾いている自分としては、小説の中に出てくる曲のイメージがわいたり(自分で調べて聞いたものもありましたが)、講師の先生との確執などがすごーくリアルに感じられました。読んだ後に、小説に出てくる曲を聞いてみるのも良いかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
登場人物の多さとその一人一人にまつわる過去と現在の話が交差し、行きつ戻りつ読破したが…読解力が乏しいせいか、話が掴みきれなかった。
共に過ごした一つの仲間がそれぞれに歩みだし、時を経て、誰もが今の状況の中では脳裏に浮かぶ事すらなかったであろう一人一人の事を、何かをきっかけに集まろうとした時に、不思議と鮮明に浮かんでくるものだ。普段、思い出す事のない一コマ一コマによって今の自分があることを再認識させられた。
投稿元:
レビューを見る
なつかしシリーズを読んで、同作者の現在の作品を読んでみるっていう件。
うんちく並べるのがすきなのは昔と変わらないのね。
お話はそれなりにおもしろかったです。
投稿元:
レビューを見る
高校の吹奏楽部の話と、年月を経て再結成の機会を得た人の話。
音楽の話になるといまいち理解できなかったし、なにやら読み進みにくかったけど、地元なので広島の地名や、方言がいい感じで読めた。
家にあったのを読んだ。
投稿元:
レビューを見る
「音楽の時代だった。あらゆる音楽が今より高価で、
気高く、目映かった。」
この一文の持つ意味と真実。1ミリも間違ってない。
吹奏楽部を主題にしたロック小説なんだと思う。
そして、主人公のボクであるライくんとはきっと趣味が合う。
冒頭からE・コステロの名前が挙り、後半にはその嗜好は
XTCやSQUEEZE,CHEAP TRICK,The CARSといった引用が
される。間違いなくロック。しかもそうそう出会う事のない
正しいロック小説。
高校時代のかけがえのない時間、そしてうだつの上がらない
日々鬱屈としてキラキラしたものを殆ど無くしてきた40代に
なった今...。そんな過去と現在を交互に展開される今作は
読んでいて本当に胸が苦しくなる。年を重ねる事で得る事と
失う事のバランスの悪さを哀しい事に痛感する。しかしその
事実を飲み込んで行かなければいけないんだな。
その為にも自分にとって、まだ音楽...ロックは必要なんだ。
音楽業界は腐りきって死んだ。死に続ける。
でもロックはなきゃいけない。
投稿元:
レビューを見る
語り手の回想小説?書店のPOPに惹かれて購入したけれど、残念ながら期待はずれでした。
音楽も楽器も好きだけれど、登場人物の多さとわかりにくい広島弁に、読みすすめるのがしんどくなってしまった。
エピソードのひとつひとつも特に深められることなく、上滑り感があって、いまのところ再読はナシ。
投稿元:
レビューを見る
個性豊かなキャラクターでよかった。ストーリー構成が結構好き
25年前と25年後の行き来にたまにいまはどちらの時代なんだろうと感じたりもしたけれど(笑)
皆元と桜井はあまりすきになれない。