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首相の動静でここまで読めるのは面白いと思いました。
池上さんならでは、でしょうか。
あまり関心がなかったからか、色々ありすぎてなのか、この事件はこの首相の時だったのか! というのが多かったです。橋龍さんがお寿司屋さんに行った下り(佐川芳枝さん参照)がなかったのは残念かな。池上さんならどうコメントするか読みたかった気がします。
難は切抜きが大きさが様々で、切抜きが大きければ尺は小さくなり、読み辛く、切抜きが小さい時は「でかっ」なこと。新聞自体も活字を変えたりしてるので単純ではないけど、せめて実寸ならなと思いました。
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新聞の首相の動向を参照しながら、どんな生活を送っているか、どのような政治状態だったかを福田首相(父)時代から書いている。田中角栄時代のを知りたかったが情報がないのだろうか。
首相は読んでいる本まで公開されるからどんな分野に関心があるのかがわかってしまう。
麻生さんは大平さん以来のカトリック信者。
アメリカではプロテスタントじゃないと大統領になれない、唯一ケネディだけがカトリック。
読書化の首相は、大平、中曽根、宮沢、橋本。
福田(父)はそば好きだった、とかそういうのも類推できる。
大平さんは歴代の首相の中でも、飛びぬけて知性があった。発言は常に慎重で失言はなかった。
鈴木さんは総理になる野心がなかったから外交には疎かった。
中曽根さんはよくプールで体力づくりをしたり座禅をしたりしていた。
竹下さん時代にアーカーソン州知事クリントンがが来日している、当時、若手で田舎の州知事に興味を示す財界人はほとんどいなくて、軽くあしらわれた印象をクリントンは持った。
村山さんが首相になったのはまさに驚天動地の事態。
小渕さんは海のラーメン屋。期待してなかったら、意外とおいしかったとのころこ、こう評したのはビートたけし。
小泉さんは自他ともに認める変人。3回も総裁選に落ちている苦労人。
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テレビで、池上彰さんが解説後、何気なく宣伝していましたが、
興味をそそられました。新聞の見方が変わります。
まさに、テレビで放映されていてもののロングバージョンです。
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初めてこの本を見たときはなんて地味なテーマなんだろって思いましたが、読んだらかなーり面白かった(^^)さすが池上彰さん!
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まず着眼点に賞賛を送るべきだろう。
こんなに面白い物に、なんで今まで着眼した人がいなかったんだろうという気にすらなる。
新聞の隅っこ、一段を割いて端的に語られる機能の総理大臣の一こま。
震災の当日にもフツーに業務をこなす人がいるかと思えば、誕生日の日に誰も訪問者がいなくてクラシック音楽に浸る人もいる。
人柄・人脈・趣向から思考回路までがもろに出る。
プライバシーなぞ完璧になく、一国の将として全て丸裸にされる気分ってどんなもんだろうか。背負う物の大きさを感じる。
と、同時に、そんな大役を仰せつかっているはずの今の動揺具合を考えると、国民としてうーんと唸らざるを得ないところが一番の問題点だと思う。
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池上さんの別の本で、総理の一日を読むのがけっこうおもしろいと知って、安倍内閣発足からずっと毎朝新聞でチェックするようになりました。
でも結局、チェックするのは、アフター5にどこで誰と食事しているのか程度で、まだまだその記事の面白さがわかってなかったな~とこの本を読んで思いました。
おもしろさをさらに満喫するには、前後の政治面などをちゃんとチェックすること♪
この本は福田赳夫内閣からあとの首相動静のピックアップ&解説が中心です。また、内閣ごとに章立てされていて、それぞれがどんな内閣だったのかも開設されています。
筆者が池上さんなので、これがものすごくわかりやすい。
ずいぶん昔の内閣の話でも、現代感覚で解説してくれるので若い人でも難なく読めます。
惜しいのは、執筆時期のせいですが
菅直人内閣の解説を読んでみたかった!