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独りで死ぬと決めてマンションを買った長女。幼い娘を部屋に閉じ込めてブログを書く次女。秘密を抱えて結婚した三女。姑の召使として生きてきた母。女の幸せを問う3姉妹と母親の物語。『VERY』連載ほかに書下ろしを追加。
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家族だけど、皆それぞれ違った人生を歩む4人の女性。
彼女達のそれぞれの思いと、新しい気付きや変化があった。
凪子ちゃんのお話が一番すきだったな。
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長女・ひとりで死ぬと決めてマンションを購入。次女・幼い娘を部屋に閉じ込めてブログ書き。三女・姉に話せない秘密を抱えて結婚…。女に生まれたことは不幸だろうか。女の幸せを問う、三姉妹と母親の物語
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とくに長女の征子のシーンが好きです。自分の綺麗な体を眺めながら泣きそうになるシーンが・・・。いろんなことを選び続けてきたはずの征子が、きづかないうちに何か取り返しのないものを失ってしまったのではないかと恐れる瞬間に長いため息が出ました。他の三人がさいごに見つけてゆく光にもハッとしました。
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久しぶりに涙しようとしてしまった。
人生って思い通りにいかないよね。
結婚に夢みてたけど、、、現実を受け入れられず
やめたくなっちゃうよねー
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図書館にて。
桃井さん家の長女、次女、三女、母
それぞれが主人公の物語がつまった一冊。
きっとかしこい著者なんだろうな、
女性に人気のある著者なんだろうな、と思わせる一冊。
それぞれの心情に共感できるし、
そうなんだ、と思うところもあるけれど、
今の私の心理状態で読むのがつらかった。
最後はよくある雰囲気。
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求め過ぎる人生は今の自分をないがしろにしてるのでは、と考えさせられました。淡々としてる文ですがメッセージは大きいです。
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最近、本の世界から遠くにいた私には、聞いたことない作者で、お友達にお借りしておきながら、「ワカモノ向けの小説?」とちょっとバカにしていたのですが、実際はVERYで連載されていたまさに私達世代の物語でした。
3姉妹とその母親がそれぞれの物語の主役になっていく連作。
いやあーー。女性っていうのは、ただそれだけで小説になる!と思わずにいられない内容。
そして「姉妹」って、、、「母子」って。。。。ホントに面倒だし、だからこそ「お話」になるのよねええーーー!
新婚なんだけど、子供ができにくい身体の三女。
デキ婚で、3歳の娘に手を焼いていて田舎の暮らしが不満な次女。
仕事が生きがいで人生謳歌してて、でも独身の長女。
その三姉妹を育ててきて、夫に色々不満がある母親。
「ナニサマ!?」な感想で申し訳ないですが、いずれもうまく描かれているなあという感じで、なかなか楽しめました!
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初めて読んだ、作家。
好きになった。
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飲みながら読んだからか
自分と重なることに胸がつまって、苦しくって
びょーびょー泣いてしまった。
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人に人生を預けることができず
独身で仕事に燃える長女
現実逃避してブログにのめり込み
育児放棄する次女
不妊体質で悩みつつ
幸せな結婚をする三女
姑にこき使われ
それを当然とする夫に疲れた母
四人の女の物語。
それぞれの心情がリアルに綴られ
それぞれに共感できる部分あり。
次女の話は最近あった事件を彷彿とさせる。
家族だからってそれだけで分かり合えるわけじゃないし
合わない人だっている。
それでも同じ思い出を共有しているという繋がりは深い。
【図書館・初読・10/9読了】
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内容紹介
独身を選んだ長女。育児に追われる次女。不妊に悩む三女。夫の言いなりだった人生に惑う母。女たちはあやふやなものを背負いながら、悩み傷つき生きていく。女の人生に“普通”はない。今を生きる彼女たちの心の叫びを見つめ、哀しみを包み込む女の幸せを細やかな筆致で描く、三姉妹と母親の物語。
内容(「BOOK」データベースより)
女に生まれたことは、不幸だろうか。長女―独りで死ぬと決めてマンションを買った。次女―幼い娘を部屋に閉じ込めてブログを書く。三女―姉たちに話せない秘密を抱えて結婚した。母―姑の召使として生きてきた。女の幸せを問う、三姉妹と母親の物語。
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母親、3人姉妹、それぞれの目線で描かれた生活観あふれる話には、共感を得る部分が多かった。夫婦の形も人それぞれ。どこにでもある日常が巧みに切り取られ一冊の本にに収められていた。
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独身を選んだ長女。育児に追われる次女。不妊に悩む三女。夫の言いなりだった人生に惑う母。女たちはあやふやなものを背負いながら、悩み傷つき生きていく。女の人生に“普通”はない。今を生きる彼女たちの心の叫びを見つめ、哀しみを包み込む女の幸せを細やかな筆致で描く、三姉妹と母親の物語。
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第一章 凪子の空
第二章 月子の青
第三章 征子の道
第四章 佐喜子の家
第五章 征子の海
月子ちゃんへ
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三姉妹と母という近しい関係として描かれているので、ことさら行き方の違いが目立つように思うが、これは家族の物語であるというよりも女たちの物語なのだろう。家族という血のつながった関係であっても、その価値観はそれぞれで、なにがしあわせかなとどいうことはほかの人にはほんとうのところは解らないのかもしれない。そして、完全に足りることがしあわせであるとは限らないのだ。足りないところを補い合うしあわせというものもあり、足りないところを自分で埋めていくしあわせもあり、足りないということに気づいて受け容れるしあわせもまたあるのである。自分のほんとうに大切なものはなにかということを考えさせられる一冊である。
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「しあわせ」
それは人それぞれで本当は比べたりするものではないけれど、
立ち位置はいつの間にか曖昧になり、悩み葛藤する。
そうして、「しあわせ」を考え、感じて、
また日々生きていく。
時間が過ぎたからこそ変わる事もあるし
変われない事もあるのだ。
「本当に欲しいものは手に入らない、それが人生なんです」
そう書かれていたけども、
自分は本当に欲しいものを考えた事があるかどうか、
そこから考えなくちゃ、かも知れないけど。
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110506*読了
母の佐喜子、長女の征子、次女の月子、三女の凪子、そして大伯母のユキナ。それぞれの彼女たちのしあわせ、彼女たちのストーリー。
結婚、妊娠、育児、仕事…女性の人生に起こる様々な出来事、悩み、葛藤。決してしあわせなだけじゃない、でもそこにあるしあわせにふと目を向けるとき、彼女たちはそれぞれの胸の内にささやかな喜びを抱くのではなかろうか。
私にはもう少し先の話にも思えて、自分のこととして入り込むことはできませんでした。まだ、どこか遠い未来の遠い話を聞いているような。
でも、私の年齢は、母が結婚した年齢と同じ。まだまだ未熟な自分なのに、この年で結婚という人生の一大決心をした母を尊敬します。時代が違うというのもあるかもしれないけれど。
そして、思うのです。女性は強くてもろくて楽しくて、しあわせなんだって。