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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代の人や様々な民族が大地をどのように考えていたのか?お盆のようだったり、多角形だったり、バリエーションがおもしろい。様々な「仕掛け」も楽しい、魅力的な一冊です。
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「地球が丸い」のは当然と思っている私たち。でも、確認する手段を持たなかった時代の人間は、とてつもない想像力で地球をとらえて・・・そんな奇想天外なイメージの世界を、「しかけ絵本」で表現したセンスある絵本。
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大昔から、世界中のいろんなところで、地球の形を考えている人がいて、その考えを紹介しています。飛び出す絵本なので、とても楽しい。けど、絵本を読む年頃には難しいかもしれません。親子で読むとよさそうですよ。
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地球のかたちは、どんなかたち?
今では、地球がまるい惑星で宇宙をすごい速さでかけまわっている。
言われてみたら、チビちゃんたちもそれが当たり前で育ってる。
だけど、そんな「当たり前」の前はこんなに様々な地球が存在していた。
島みたい。多角形。円形。球のかたち。
みたことがあるような世界観も、こんなことを!と驚くような世界も。
チビちゃんとうひうひ笑いながら読む。こどもは割とすぐに飽きてしまうけど、開くと興味津々で寄ってくる。
人の想像する、考える力に圧倒される本。
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仕掛け絵本になっているのが面白いが、その分扱いにくいのが欠点。様々な地球のとらえ方が面白い。古代神話とかにあるとらえ方だけかと思ったら、17~18世紀ごろの空洞説とかの科学?的な考え方もあって面白い。
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昔の学者や探検家、シャーマンなどが信じていた地球のイメージを紹介した絵本で、その想像力は超芸術的です。
例えば、ある種族では、大地は水牛の角の上にのっかっていて、
(水牛が虫に刺されて体を掻くと、地震が起きるのだと。)
さらに水牛はバランスをとりながら大きな卵の上に立っていて、
卵は巨大な魚の背中にのっており、その魚は果てのない海中をゆっくり泳いでいるそうだ。
地球のかたちも、ひらっべたい大きな島、多角形、円形、だ円、球、洋梨型と多種多様。
アメリカ19世紀の軍人シムズという人は、「地球は、中はからっぽで北極と南極に穴があいている球」と唱え、実際に片方の極から入って、もう一方の極から出てやろうと考えたのだとか。
彼のアイディアがのちに、ヴェルヌの『地底探検』などのSF小説のヒントになったらしく、なかなか興味深いと思った。
巻末の年表(地球の歩み)がためになる。
ロマンあふれる、しかけ絵本です。
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[江戸川区図書館]
世界中の様々な時代の人々が想像していた、色々な形の地球の紹介本です。最後には本の中で紹介された"地球"を、地域ごとの年表で示してくれているので、一種の図鑑のような感じ。
お勉強会で4歳の子供たちに見せたとき、表紙の幼児向けのような可愛らしい絵から連想されたのとは違って細かい字で沢山の説明が書かれていたので、正直「無理かな?」と思ったのですが、集団の力か、多少仕掛け絵本のような作りになっていたからか、全員が集まってきて最後まで見ていました。
それにしても最近の子は最初から正解を知ってしまっているので、「地球は円い」と普通に言い、地球の写真を見て「宇宙から(の写真)だ、白いのは雲」などと答えられてしまう。もしこの本の中に出てくるような地球を考えている子供がいたら、もっと面白く?びっくりしながら(それとも納得??)読めるんだろうな、と思ってしまいました。
〜再読〜
[墨田区図書館]
小2の夏に再度借りてきた。ネットで予約した時には読んだことを覚えていなかったけれど、表紙を見たら見覚えがあって、この記録を読んだら、あの頃読んだ本か、とその時の様子までは思い出せなくても書いた言葉は何となく覚えていて、読むとその時の気持ちが思い返される、、、やっぱりこういう時のブクログは凄くいい!
