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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 新装版 上 みんなのレビュー

文庫 第21回谷崎潤一郎賞 受賞作品

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みんなのレビュー308件

みんなの評価4.1

評価内訳

308 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

村上春樹のメッセージが隠されている

2010/07/17 21:07

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yan - この投稿者のレビュー一覧を見る

僕と私の二人の主人公と二つの世界が同時進行して
最後に登場人物はどこに行くのかと言うのが読みどころ
壁に囲まれた町、世界の終りで僕が夢読みをする幻想的な世界
計算士(?)の私が地底をさまよい歩き、最後には
世界の終りに行ってしまう(?)ハードボイルドワンダーランド

老人の博士によって脳内改革されてしまった私は
その空間に取り込まれてしまう
そこで永遠の生を受けると言うのだが
私は、現実社会での生に未練があって
その死=生が近づくに従い
様々に思いを巡らせ、さまざまに行動する
部分が印象的でよかった。
いざ、自分の意識が失われて、
世界の終りに行こうとするときに
買い物をしたり、食事をしたり、
カーステレオでボブディランを聞いたり
公園のベンチにすわってビールを飲みながら
自分の身体が冷凍される事を考える・・
せつなさと孤独感を感じさせる場面で、
村上春樹のメッセージを読み取ったような気がした
そして、世界の終りで、使われている言葉がいい
心がそこにあれば、どこに行っても失うものはない
絶望があり、幻滅があり哀しみがあればこそ、
そこに喜びが生まれるんだ

私が無意識に作り出した世界の終りは、
私自身が現世では手に入れられなかった
心の平静、安楽であるのに
実はその世界は人の心と言う物がない、
空虚で自分がない空間であること
人はみな孤独で、人生に諦めを感じてはいても
やっぱり自分を無くしてはいけないのだと言うことなのではないだろうか

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紙の本

街とその不確かな壁 と併せてどうぞ

2023/06/25 13:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くまを - この投稿者のレビュー一覧を見る

最新長編「街とその不確かな壁」を読んだ後に再読。
20年前に初めて読んだときはよくわからなかったことも、時間を経て読み直してみると理解できた。新作との対比ができるのも村上主義者としてはおもしろい体験。

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電子書籍

ありえない世界に身を置きながら、一つひとつが我が事のように感じられるリアリティ。 世界を虜にし続ける村上春樹の世界に、じっくり浸る幸せを感じる。

2023/05/08 11:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

「計算士」を生業とする男が主人公の「ハードボイルド・ワンダーランド」。

「夢読み」が仕事の男の語りで進む「世界の終り」。

二つの無関係の思われる、摩訶不思議なストーリーが交互に語られる。

1986年、著者が35歳の時に発表されたこの作品。

2009年から発刊された「1Q84」とも通じるような、時代の空気。

2017年に発刊された「騎士団長殺し」のような、現実とおとぎ話が交錯したような世界観。


二つの異なる物語。

無色透明なのに、多彩な色合い。

淡々としているのに、激しく揺れ動く感情を描く。

ありえない世界に身を置きながら、一つひとつが我が事のように感じられるリアリティ。

世界を虜にし続ける村上春樹の世界に、じっくり浸る幸せを感じる。

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紙の本

ありえない世界に身を置きながら、一つひとつが我が事のように感じられるリアリティ。 世界を虜にし続ける村上春樹の世界に、じっくり浸る幸せを感じる。

2023/04/12 10:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

Amazon audible にて聞く読書。

「計算士」を生業とする男が主人公の「ハードボイルド・ワンダーランド」。

「夢読み」が仕事の男の語りで進む「世界の終り」。

二つの無関係の思われる、摩訶不思議なストーリーが交互に語られる。

1986年、著者が35歳の時に発表されたこの作品。

2009年から発刊された「1Q84」とも通じるような、時代の空気。

2017年に発刊された「騎士団長殺し」のような、現実とおとぎ話が交錯したような世界観。


二つの異なる物語。
個性豊かで、現実的かつ空想的な登場人物を、俳優の大森南朋が、淡々と語っていく。

氏は、若い時にこの作品を読みながら、最後まで読み通せなかった経験もあるという。

そんな人間臭さが加味されて、村上ワールドを見事に表現しきっている。

無色透明なのに、多彩な色合い。

淡々としているのに、激しく揺れ動く感情を描く。

ありえない世界に身を置きながら、一つひとつが我が事のように感じられるリアリティ。

世界を虜にし続ける村上春樹の世界に、じっくり浸る幸せを感じる。

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紙の本

二重の題

2020/06/20 16:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:明日のことは明日に今日のことも明日にしよう - この投稿者のレビュー一覧を見る

