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司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」の登場人物をモチーフに、現代版の生き方に例えて重要なポイントを指南している。経営者または役職者の男性方には特にお薦めしたい一冊です。改めて「坂の上の雲」を読んでみたいです。
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「少年老イヤスク学成リガタシ、せっかちにゆかねば男子はどうなるものぞ」(正岡子規)
「流血のもっともすくない作戦こそ最良の作戦である」(秋山真之)
「第一線の状況に暗い参謀は、物の用に立たない」(児玉源太郎)
「功労者は、勲章をやればいいのです。実務につけると、百害を生じます」(山本権兵衛)
「人の頭に上下などはない。要点をつかむという能力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ」(秋山真之)
「人生や国家を複雑に考えてゆくことも大事だが、それは他人にまかせる。それをせねばならぬ天分や職分をもったひとがあるだろう。おれはそういう世界におらず、すでに軍人の道をえらんでしまっている。軍人というのは、おのれと兵を強くしていざ戦いの場合、この国家を敵国に勝たしめるのが職分だ」(秋山好古)
「教育というのは力ずもうのようなものだぜ」(和久正辰)
「戦いは、出鼻で勝たねばならぬ」「宣戦布告のあとで軍隊を動員するような愚はするな」(メッケル)
「良句もできるが、駄句もできる。しかしできた駄句は捨てずに書きとめておかねばならない。理由はない。ちょうど金を溜める人が一厘や五厘のお金でもむだにせずにこれを溜めておくのとおなじである。そういう一厘五厘をむだにする者が決して金持になれないように、自分のつくった句を粗末にして書きとめておかぬひとはとてものこと、一流の作者にはなれない」(正岡子規)
「乱読よ。本は道具だからな(中略)本はどういう名著でも数行、または数頁しか記憶しない。気に入ったくだりは憶えてしまい、あとは殻でもすてるように捨てる。人にやってしまうか、借りたものなら返してしまってそれでしまいである」(秋山真之)
「実施するのは頭脳ではない。性格である。平素、そういう性格をつくらねばならない」(秋山真之)
「諸君はきのうの専門家であるかもしれん。しかしあすの専門家ではない」(児玉源太郎)
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司馬遼太郎氏の長編小説『坂の上の雲』から名言を抽出し、著書の解説を加え、
「ビジネスに使える考え方、ノウハウ」としてまとめたものです。
好きな書として同小説を挙げる経営者やビジネスパーソンは多いですが、
僕が読んだ時は、物語の壮大さ、ストーリーの壮大さに、
いつしかそこからビジネスのエッセンスを抜き取る、ということを忘れ
没頭してしまった記憶があります。
もう一度『坂の上の雲』を読み返したくなりました。
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以前頑張って「坂の上の雲」全8巻を読んでみたものの、後半はほぼ日露戦争の描写で、なかなかその中から「なにか」を得るのは難しかった。
そもそも、私が「坂の上の雲」を読もうと思ったのは、卒論で組織を考えるにあたって色々本を読んでく中で、ちょこちょこ「坂の上の雲」に出くわしたからだったのに…。
そんな葛藤を、この本は解決してくれたので気持ち良かったのです。もちろん、解釈は人それぞれで、これが正解だとは思わないけど、1つの解釈として説得力があったし、共感できたので★5つ。
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会社に提出する読書感想文用に読んだ本。
仕事で大事なことを教えてくれる名言をピックアップしているのだけれど、台詞のひとつひとつが読んだときの興奮を思い出させます。
個人的に大好きな、西郷従道と山本権兵衛の三笠買うときのやり取り(腹切って云々)が挙げられてるのがうれしい。
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「坂の上の雲」は確かに面白かった・・・。しかし、ストーリーが・・・というのが本音。ビジネスの参考と言われていることの確認の為、読みだす。確かにビジネス上で使える考え方を纏めてあって、一読に値する。例えば、◇何が一番大事か、これを常に自ら考える事・・・・◇秋山真之の言った「細心焦慮は計画の要能にして、虚心平気は実施の原力也◇固陋/諸君は昨日の専門家であるかもしれん。しかし、明日の専門家ではない。等々・・・
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終身雇用と年功序列が崩れて久しい。世は実力主義が跋扈し日々加速度をあげている。現代に求められている人物像は、自分で考え行動できる人。これを実践するヒントが「坂の上の雲」の中、随所にちりばめられている。物語に引き込まれ心奪われ貴重な言辞を随分見落としていることに気付かされる。ビジネス面のみならず人としていかに生きるかの極意がここにある。春風を以て人に接し、秋霜を以て自らを粛しむ。
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戦時中の組織論、戦略、戦術、戦闘は、負け=「すべてを失う」につながるので、当たり前だが甘さが一切なく、自らの経営や仕事の取組みにおいて、身につまされる。