そして小2の今は、コロンブスの考えた洋ナシ型の地球も、「この人バカだね」と言いながら見ていたけれど、うーん、もう少し最後の年表にも興味を抱いて、各地域ごとの考え方の特色とか近代まで正しい形を認識されていなかったということを理解してほしいなぁ。
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昔の人たちは実に様々な「地球のかたち」を思い描いていた。
象の上に乗っかっていたり、水牛の上に乗っかっていたり、三角だったり、箱の中に入っていたり。
それぞれの国や地域に伝わる言い伝えってすごいなぁ。
まったく別々の地域なのに、結構似た「地球」があったりするのがすごい。
考えた人は似た性格の人だったのか…。
紀元前に既に球形だと考えていた人がいたのもスゴイ。
自分ならきっとそんな事考えずに生きていただろう。「なんでもいいや…」って。
現代に生きる者にとっては、まさに空想妄想大博覧会。
現代でもまだまだあるんだろうけど、「分からない事がたくさんある」ってなんだかいいな。
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地球とはなんぞや?
宇宙とはなんぞや?
「地球は青かった」というガガーリンの言葉まで、
私達は本当の地球の姿を自分達の目で見たことがなかった。
(正しくは「地球は青いヴェールをまとった花嫁のようだった」と言ったのらしいけど)
ある程度想像されていたとはいえ、それは人類の歴史にとって
記念すべき大きな出来事だったに違いない。
そう考えると…
2400年前のギリシャの哲学者達って、めちゃめちゃスゴイ人達だったんだなぁ!
月食のときの地球の影などで地球が丸いってことを知っていたらしいもの。
へんてこりんな地球の形。
巨大な生き物の上に乗っかる地球。
三角形の地球に至っては…あぁどうして??
ちょっとした仕掛けもあって、ページをめくる度に
いろんな地球の姿が目に飛び込んでくる。
大昔の人たちの発想って、面白いねぇ。
本当の形を知らないほうが、想像の翼がどこまでも広がって
楽しいんじゃないかな、なんてことも思ってしまう。
いろんな国が、いろんな民族が、時代を超えて「地球」を考える。
へんてこりんな地球だって、ちゃんとその理由があるんだ。
見たこともないものを考える。
それはまさしく「哲学」なんだよね。
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私がそもそも哲学を理解していないため子どもに説明できないことが敗因。所と時代によって認識はこれほど違うのだくらいしか話せなかった。まあおもしろかったけど
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地球って?
昔の人たちが考えていた地球
仕掛けのある絵でうーん、なるほど
想像が広がって楽しい
子供たちにも是非
≪ まるいかな 平らな地球 ほんとかな ≫
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なかなか斬新な地球の形がたくさん。
部族の数だけ地球があるという感じ。
その一方で古代ギリシャの哲学者は
「地球は間違いなく球形」だと思っていたとか。
三角だと思ってる人達が
「球形だよ、動いてるよ」なんて聞くと
「いやいやいや、三角やし」と思うよねぇ。
無理もない。
面白いなぁ。洋梨の形とかお洒落ぇ。
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科学が発達しなかった時代に世界中の昔の人たちが地球のかたちをどのように想像していたのかを紹介した絵本。
哲学というよりも先人たちの想像力に感銘を受けた。
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『動物の見ている世界』を読みたかったけど、全部借りられていたのでこれを借りた。これもなかなか興味深い。
こうしてさまざまな時代の、あらゆる場所の人々による世界の解釈を並べて見ると、世界の捉え方が示しているのは、その人々の思想なのだとよくわかる。
改めて考えてみると、現在の地球観を知らなかった人々は、迷妄の中を生きていたのではなく、(現代人からどう見えるかはともかく)、限られた知識と自分の目に見える現実を混ぜ合わせて、想像力を精一杯に働かせて、自分たちの目に見える世界を理解しよう、表現しようと試みていたのだ。
