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人生を投げ出したはずの男と
さみしがりで依存症のソープ嬢。
どうしようもないふたりなのに
愛しくて愛しくてたまらなくなる。
最初から最後まで
「どうしようもない」
と思ってしまうのに
不思議と優しい気持ちになれる。
愛ってなんだっけ?
って思ったときにでも
また読みたいと思います。
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帯に「この文庫がすごい! 大賞2010」と書かれてると思って買ったんだけど、よく見たら「この官能文庫がすごい! 大賞2010」だったw せっかく買ったんだからと、ちゃんと全部読みました。
や、普通に小説として面白かったです(^^;)。
ちゃんと一人の男の生き様を追いつつ、その男から見た一人の女を描いてる。そして大切なのは、そうやってちゃんとした筋立てがあった上で、多彩な性交シチュエーションが差し挟まって来ること。ストーリー上での必然性があり、なおかつ、相手やシチュエーションにバリエーションがある。
なんと言うか、ストーリーもちゃんとあった上で要所要所で戦闘シーンが入って来る王道バトルマンガみたいな感じと言えばご理解頂けるでしょうか。題材も手法も自由な「文学」よりは、こういうジャンルノベルとしての必須課題・制約があった上での創作の方が、個人的には好きかもしれません。
歴史上の人物を題材とした小説が好きなのもそこで、やっぱり「歴史的事実」という制約があるからこそ、そこにどう辿りつかせるのか、どう解釈するのかが面白い。事実を捻じ曲げてストーリーを自由に作っちゃうと興醒めなんでね。
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まあ、官能小説ということで・・・
「この官能小説がすごい!大賞2010」でしたっけ?
人生に絶望した主人公と、助けてくれたソープ嬢の切ない愛の物語。エロといって毛嫌いするような内容ではない。お互いのどうしようもない性が悪いことを引き起こし、最悪の事態へと進んでいくが、最後はハッピーエンドなんでしょうか。読後感はいいですよ。
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こんなに短時間で読み終えたのは
久し振りでした。
私も官能小説だと知ったのは
買ったあとでしたが…
人生を捨てて死を選ぼうとした男が
1人の少女との出会いで生きる希望を
見つけたり、しかしその少女もまた
問題を抱えていたりと。
愛に気付いた時は既に
どうしようもない状態でしたが
ハッピーエンド、良かったです。
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本屋で見かけて、帯が目立っていたので買ってみました。官能小説はあまり読まないのですが、結構エロ楽しかったです。でも何だろう、濡れ場の密度だけ濃くて、そのシーン以外がすごく薄くて頼りない印象でした。
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2015年、8冊目。
2015年、初官能小説。
2014年末に『堕落男』を読み、解説が気になり、「もぅ何冊か読んでみよう」ということで、2010年、「この官能文庫がすごい!」大賞受賞の今作を手にとりました。
死に場所を求める主人公、矢代。迷い込んだ場末の町のソープランド。そこでヒナという女と出会う。矢代はヒナに拾われ、生活をともにするようになるのだが……。
フォーマットは完璧に、官能小説。一~七の各章にキッチリ、計七回の官能場面が出てきます(最終章のみ官能場面はありません)。そして、その分野では、一線級の作家なので、ソコは外しません。
ただ、読み終えると、青年向けの甘酸っぱい恋愛小説を読んだ感じにさせられます。
(自分も含めて)イイ年こいたオッサン向け、歪んだ(ひずんだ)、恋愛小説ってところ。
自分も、まだ「どうしようもない恋」、間に合うかな?
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友達におすすめされたので読んでみた
脱サラして失敗した男が、自殺するために彷徨っていたところでソープに行き、そこの女の子に拾われてヒモ生活を送りながら、這い上がろうともがく話かな
底辺にちかい泥沼でズブズブになっていくところとか、そうだよねーと思った
このソープ嬢がおバカな子で、最後はとばっちり食って大変なことになるけど、一応ハッピーエンドかな
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最初は性風俗への嫌悪からイライラしながら読んでたけど、だんだんと引き込まれた。抜け出せない感じを漂わせながらも、すんなりと回復の方向にまとまってて良かった。
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「この官能文庫がすごい!」宝島社 2010年大賞作品 官能ハードボイルドっていえば勝目梓ですよね、ハードボイルド味も最後にちょっと足しましたって程度で、全体にはソープ嬢と落ちぶれた中年オヤジのゆるいやり取りで終始する。最後のヤクザがうんぬんは必要なのか疑問。
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初草凪。情事相手はほぼ一人だが、珍しく内容があるストーリィ展開で面白かった(^^ 確かにどうしようもない恋だったなぁ…。タイトルの“唄”とは何を表していたのでしょう?彼らの情事中の咆哮?だったのだろうか——それとも、最後の手紙のことだろうか。星四つ。
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官能小説を読んでみよう第一弾
うーん、表現はかなりピンクい。読みやすかった。
物語としては若干チープな内容だったけどまとまりはあったと思う。
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官能小説の要の性描写はすこぶるよく描けていて、コミカルだけどゾクゾク来る。ストーリーは陳腐だけど、性をフックにして人の破壊と再生を描くのはやっぱり楽しめる。
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どうしようもない、恋の唄 だった。タイトルと内容が読み終わると合致しとてもスッキリした気持ち。恋のもやもやや、わずらわしさ、暖かさなどが詰め込まれた作品。青春作品と言いたいくらい私には清々しかった!
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官能小説?ではないと思うけれども、面白かった。
色々な好きが入り乱れてグチャグチャのボロボロになるけれど、どこか爽やかな感じに終わりました。
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官能小説を読んでみようってことで読んだけれど……
性描写だけを描きたいならどっかのサイトで書いてくださいという感じだった
物語も描写もあまりにも陳腐、官能小説って大体こういうもんなのかなあ
官能小説に手出しにくくなってしまった