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グーグル秘録 完全なる破壊

グーグル秘録 完全なる破壊 みんなのレビュー

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紙の本

単なる一企業の存在を超えて社会変革に向けて突き進むグーグルとはいったい何か

2010/11/16 16:06

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かつて「邪悪な帝国」と多くの人から警戒されていたマイクロソフトを上回る巨大な存在となったグーグル。フリー(無料)経済の先導役でもあるグーグルは、単なる IT企業であることにとどまらず、社会変革の原動力として、「邪悪になるなかれ」という理念のもとに日々進化を遂げている。

 このように書く私は、グーグルは検索で使うだけでなく、現在では新聞は取らずにグーグル・ニュースで記事を読み、ユーチューブで映像を楽しみ、メールもカレンダーもブラウザーもブログもみな、グーグルのクラウド・コンピューティングに多大な世話になっている。広告が入るのでうっとうしいという感もなくはないが慣れてしまえば気にならない。無料(フリー)というのはユーザーにとっては実に魅力的だ。
 つまるところ、私自身がすっかり「グーグル化」されてしまっている(Googled:原著英語版のタイトル)わけであり、私の日々の生活のほぼすべてがプライバシーも含めてグーグルのアルゴリズム改良に寄与しているわけだ。もちろん、この状況を無邪気にも無条件に肯定しているわけではない。
 だが、グーグルを肯定するにせよ否定するにせよ、その中身をよく知らなくては、表面をなぞったに過ぎないであろう。

 その意味では、本書は読者の要望にかなりの程度まで応えてくれる本になっている。共同創業者のプロファイリングから、スタンフォード大学を舞台にした立ち上げ時代、最初の鳴かず飛ばずの時代から急成長し、マイクロソフトを上回る存在となっている現在に至るまで、グーグル内部の関係者は言うに及ばず、グーグルによって破壊され壊滅の危機にある業界関係者、競合相手に至るまで実に多くの人たちにインタビューし、調べ尽くしている。何よりも当事者と彼らをめぐる人たちのナマの肉声がそのまま紹介されているのがよい。

 「技術的楽観主義」に貫かれ、一般常識や社会性を欠いたエンジニアたちの直線思考。自分たちが信じるものに従って、がむしゃらに突き進み、さまざまな分野で物議をかもし、また既存の業界構造を徹底的に破壊するブルドーザーのような存在。ひところ流行った表現を使えば、「IQは高いがEQの低い」経営者に率いられた、「IQは高いがEQの低い」会社であるといえようか。
 このブルドーザーは結果として、次から次へと破壊を続けていったが、ここ数年は世論と政府いう大きな壁に激突して、少しずつではあるが社会勉強をしつつあるようだ。
 ただ、著者がいうように、まだマイクロソフトやアップルのように、決定的に大きな挫折には直面していない。これがグーグルにとっての最大の弱点の一つだと著者は指摘している。世界全体を検索可能にするというミッションと邪悪になるなかれというバリューは明確だが、これといった明確な戦略がないまま突き進んでいるからだ。

 本書の英語版原書が出版されたのは、2009年暮れのことだが、この世界においては状況の変化は目まぐるしい。最終章の第17章で扱われているが、同じく米国発の SNS最大手フェイスブックとの競合を見ていると、グーグルですら最強ではないという感想を感ぜずにはいない。日本ではまだ普及スピードの遅いフェイスブックであるが、グーグルの世界観とはまったく異なる、人間どうしの関係性を見るか見ないかという根本的な発想に違いがある。スマートフォンのOSアンドロイドをめぐるアップルとの対立も含めて、技術をめぐる攻防戦は飽きさせないものがある。
 「イノベーションのジレンマ」(クレイトン・クリステンセン教授の表現)がつねにつきまとう技術の世界においては、イノベーションをもって既存企業を脅かした企業は、また新たなイノベーションによって存在を脅かされることになる。盛者必衰というわけでもないが、グーグルとてけっして未来永劫にわたって盤石とはいえないだろう。巨大化した現在、エンジニアの流出が始まっているようだ。

 米国のノンフィクションは非常に長いものが多いが、日本語訳で500ページを優に超える本書もまた例外ではない。「ニューヨーカー」のベテラン記者による本書は、しかしながら最後まで飽きさせずに読ませてくれる内容の本だ。
 創業から現在に至るグーグルの全体像と、そのインパクトの功罪両面について知るうえで、時間を割いてでも読む価値があるといってよい本であるといえよう。

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2012/04/14 10:05

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