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大人になっても読み返したい
2018/12/21 22:15
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投稿者:ワズ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今読むとなかなかぶっ飛んだ話だと感じるのですが、小さい頃はそう感じなかったので、主人公もなんの違和感もなくおじいちゃんを拾ったのかなぁなんて思います。読書感想文で書いたせいもあると思いますが、なぜかずっと覚えている作品です。お話も、絵も暖かくて素敵な本なので、是非小学校中学年くらいの子にプレゼントしてあげてほしいです。
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お兄ちゃんが犬をひろってきた。でも、かんこにはさわらせてくれない。そこで かんこは、空き地にすわりこんでいたおじいさんを ひろってきた。その人は風助さんといい、そのままかんこの家にいることに…。
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お兄ちゃんは犬(マフィア)を拾ってきた。かんこは、おじいちゃんを拾ってきた。
学校で一番の友達だった子がハワイにお引っ越し、お兄ちゃんは犬を触らせてくれないし、かんこは悲しい気持ちだった。学校の帰り道、空き地で広い1枚石に座っているおじいさんが、なんだか兄ちゃんの拾ってきた犬の目と似ていたから、かんこはおじいちゃん(風助さん)を拾ったのだ。
風助さんは「よし、そうしてもらうか」とかんこの家にやってきて、一緒に住みだした。風助さんは空き地の平たい石の近くにヤマトシジミの食草が生えているので,石はヤマトシジミの食卓だと教えてくれた。風助さんはいなくなったり、戻ってきたり。かんこは石のところでかおという女の子と友達になる。しかし、風助さんはある日本当にいなくなってしまう。
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三年生のかんこは、親友、のともちゃんがハワイに引っ越してしまうことになったり、お兄ちゃんが拾って来た犬を全然触らせてくれなかったり、面白くないことが続いていた。そんな日に、近所の空き地で足をくじいて座り込んでいた風助さんを見つけた。そこで、かんこは風助さんを拾って帰ることにした。かんこの突飛さに両親も最初はとまどっていたけらど、いつしか風助さんはかんこの家族になっていった…
なかなかじ〜んとくるお話です。見知らぬおじいさんを受け入れるかんこの家族。かんこに昔の色んな話を教える風助さん。タイトルは、風助さんが座ってた少し大きな石の名前。石の横に生えているカタバミにヤマトシジミが集まることから来ていて、それも風助さんがかんこに教えたことです。その石で新しい友だちと出会えたかんこ。おじいさんが教えてくれた励ましのおまじない。おじいさんを中心にかんことその家族は色んなものを取り戻していく。けれど、この風助さんにも秘密があった…。
作者は、この物語を湿っぽく書いたりはしません。淡々と、かんこたちがいる風景をまるで懐かしむかのように。だからこそ、かんことおじいさんの(もう今では神話の様な)関係の素晴らしさや、かんこの両親やおじいさんが抱えているものに、より深く思いを馳せることができる。
それにしても風助さんが良いなぁ。おじいちゃんと全く接点が無い人生を送ってきたので、かんこがちょっとうらやましい。
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設定が面白い。主人公は内気な女の子。父と母、兄に飼い犬、そして、知らないおじいさん、と運命的に出会った友達。
主人公の女の子だけでなく、周りの人も大切なものや、人の命を見つめていくストーリー。とても良かった。
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知らないおじいちゃんを拾ってきちゃった女の子の話
ヤマトシジミってシジミかと思ったらチョウチョだった^^
ぜったいシジミの味噌汁的な話かと思ったのにな~笑
知らないおじいちゃんといっしょに暮らすのはけっこう突拍子もない(一人暮らしとかならともかく)
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誰かに優しくできていますか?
楽しい時間を過ごしていますか?
かんこと不思議なおじいちゃん、風助さんを中心とした、
やわらかくて胸があったかくなる物語。
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風助と名乗る正体不明のおじいちゃんをめぐる
主人公とその家族のおはなし。
人生は思いがけないことが起こる。
そうなんだよねえ。
でも、ここまで思いがけないことは
めったにない。
おじさんには、この話のメッセージを
一言で上手く表すことができなかったけど
最後に良い人生を送れたおじいちゃんと
おじいちゃんとの出会いを通して、
大切なお友達と出会えた主人公のお話。
といった具合。
ふんわりやんわり温かい、いいおはなし。
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この本に出てくる人たちは、みんな暖かくて優しい。
出会いと別れ、生と死。
静かに流れていく一つ一つの場面が、まるで色鉛筆を何本もかさねて描かれたように、不思議にキラキラしています。
まぶしくって、泣きました。
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夏休みの推薦図書になっている本です。
みずしらずのおじいさん(風介さん)を拾ってきて、しばらく一緒に暮らしていく・・・こんなことって、あるんだろうかと不思議なお話しでした。
のんびりした空気の中で、人の暖かさを感じるお話しでした。
静かに訪れる死も意識できます。
でも、この本のよさを分かる小学生って・・・どれぐらいいるんだろう?
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「あしたはかんこの味方だ」空き地のひらたい大きな石のところで
出会ったふじぎなじっちゃん“風助さん”が、かんこに言った
この言葉が、なんとも良くて力づけられる。
人と人とのつながりのあたたかさがあちこちにちりばめられて
読んでいると、どんどん心の奥の方が温かくなっていく。
風助さんと出会って、風助さんがいなくなり、手紙が来て
風助さんのことがいろいろ分かった後、
かんこは「人生をうんと生きた気分」になる。
この「人生をうんと生きた気分」という表現がまたいい。
簡単に理解できたり、割り切ったりできない、
さまざまな想いや体験を超えていくことで、
人は大人になっていくのだろう、と思った。
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かんこちゃんと風助さんの出会った時の会話が楽しくって。
かんこちゃんの優れた観察力、「ひろっていこ!」の決断の速さ。素晴らしい。
出会いのシーンで笑いながら胸がギュウってなった本は始めてです。
大野八生さんの絵が、これまたばっちりはまっていて、一段とほんわか、ぐっときます。
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子供の塾が終わるのを待つ間に、塾に置いてあったのを読みました。児童書です。
風助さんというおじいさんとかんこちゃんの物語。
ふたりに血の繋がりはありません。
風助さんとかんこちゃんは道で偶然出会い、なぜかそのままかんこちゃんの家で暮らすようになります。
風助さんに自分の本当のおじいちゃんを段々かさねていくように、かんこちゃん一家と風助おじいちゃんは心を通わせていき、そして。。。。
人と人との繋がりが希薄になりつつある今、こんな心の暖かいつながりがもてたらいいな。
思わずホロリ。
暖かい気持ちになる本です。
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「食卓」とつくぐらいだから食べ物関係の話かと思ったら全然違った(笑)
おじいさんと主人公の小学生の不思議な出会いから別れまで。おじいさんの魔法の一言がすごく心に残る、寂しくも温かい気持ちになれる1冊だと思う。
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タイトルからはストーリーが分からないだけに、一読の価値あり。
まず、ヤマトシジミがシジミで、それを食べられると思っている人は、途中まででも読んでみることをお勧めします。
そうすれば、きっと最後までページをめくっているはず。