紙の本
<最後の魔法使者>から物語は始まる。
2016/01/11 14:27
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
<伝説の森>を作った<魔法使者>ヴァニエルを描いた三部作の冒頭。
欠落を抱えた主人公というのは、マーセデス・ラッキー氏の作品に良くでてくるが、ヴァニエルの欠落は「愛されなかった」こと。
その苦しみから逃れようとするヴァニエルの内面的葛藤は読んでいてイタいです。
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マーセデス・ラッキーのヴェルデマール物だというだけで★4つは固い。
今回は主人公が実は少年(それも超がつく美少年)で、そこで改めて表紙を見てから少々イヤな予感がしたら……。
解説で「これはきっとボーイズラブ好きな人にもぴったり」みたいなことが書かれていて凹んだ。ちょっと違うと思うんだけど、それとも違わないんだろうか。
ストーリーそのものは伝説の「最後の魔法使徒」が詩人を目指す惰弱な少年から、使徒として能力を開花させるまでのサクセス・ストーリー第一部。彼がどういう最後を迎えるか、歴史的にわかってたりするので読むには楽しいけれど、やっぱり凹む……。
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ヴァルデマール年代記シリーズはこれ以外借りて読んだので、登場人物が思い出せなかった〜。はじめからまた読みたくなったー。
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魔法使者ヴァニエルが、魔法使者になる前の話。ヴァニエルの孤独が痛かったです。せっかくタイレンデルという伴侶を得たのに、また悲しい結末が待っていそう…。
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再読ー。上巻のチビータヴァニエルは近くにいたらうっとおしいだろなあとつい思ってしまう…かわいそう(笑)
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《ヴァルデマール年代記》シリーズ、もっとも古い時代にあたるもの。しかしこれから読んでも問題なし。既刊「ヴァルデマールの風」シリーズで出てきた伝説の王の若い頃の話。親族に愛されず愛を知らずに歪んで育ってきた少年が、愛されることを知って変わって行く、というお約束ながらドラマティックな物語。性描写はありませんが、これぞBLFT! って言いたくなる世界観の充実した美しさ。美形の男と強い女が多いのもラッキー作品の特徴です。続刊が待たれる。
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図書館で。この作者の男性主人公の作品初めて読んだかもです。
男性主人公の方が女々しかった(笑)。決断も遅いし、状況と言うか悲劇に寄ってる感はありますがそれにしても伯母さんも最初あそこまで嫌うこともないのに、と個人的には思いました。きちんと話しあってあげればもう少し彼の内面もわかったのではないのかな、と思うのですが。
愛は盲目、と言うような主役二人でしたが何となくふうん、そうなんだ~と言う感じで読んでしまいました。続きも楽しみです。
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http://shinshu.fm/MHz/67.61/archives/0000392327.html
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一気に上巻を読み終わってしまった。
やっぱ読ませるわ―。
正直、読み進めていたらボーイズラブ系な展開だったので、おっとお、と躊躇もした。
訳者さんも山口氏から変わっていたので、ちょっと心配でもあった。
けれど、そこはさすがのラッキー節。
まったくの杞憂だった。
訳も多少リズムが違う感じはあったけど、それほど大きな違和感もなく読み進められた。
何はともあれ、無事に刊行が続いていることに感謝!
下巻も楽しみ―。