題の通り、二つのお話があって、
交互に展開していく
片方の話は、静かに読みたい、BGMもなくていい
もう一方の話は、音楽ガンガンにかけても読めるかな
SFっぽい冒険ものって珍しい
ボリュームも作品集の中で1,2を争うか
でも、村上春樹でなにがいいかと聞かれた、
まず推薦しますね。

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紙の本

下巻が楽しみ

2019/12/30 17:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

今年の読書納め。「世界の終り」と「ハードバイルド・ワンダーランド」2つの話はまったく関係ないように思えるが、2つに共通するものが登場したり、どこかリンクしているように感じる。この世界とは違う世界観のように思えるが、新宿駅が登場したり、これ日本?と思える場面もあっておもしろい。下巻が気になるいいところで上巻が終わったので、今が上下ともいっきに読める時間がある年末でよかったと心から思った。

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紙の本

二つの世界の物語が一つに繋がるとき、センス・オブ・ワンダーを感じるでしょう

2017/04/30 13:19

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る

一見すると、「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」の世界は全く関係のないように見えます。それらが、一つにつながっていくそれから、目が離せません。
(村上春樹さんの小説はあまり読んだことがないので、深いことはかけません)
(下巻とレビュー内容は同じ)

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紙の本

のめりこめる

2020/08/24 09:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹の作品が苦手だったのですが、大学生になって好みが変わったのか、すごくのめり込んで読めて、一気読みしてしまいました。本当にはまりました。面白かったです。
現実から一度離れたい気分の人にオススメですが、現実より良い世界かどうかは保証しません。でも、面白いです。

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紙の本

世界の終わり

2020/01/04 16:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

二つの世界。こんな特異なことが起こっているのに、登場人物はすんなりとそれを受け入れていることに不思議な感じを受けるのですが、現実でも意外とそうなのかもしれませんね。

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紙の本

ふたつの世界をふたつの文体で

2019/11/17 07:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

ファンタジーとハードボイルドを、1冊で味わうことが出来ます。無関係にも思えるふたつの世界が、時折リンクしていく試みも面白いです。

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紙の本

これは面白かった

2023/11/07 20:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹氏は世界的人気作家で、その良さが知りたくて何冊も読んだのですが、どうしても理解できず寂しく思ってきました。
けれどこの小説はとても面白く読めました。分からないことも多いけれど、いろんなことが起きて、不思議な世界を旅した感じです。
北欧の友人に英語版を贈ったところ、やはり「すごく面白かった!」と喜んでいました。

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紙の本

村上春樹の作品

2016/04/30 16:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マリリン - この投稿者のレビュー一覧を見る

何冊か読んだけれど、相性が悪いのか後味が悪い。とても人気のある作家なので、もう2作品位読んでみようかと思う。

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紙の本

世界の村上!

2023/04/30 12:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

新刊が刊行されるというタイミングで、村上春樹氏の従来作に手を出してみる気になった。基本的な文体は新旧問わずあまり変わってないように思うが、少なくともこの作品は登場人物にも団体にも名前が(意図的に?)付されておらず、そこがなかなか感情移入しにくいところ。皿に架空の街並みなのかと思えば、東京の実在する地名や、ウイスキーの実在する銘柄や、アーティストの実在する名前が出てくるので、その対比に世界観が混乱する印象を受ける。これから下巻を読むことになるが、面白くなることを期待するしかあるまい。

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2020/04/16 15:27

投稿元:ブクログ

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2010/06/16 22:55

投稿元:ブクログ

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