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ローランドベルガー会長、遠藤功さんによる新刊。
日本企業がこれからどうすれば競争力を取り戻せるか、そのヒントが書かれている。
中国のGDP成長率の高さ、日本経済の低迷が騒がれる。
その中で日本起業がキラリ輝く方法を示唆してくれている。
今後の経済を見通す上で、また経営のヒントとして、ぜひ読んでおきたい一冊
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◆日本企業の「不安」の原因
1.「自分たちの未来が見えない」ことから来る「不安」
2.「自分たちがやってきたこと」に対する「不安」
日本には、たとえ規模やパワーという「体格」では劣っていても、
「体質」という新たな切り口で十分に戦うことができるだけの潜在
力が備わっている。
圧倒的な質の高さで存在感を示すことこそ、日本、日本企業が生きる道である。
虚勢を張って中途半端な「体格」を追い求めるのではなく、
たとえ規模では劣っていても、「キラッと光る」存在感のある国、企業をめざす
GDPに占める研究開発費は、日本が長年世界一位
私がこれまで出合った優良企業は、
どこも「当たり前のことを、当たり前にできる」組織能力を磨き、
そこで差別化を実現していた
そもそも企業活動とは何か。
その原点に立ち戻れば、その本質は「価値創造」である。
そこでは「金が金を生む」という虚構のゲームは、本質的に成立しえない
インド車とは戦うな
「Dream Big」「Think Small」「Act Big」。
この三つが調和したとき、
日本企業の未来が切り拓かれていくのである
「日本人はパーツ、すなわち細部から入って、全体を見るのが得意
だ。
逆にアメリカ人は全体から入るのは得意だが、細部にいくと大
雑把になる」