紙の本
渋くて沁みる30篇。
2017/01/26 23:21
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
30人の作家の短編を収録した一冊。
全体的に作風が渋いです。
佐伯一麦「焼き鳥とクラリネット」、重松清「それでいい」、高橋源一郎「凍りつく」、筒井康隆「出世の首」、吉田篤弘「曇ったレンズの磨き方」あたりが気に入りました。
特に「凍りつく」は、小噺のような起承転結の付け方。よくできてます。
強いて言えばもう少しSF作品が欲しいですね。
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掌編集が読みたくて買った本。原稿用紙数枚で独自の世界を展開するのだからやはりプロはすごい、と思わせる作家と「あれれ?」と思ってしまう作家がいる。掌編なので通勤途中に読みやすい。
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■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。
重松清ファン必見!
http://wwjdkan01.blog68.fc2.com/
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好きな作家さんが沢山参加してるから
迷わず買い!!
いしいしんじ、石田衣良、歌野晶午、大崎善生、重松清etc.
歌野さんはいつもとイメージが違って
ミステリーじゃなくて恋愛色が強かったから
意外な感じで新たな一面がみられた!
大崎善生の「神様捜索隊」読んで、じんわりした。
パイロットフィッシュ読んでいいなと思ってたけど
一気に大崎さんのポイントが上がって
アジアンタムブルー買っちゃったよね。
いろんな人の紡ぎだす言葉によって
広いジャンルのお話が読めるのはとても魅力的。
一作一作も短くてすぐ読めるから
ちょっとした空き時間に読むにもお勧めの一冊です。
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09/12/15読了 重松清のは面白かった。他にも幾つかあったけど。ホラーと言うか気持ち悪いのが多かったのは何故だろう。
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30人の作家による30もの短編集。ちょっとシュールなものから、シリアスなものまで様々。文体も内容も異なる短編集なので、電車など移動の間にちょっとずつ読むのにお薦め。
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いしいしんじと平野啓一郎がいたから買った。
石田衣良にびっくりした。起承転結の、起承で終わったろコレ。
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◆あらすじ◆
ページを繰れば、てのひらの上に広がる∞(無限大)───。
わずか10数枚の原稿用紙に展開される、ドラマティックな小宇宙。
祖父の通夜の席に忽然と現れた猫(「ミケーネ」)。
単身赴任最後の1日(「それでいい」)。
すり抜けてゆく固有名詞(「名前漏らし」)・・・・・・。
当代きっての匠の筆30作が競演する、この上なく贅沢なアンソロジー!
所要時間各数分、ジャンル横断現代文学・各駅停車の旅。
『極上掌編小説』改題
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短い物語だけにエッセンスが抽出され裸の作者が見えるような気がする。私が好ましいと思ったのは「ミケーネ(いしいしんじ)」、「おねがい(石田衣良)」、「パリの君へ(高橋三千綱)」、「曇ったレンズの磨き方(吉田篤弘)」。逆にそうでもないなと思えるのは、「永遠の契り(歌野晶午)」「凍りつく(高橋源一郎)」といったところ。作品の優劣ということではなく、あくまで好みの問題ですが・・・・・
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こういう、いろんな人のを集めた本は、いつもなんだかぼやけた印象で、あんまり買わないようにしようと思っているのに、何年かにいちど、買ってしまう。
今回も、同じ印象。残念ながら。
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短編集って手軽に楽しめて、移動中なんかは区切りが良いから重宝するんだけど、作家が色々集まって作られたオムニバス的なものは苦手な事に気付いた。作風も書き方も違う作品ばかり並べられて次々読んでたら、読了する頃には最初の話なんかすっぽり頭から抜け落ちてる。私の記憶力が悪いのか、作品との相性が悪いのかは判らないけど、短編集は短編集でも一人の作家が出してる短編集の方が好きです。
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初めて様々な作家の作品を集めたものを買った。
1つの本にしてあるけれど、内容に統一性は全くない。私は好みの作家を探すために買ったので、その点についてはあまり気にならなかったけれども。
作品から次の作品へと移る時に多少気分の切り替えが必要だが、統一性のなさはむしろ作家個々の個性の強さと考えてもいいかもしれない。それを受け入れられるかは読み手次第。
気にいった作品
いしいしんじ「ミケーネ」
大岡玲「ピクニック」
玄侑宗久「猫雨」
吉田篤弘「曇ったレンズの磨き方」
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祖父の通夜に猫が訪ねてくる「ミケーネ」/いしいしんじ
町内会で神様を探す「神様捜索隊」/大崎善生
墓参りの帰りに赤提灯に寄る「焼き鳥とクラリネット」/佐伯一麦
単身赴任を終えて荷物をまとめる「それでいい」/重松清
恋人に手紙で自分の過去を告白する「パリの君へ」/高橋三千綱
レストランのネズミの悲哀「悪夢――或は「閉鎖されたレストランの話」」/西村賢太
渋谷の女子高生の日常を会話と古文体で綴る「関寺小町」/橋本治
フリーターのおじさんにオカリナを作ってもらう「繭の遊戯」/蜂飼耳
29歳のOL4人が開運を目指す「あたしたち、いちばん偉い幽霊捕るわよ」/古川日出男
合宿所の管理人さんの元を度々訪れる「樫の木の向こう側」/堀江敏幸
言葉の解凍を仕事とする「曇ったレンズの磨き方」/吉田篤弘
カバーデザイン:國枝達也(角川書店装丁室)
有名作家30人を集めたショートショート集。
なぜか女性は小池昌代1人だけ。でもなかなかいいラインナップです。
『ひと粒の宇宙』というタイトルだから宇宙がテーマなのかと思ったけれど
特に統一性はなかったです。
発想として一番面白かったのは
「あたしたち、いちばん偉い幽霊捕るわよ」
幽霊が怪しい開運ブレスレット並の効力を持つ世界。
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2011/02/05読了
詳細なレビューは再読後に。
こういうアンソロジーかつ短編は、作者の性格や作風がよくわかる。
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たくさんの作家さんたちが描く小さな宇宙は、
それだけで話が完結するものもあるし、
これからの未来を想像させるものもたくさんあった。
作家さんが変われば宇宙の色はがらっと変わる。