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第一部メニーメニーシープとはうってかわって、201X年の地球が舞台。
「フェオドール」「羊」「冥王班」。時代も舞台となる惑星も全く異なるが、いくつかのキーワードで前作とつながっている。
ファンタジー色の強かった前作と違って、前作メニーメニーシープの世界がどのようにして誕生したかを、科学的根拠で説明するかのように物語が進行していくハードSF的な展開に、鈴木光司の「リング」→「らせん」の流れを彷彿とさせる。この第2部「救世群」から読み始めても良いように書かれているけど、メニーメニーシープの伏線回収的な展開も多いので、やっぱり順番道理読むことを強くおすすめします。
これはとてつもなく壮大な物語になるのかもしれない。ああ、早く続きをよみたい・・
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「本シリーズは発表が長期にわたり、ストーリーも錯綜するので、少なくとも中盤を過ぎるまでは、どの巻を取っても単体で楽しめるようにしてみました。
一巻まだ買ってない、という方は、構わないのでここから入ってみてください。」
だそうです
しかしこの人のタイトルの付け方は本当に何とかならんもんか
「イマジネーションを刺激される」ことが全く全然ないタイトルの全作リストとは、ある意味凄いなと思う
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良かった♪
前作の前日譚ということで、
これがあそこに繋がっていくのかなと考えながら楽しむことができた。
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前巻は「おい!?」って感じの結末で、今回は冒頭から舞台が前巻とはまったく違って、いきなり「おい!おい?」で始まりましたね。
まったく、困惑も含めて楽しませていただきました。
読み進めていくうちに、「メニーメニーシープ」との繋がりが見えてきて、納得です。
まだまだ、先が読めない大ストーリーの流れがあるのでしょうが、単独の一冊としても楽しめそうです。
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なんか1と舞台が全然違って混乱。
内容は面白くて一気に読めたんだが、今後どうすんだろ…
まぁ続きは気になる。
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とりあえずみつけるとすぐに買ってしまう作家です。
あ~これ、こないだのシリーズモノの続きだよなあ~どうせコレでは終わらないんだろうなあ…とあまりテンションを上げずに読みだしたのですが…読みだしたらあれよあれよと最後まで一気読みでした。
この方の話が面白いなあ、と思うのは想像できる現実とあまりに乖離していない点にあると思います。未曾有の感染病が流行った際(そして完治しない時)今の人間はどういうような行動を取るだろう。この方の描かれた一つの流れはこうはならないかもしれない、だけれどもこうなる可能性も限りなくあるなあと思わさせられる仮定形の未来だと思うのです。…まあもっと混乱した限りなくスマートで無いやり方も多聞に想像できるわけですが。
この話はここで終わりで良いと思いました。うん、ものすごい納得できる。
無理なハッピーエンドや何となくうやむやなままで終わったことにされてしまうのならたたかいつづけているであろう千茅を想像しているほうが自分的には納得がいきます。最後の彼女には追いつけなかった、の一言が効きますね。そうか、そうだったのか。
それにしてもこのシリーズってどういう全体像何だろう?
俄かに色々とワクワクしてまいりました。
キーワードが羊なのかな?
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2巻は一転して現代でのアウトブレイク。1巻で書かれていた単語がちらちら出てきて面白い。特にフェオドールはびっくりした。800年も前のここからつながるんだ。
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期待に外れない一作。
現代が舞台で、前作の登場人物は一切なし。どうつながるのかと思っていたら、ところどころに散りばめられたキーワードがうまくリンクしていくのですね。
いくつかの謎が解け、また新たな謎が…続編が待ち遠しい><
ラスト別人じみたチカが格好良くて大スキですw
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読書中、ずっとボードゲームの「パンデミック」が脳裏をよぎっていた。すべての始まりの話だが、さて、ここからどう1巻の内容につながるのか、実に楽しみだ。
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前巻のキーワードになっている冥王班の発生源とそれにかかわる人たちとの人間関係が読みごろとなっています。
昨年の新型インフルエンザのパンデミックを取り入れた内容の濃い話です。
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流行病の怖さを考えて、ぞっとした。利己的な自分の身に置き換え、体力をつけたい、たとえ病にかかっても、回復して生き残りたいと思いながら読んだ。けど、生き残った果てに起きること、感染しないことで起きること、どのパターンも想像しただけで辛い。
少し世界がみえてきたところで終わってしまったので、続きが気になる!!!
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口蹄疫が猛威を振るうそして新型インフルエンザも
記憶にあたらしい2010年5月であれば
昔々のエボラ出血熱などの話より
パンデミックの恐怖は想像しやすい。
一部ハンセン氏病に対する愚策を感じる場面もある。
羊、フェオとともに第1巻で最後に語られた
医師団、救世群、亡霊に触れられたのであれば
これから8巻の間に抗した、深く恨んで隠れた救世群と
六勢力の話があるのだろう。
医師団とチカヤがかかわるのか興味深いが
次はアウレーリア一統とか。
完結まで気長に待つしかないのだが
咀嚼者が何処でどのような形で現れるのかが一番の興味。
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「天冥の標Ⅰ」は植民星メニー・メニー・シープでの話であった。大きな変化が起こるメニー・メニー・シープ。忘れ去られていた過去・・・。今回、話は西暦201X年に発生した謎の疫病と人類との戦いへと遡る。国立感染症研究所の児玉圭伍、矢来華奈子たちの治療、調査活動は続く。しかし、有効な治療法のない未知の強力な感染症による被害は広がる。たとえ回復したとしても、ウイルスが体内から消えない感染者。自然宿主の謎。これらは人類の運命を大きく変えることになるのか。回復感染者である檜沢千茅たち。フェオドール・フィルマンのプログラム内被展開体フェオドール・ダッシュ。これらはメニー・メニー・シープにどう繋がっていくのか。様々な布石が感じられる本作品は、このシリーズ必読なのかもしれない。
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医者って言うのはとんでなくやるせない職業なんだなぁと思います。それと同時に、集団の力の恐ろしさの断片を感じたように思います。
個人の声が黙殺されたり、政治や外交の問題なんかが絡んでくると、事実が捻じ曲げられてしまったり、故意に視点を別の方向へと持っていかれたりするんだな、と改めて思い知らされます。
それと同時に、新聞やニュースを額面通りに受け取ることは、おそらく、無知と変わらない様にも感じます。
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あまりの臨場感に本当に冥王斑という病気が実在するような気がして、セキをしている人をみるだけでどきどきしたり・・・。
舞台が現在に近いのと、いろんな伏線で徐々になぞが解けてきたりと、これからに期待がもてる。