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『僕には秘密がある。美しい秘密がある』
『二年たって僕が帰ってきたら、君にそれを話そうね』
(テオドール・シュトルム『みずうみ』)
心葉と遠子の関係の深さがあるゆえか、菜乃が居たたまれない。
それ以上に、ななせの報われなさと言ったら…。不憫。
人間は誰しもが怪物になる要素を持ち合わせている、ですよね。
心葉は強くなったなーと思ったらあれあれ?なラスト。次巻はどうなる。
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なんでしょうか。今回はあまり熱中して読めなかったような気がします。フランケンシュタインを読んでいないことも影響していると思いますが、モチーフの作品を知らないことはこれまでにもあったので、そのほかの部分だと思って振り返ってみました。
まず、いつもよりも出てくる本や文章の話題が圧倒的に少なくて、文学欲があまり満たされなかったことにあると思います。そしてこの巻が、登場人物の変曲点になっていることが大きな原因だと思います。
というのも、これから複数人の精神的成長が起こるだろうという確信がもてる巻だったからです。成長の変曲点のみを書いた文学作品には見当もつかないので、でてくる文学作品が少なかったことも納得できます。ですから、変わる前と変わった後までが書かれているのではなく、変わるきっかけの場面が引き延ばされて一冊になったという感じです。そこに、いままでとちょっと違った気持ちを抱いたのかもしれません。
それでも、最後の最後の1ページ足らずで、次が気になってしょうがないようなことが起こってしまいます。・・・ですから、次の巻が出るまでがんばって生きようと心に誓いました。
2010.1.1. 22:40 読了
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2009 12/28読了。Wonder Gooで購入(新品)。
表題作の「傷心。」もいいけれど、文化祭を描いた「怪物。」に心をかきまわされた。
怪物を理解できない菜乃がそれでも怪物に向き合っていく姿に打たれる。
結果は完全に見えているわけだけど、それでもこの見習い"文学少女"には頑張ってほしいな。
怪物を知って、そういう愛もあるなんて受け入れるよりも、理解できず時に怯えながらも友達になりたいと言い、先に進むとも言った菜乃の綺麗さを応援したい、とかなんとか。
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これぞ文学少女という感じです。
遠子先輩は出ないものの菜乃の変態ぶりや、
懐かしい面々も出てきて大満足。
でもやっぱななせだね。
彼女の不遇っぷりは泣けてきます。
しかしあの終わり方はなんだ!
続きがめちゃくちゃ気になります。
しかも次巻の前に挿話集3巻があるとか。
遠子先輩が読めるのはいいけど、次巻は夏くらい?
焦らしプレイは嫌いじゃないけど、夏は遠いなぁ。
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通常版にて本編の感想。
コラボ表紙もいいけど、こっちのが表紙も好きかも…色合いも凄く綺麗。
うん、やっぱり、菜乃ちゃんはいい!
この子は好き嫌い分かれるでしょうね、千愛ちゃんが嫉妬したように
真っ白で綺麗。
でもそんな彼女だからこそかけられる言葉もある。
綺麗事だと鼻で笑われても、「ウザイ」と言われても、
それで諦めてしまっては開かない扉もある。
その扉を開くことを諦めない菜乃ちゃんは、真っ白だからという
だけでなく、彼女のポジティブな性格によるものだということに
彼女に触れるうち皆気が付いていくのが心地よい。
何だかんだで登場人物全員が彼女に根負けしてるのがいいです(笑)。
ただ、今回、「天使」はクライマックスの某シーン以外邪魔だった
気がするぞ…
自分は今回のゲスト2人は最初から「ボク」が怪しいと思って読んでいたのですが
「天使」のせいでもう一人のイメージが中々つかめなかったよ。
そりゃこいつなら菜乃ちゃんも怖かろう、と思いますが、
菜乃ちゃんにこいつがかけた言葉はとても怖い。
そしてゲストの「ボク」もかなり嫌いなタイプですね。
この子は無意識にいじめっ子になってるタイプと思うぞ…
今回のゲストはじめこの作品で病んでいるキャラは皆
「相手への強い依存」が原因なんですよね。
ほとんどの原因がやはり「家族」に起因しているのが切ない…
前にも書きましたが「憎しみや嫉妬」は教わらなくても出せてしまうと
いうことがとても辛いですね…
本能的に「愛情」を求めるように人間は出来てるのかもと感じました。
そんな中菜乃ちゃんは「依存」があまりない。
だから強いのかもしれない。
そして「依存」が強い人間の抱く葛藤も理解するのに時間がかかる。
でもそんな彼女だから「依存」しなくても開ける道を示せる。
ななせたんが救われていくに彼女の登場は必須だったのかもとも感じます。
最終巻は「“文学少女“見習いの、卒業。」だそうです。
今回読んで余計に思ったんですが、“文学少女“見習いて、心葉君でない?
