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水ビジネスに挑む 日本人が知らない巨大市場 日本の技術が世界に飛び出す! みんなのレビュー
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紙の本
ハンバーガー1個つくるのに必要な水の量を知っていますか?
2009/12/28 23:20
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BXO - この投稿者のレビュー一覧を見る
ハンバーガーを1個つくるのに必要な水の量・・・・1,000リットル。これは、原材料となる牛肉や小麦粉などをつくるため、またその材料を運搬し加工するために必要となる水の総量であり、「ウォーターフットプリント」という指標として活用されつつあるものだ。水は、食料に限らず、衣料品や工業製品の生産にも大量に使われる。少し考えてみると、世界の水不足は決して他人事ではなく、遠い国の水不足が、私たちの生活必需品の生産量減に直結していることがわかるだろう。これらのことからも、水不足問題の解決は、私たちにとって大変重要な課題であると言える。では、私たちにできることは何か。それはもちろん「節水」などではない。水は地産地消の最たるものであり、日本で節水したからといって、遠い水不足の国へ水が行き渡るわけではないからである。本書はまず、水に関して、日本で・世界で起こっている問題を対談形式でわかりやすく解説してくれる。さらには、その問題を解決するために、国内で必要な取り組みは何か。また、世界ではどのような取り組みがなされようとしていて、その動きの中で日本はどのような貢献ができるのかに話しは及ぶ。身近な話題から、世界の話題へとストーリーがスムーズに展開されていくため理解しやすいのが良い。
「水」は人間にとって欠くことのできないものである。それは、現代においては、飲料水としてというよりも、むしろ文化的生活を維持するうえでの意味合いが強い。本書は、人間にとって最も身近な「水」について、今まさに起こっていることを教えてくれる貴重な一冊である。対談形式で読みやすく、3~4時間もあれば読めてしまう。「水」に対する正しい知識・捉え方を身につけるために、ぜひ多くの人に読んでほしい。
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