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みんなのレビュー9件

みんなの評価2.8

評価内訳

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紙の本

700円くらいだったら、ま、読んでも損しないかな、っていうレベル。そういう意味では、★二つくらいでもいいかな。でも、世の中にはB級映画というものがあるように、こういうC級小説っていうジャンルが確かにあるので、そう考えると★三つが妥当。でも続編はいらないわな・・・

2011/02/15 19:28

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、フツーだったら手にしません、この本。出版社だって、マイナーでしょ? なんてね、実は私、産業編集センターの本、結構読んでます。万城目学『鴨川ホルモー』(これは積読)、 『ザ・万歩計』でしょ、タニス・リー『バイティング・ザ・サン』(これは途中で断念)、古いところではハリー・ビンガム『マネー・メーカーズ』を絶賛にちかい褒め方をしている。あれ、椎名誠の『さらば国分寺書店のオババ』は違ったっけ?

と調べると、こちらは情報センター出版局刊となっています。うーむ、違う会社か、でもなんとなく、「産業編集センター」「情報センター出版局」の二つの名前のビミョーな類似はキモチガワルイ。一見、右翼のアホか、と思わせる大音量で中島みゆきの音楽をかけながら「地球革命」を標榜する巨大コンテナ車を繰り出す某御煎餅屋さんみたいに、胡散臭くて困る・・・

しかも、それに輪をかけるのが完全に昭和初期、というか敗戦直後というか、その時代の少年小説の雰囲気あふれるカバー。復刻本かな、って思いましたよ私。昔懐かしい漫画が載ってるのかな、なんて思いました。でも、そういうものを懐かしむ世代じゃあありません。造本のチープな感じは、まさに江戸川乱歩の少年探偵団ものです。要らないです、私。ということでスルー。

ところがです、ゼネコンに勤務する我がダンツクがこれに目をつけた。もともとが漫画少年で、今は薀蓄オヤジの彼の心をタイトルが掴んだらしい。ということで、突然我が家に出現したわけです、『オカルトゼネコン富田林組』。身近に見れば見るほど、造本はチープ。でも、イラストと装丁を手がけた五月女ケイ子(+穴田淳子)の仕事は確かに面白いです。

一旦我が家に入ったとなれば、こっちのもの。装幀についても色々いいたくなります。この絵の雰囲気を生かすなら、昔の月刊誌の付録のようなソフトカバーにしないで、思い切ってハードカバーにして、その代わり本文の紙質をぐっと落とす、そのほうが雰囲気出たんじゃないでしょうか。そうなると、1200円で売り出せたとは思いませんが、そのくらいの遊び心がないと、せっかくのカバーが泣くぞ、なんて思います。

いやはや、閑話休題。遅速、内容ですが、カバー折り返しの言葉を借りましょう。
         *
株式会社富田林組
 俺そのいかめしい名前が刻みこまれた、
むやみやたらと黒光りしている巨大ビルを、
まるで蟻が人間を見上げるかのように仰ぎ
見た。バカだバカだと言われ続けてきたこ
の俺が天下の大手ゼネコン「富田林組」に
入社できたのはまさに奇跡としか言いよう
がない。ひとも羨むバラ色のサラリーマン生
活が待っている……はずだったが、待ちかま
えていたのは恐怖と理不尽の「業務命令」
だった!嗚呼、神様でも仏様でもなんでも
いいです。俺を、俺を、この会社からリスト
ラしてください!
 天下の大手ゼネコン「富田林組」の秘密、
そして俺こと田中たもつ22歳を待つ運命と
は!? 抱腹絶倒、前代未聞のリーマン・
ショック小説!

(注)リーマンはサラリーマンの略。新入社員が悲惨な目に遭う小説。
         
Illusutration:五月女ケイ子
Design:五月女ケイ子+穴田淳子
         *
となっています。なんていうか、雰囲気的には、昔の「庶務2」みたいなものでしょうか。ま、江角みたいな脚の綺麗な美女は出てきませんが・・・、いやちょっと待った! いました、こちらもズバリ、庶務二課の超絶美人、柳原麗美。部の誰も彼女のことを話そうとはしないが、怒らせてはいけない、と注意を受ける美女です。ふーむ、所属まで同じだったんだ・・・

でです、お話としては、バカの総本山とも言われる班牙亜大学出身で、成績も悪ければ人間的にも劣る、どう考えても人生の落後者であるべき田中たもつが、何故か天下の大手ゼネコン「富田林組」に入社してしまったことから話が始まります。入社式でも周囲から浮いていたというか沈んでいた主人公が配属されたのが、調査部、正式には庶務二課です。

庶務ニには、既に触れた超絶美人の柳原麗美のほかに、調査部部長(正式には庶務二課課長)で、自称ボス、一見すると大仏という58歳の鬼頭隆盛をはじめ、元自衛官でハゲの調査部調査課課長(正式には庶務二課係長)で通称「軍曹」、社内での活躍は少ない42歳の宮嶋莞爾、部の顧問弁護士で、元日本協賛党所属の72歳の敏腕弁護士で、通称「先生」高坊幸一、東大卒故か、その知識たるや生半可ではないデータベース担当の、通称「オタク」32歳の團宅磨、そして髪型は京本正樹、顔は魚顔、通称「ホスト」で30歳の北澤礼司などが実にB級小説らしい馬鹿を繰り広げます。

まさにB級映画のノリというか現代日本のドタバタテレビ番組なんですが、既に超絶の筒井康隆作品を読んでいる私にとっては、ぬるいぬるい、いやはや乱歩の『少年探偵団』レベルじゃん、ということにはなります。ちなみに、神様・筒井は近著『漂流 本から本へ』のなかで、自身が乱歩の『少年探偵団』の愛読者だったことを告白してはいるんです、ふむ、予想外というか、時代の子だったんだ、と思った次第。

ただし、その内容はカバーから推して知るべきものであったので、意外の感はありません。まさに装幀(想定)内。ま、それにホラーテイストや、暗黒経済らしきエピソードが絡むので、ふむふむ、くらいには納得できます。ゼネコン関係者は、タイトルに惹かれてついつい手を出してしまうでしょうし、いまだにその体質は前近代的な部分を多分に持っているので、それなりに売れるかな、とは思います。ただし、返金保障、とまではいえないレベル。680円くらいが適当ではないでしょうか。まして続編『火の鳥篇』が出るようなものではないと思うのですが・・・

最後は、もくじのおまけ。

  プロローグ
 第一章 さわやかニューカマー
 第二章 ドキドキの入社式
 第三章 欲望の聖地
 第四章 突然の見舞客
 第五章 初仕事
 第六章 大事な施設管理
 第七章 資料室の謎
 第八章 運命のインビテーション
 第九章 初出張
 第十章 極限の攻防戦
 第十一章 地獄の漫遊記
  エピローグ
 
  あとがき

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2010/05/04 18:07

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2010/06/05 13:31

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2010/04/30 00:03

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2010/11/27 09:48

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2011/04/02 23:06

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2010/05/16 22:06

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2017/03/16 16:35

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