複雑で大きすぎて、人間はその前でうなだれるしかないこの世界も、自分たちより大きな存在によって作られたもので、その大きな存在は人間たちのためにより良い計画を用意してくれている。世界を理解する試みの中には、そう信じることで救われようとする、切実な願いもあった。
何か恐ろしいことが起きた時に、「私たちに神の御心はわからない。でもすべては神の計画によるものだ」と自分に言い聞かせ、その計画が神を信じる自分たちにとって良い未来だと信じることが、生きるために必要だった時代もあったのかもしれない。気が知れないとは思うけど。現代の日本でこれを信じていたらやばいわ。付き合いづらそう。
この願いが天動説の中心にあったのなら、地動説が危険思想とみなされたのも理解できる。まあ、キリスト教については半端な知識しか持ってないから、全く見当違いのことを書いてるのかも。
ギリシャの人々は、世界の在り方について良い線突いてる。原子について知らなくても、存在するあらゆる物の元になった何かがあると知っていたんだから。と思ったところで、ギリシャ文明が西洋科学の基礎になったと思い出した。原子のアイデアだって、ギリシャ由来じゃん!良いとこ突いてる、じゃないよ(笑)
でもこの頃(紀元前6世紀)の人々は、自分たちの大地が揺るがないと信じていた。
地球がすべての中心で揺るがない物という考え方の世界は、単純で隅々まで光が行き渡っていて、すべてが明らかだ。きちんとした秩序と意味の保証されている世界に見える。同時に閉塞感がする。そういう世界は、多様な物の見方を許さないし、「ここ」以外のどこかを夢見ることすら許されない。
いつの時代の人々にとっても、世界は単純じゃなかった。複雑で手に負えない現実が、安心できる世界であって欲しいと願って、「天動説」という神話を創り出したのではないかな。
私たちは21世紀の人間だ。救いを得たいなら、現実を見てその中で生きなきゃならないと、知っていても良い頃だ。
ウロボロスはシンプルで美しい。このシンボルは、世界の無限性と人間の有限性を同時に表している。
世界が無限かは知らないが、始まりも終わりもとらえきれないのだから、ほとんど無限だと言っていい(と思う)。その無限性を尾を飲む蛇の姿で表している。そしてその輪の内側が人の認識できる世界だ。人間は有限な存在なので、有限に区切らないと世界を理解できない。
こういう指輪欲しいな。ウロボロス��モチーフ好きなんだよね。
尾を飲む蛇のイメージは、あちこちの民族が持っていたみたい。古代ギリシャだけかと思ってた。
紀元前5世紀のインドに住んでいたヒンドゥー教徒は、地球は四頭の象と大きな亀(ビシュヌ神)と尾を飲みとぐろを巻く大蛇の上に乗っていると考えていた。
この大蛇は、世界の創造にも参加したセーシャだ。 p.15
ヴァイキングたちは、自分の尾を銜えているヨルムンガンドという蛇が住む海に囲まれた円形の大地が自分たちの住む世界だと信じていた。その大地の中心にはユグドラシルという木が生えている。その木は、生きている人間と死者や妖精たち、巨人たち、神々をつないでいる。古い北欧神話だ。アイスランドのスノリ=ストルルソンがこの神話を13世紀によみがえらせた。 p.37
20世紀に、アフリカと南米で同じような地球観の話が収集されている。 p.39
アフリカのマリ共和国南部の、バンディアガラ断崖に住むドゴン族は、パンケーキのように丸くて平らな世界の周りに海があって、その外側にはユグルナという大きな蛇が自分のしっぽを銜えているそうだ。この蛇のいるおかげで世界が続いている。大地の中心には世界の軸があって、この周りをぐるぐるまわっている。この柱を上っていくと、別の世界にたどり着く。
ペルー、アマゾンの森の中を流れるウカヤリ川の岸辺に住むシピボ族は、地球は平らな丸い板で、大地の周りを尾を銜えたアナコンダが囲っている。大地の真ん中には、宇宙まで伸びる大きな木が生えていて、この世と別の世を結びつけている。シピボ族の神話では、太陽は彼等の祖先の一人で、「父なる神」や「インカ」と呼ばれている。インカ帝国とキリスト教の文化がミックスされてるのか。
アジアの中心は、中国とインドなんだなぁ。
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◆きっかけ
Amazonで『動物の見ている世界』を検索した時にオススメの欄に出てきて 2017/2/24
◆感想
1歳…には早すぎた。めくるのは楽しそう。子供が小学生になったらまた借りたい。2017/3/28