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10年程前からゴスペルブームが続いています。私もキリスト教会のゴスペルクワイヤに所属し練習に励んでいます。ヤマハの音楽教室でもゴスペルのコースがあるようですね。ゴスペルとはどんな音楽なのか、どんな背景で生まれたのか、どんな人たちが歌っているのか、そんなゴスペルの基本をこの本でバッチリ押さえられます。本を読んで興味を持ったら、ぜひお近くのゴスペルクワイヤを訪ねて下さい。どこでも大歓迎してくれると思います。それが「ゴスペル=福音」の本質なのですから。
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ゴスペルについて書かれた日本語の本としては、間違いなく最高の本です。黒人音楽の歴史や社会的な背景まで掘り下げて、ゴスペルの姿を浮き彫りにしています。
著者の塩谷達也は、ブラックミュージックを歌っているうちに、アメリカの黒人(African American)文化に興味を持ち、ニューヨークに留学しました。黒人の前でゴスペルを歌うたびに「こんなに上手に歌う日本人は初めてだ。次はお前の歌を聴かせてくれ」と言われて、日本に戻って、バンドをはじめ、ソニーからLOVE CIRCUSというバンドでメジャーデビューします。残念ながら、バンドは成功しませんでしたが、音楽を追求しているうちに、信仰も深まり、キリスト教の洗礼を受けることになります。
塩谷にこの本を書かせることができたのが、私の彼に対するスタッフワークで最も価値があったと思っています。2003年に出版した本が好評につき、増補版を出しました。ゴスペルやブラックミュージックに興味のある方は必読です。アメリカに黒人大統領が誕生した今、読む価値がある筈ですよ。
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日本の経済や資本主義は、プロテスタニズムの影響を受けているはずなんです。多く働いて多く稼いで多く蓄えて、そして多く施すという考え方ですね。でも、実際は多く働いて多く稼いで多く蓄えて、そして自分だけのものにしてしまう。だから本来のように回転していかないわけ。(アーサー・ホーランド)