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健気で一生懸命でかわいいけど、やっぱりちょっとまっすぐすぎて近くにいたら痛いんだろうなぁ。心葉くんの気持ちはよくわかるけど、高校生であんな人の拒絶の仕方を身につけちゃだめだ。
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まあさすがに全巻読んでれば誰が何をするのか
どんな感じなのかわかっちゃいますね。
犯人とかw
このははなんであんなモテんだろう。
男にも女にも。
文学少女シリーズは稚拙すぎる表現と巧緻すぎる表現が多いイメージです。
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ともせんぱいの壊れ具合の描写が凄かった。。
続きが気になる。。後1作で終わってしまうと思うと寂しい。。
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文学少女シリーズ外伝の2巻。
見習いは3巻で完結だそうですね。
次の最終巻が楽しみです。
今回はモチーフが「フランケンシュタイン」ですが、
最初の方は面白くて先が気になったのですが、
何だか段々一寸強引に感じてきてしまいました。
現在の怪物の錯乱具合に共感を覚えられなかったからかしら?
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好きです、けどナノちゃんに逐一いらっとさせられます(笑)
私はやはりとおこが好きなので本編ファンです。
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なぜ、こうも菜乃を応援したくなるのか。
もちろん、木葉は遠子と結ばれるべきだし、周囲の登場人物も、そう思っている。
もちろん読者にも「木葉と遠子の関係に割り込む女?許せない!認めない!」と思う人はいるだろう。
菜乃の味方は、作中にも、作外にも(?)少ない。
しかし、読んでいるうちに、「文学少女」に似て非なる少女・菜乃を応援せずにはいられなくなるのだ。
それは、どんなに菜乃が努力したところで木葉の気持ちは変わることはないという安心感もあるせいなのかもしれないが、菜乃の素直でひたむきな性格が、そういう気持ちを起こさせるのだろう。
アンチ菜乃の「文学少女」ファンの人、だまされたつもりで読んでみることをおすすめします。
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菜乃の役割は、皆が幸せな結末に至るための調整弁なのだと思う。ゆえにどこまでも脇役の物語で、それがすごくいとおしくて、寂しい。
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菜乃の本の読み方が変わる所が見所‼
今まで自分がこうなって欲しいという「願望」を「想像」し読んでいた菜乃が文学少女としてまた一歩成長します。
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やっぱり面白かった。心葉くんは大人になったのか心の中が見えにくくなったような、でも菜乃ちゃんと同じでたまにくる笑顔にキュンとしちゃうのだ。傷心。に出てきたみずうみも気になる。
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一生懸命な菜乃は健気で可愛いと思う反面、遠子がいるんだからちょっかいかけないで!とも思ってしまう。
心葉がちょっとでも惹かれる気持ちも分からなくはないけどなんか嫌だ・・
怪物かぁ、きっと誰だってそうなる可能性はあるんだろうと思う。心葉を分かってないって言われた菜乃だって心葉が原因でそうなってもおかしくないよね。
ただ優しい(?)友達がいるから大丈夫だと思うけど。
ななせちゃんのでれっぷりがかわいい♪