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上下ともに読み返してみたんだけど。
結局設定や状況は面白いんだけど「作者特有の熟成」が薄い作品な気がしてしまう。
縛りとか、提示された条件を組み込むことだけで終わったような、そんな気が。
10年後に同じモチーフで書いたら面白くなりそう。
もったいないなぁ……。
伊坂幸太郎氏の「SOSの猿」も微妙だったし、このコラボで大満足って人は何人居るんだろ。
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「斉天大聖 孫悟空」から、世界の猿の姿をした神々へ、そして聖獣バロンと魔女ランダの永遠に続く戦いへ・・・。
因果の中で繰り返されてきた戦いに、一人の少女が加わったという小さな可能性。
どんな小さなことも、世界を変える可能性を秘めている。
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あああ。
よかった。
「魔女」の流れのはなし。
面白いし、大好きだけど、やっぱりちょっと「古い」な。
まあそれが全く話のテーマ自体とずれているわけではないのだけれど。
多様性、伝承/伝統、善悪、バランス、魂・輪廻。
ライトなオタクとしてはエヴァの人類補完計画だの、アルファサーガの決戦存在だのそういったものから得たモノの集大成のような作品だった。
魔女と同じくニュー・エイジな匂いだし。
でもそういった下敷き・共有が有るからこそ2巻に収まるエンターテイメントに出来るんだな。
相変わらず絵も素晴らしかった。
瞬間の切り取りがビンビンきます。ありがとう。
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危惧したとおり、頭でっかちで幼稚な文明批判に終始してしまった。
せめて、圧倒的な世界観と画力で押し切ってほしいのだけど、考え抜いた末の世界観ではないなは明らか。言葉の使い方選び方が信じられないほどに無自覚なのではっきわかる。
連載中の海獣の子供も含めて、最近の五十嵐作品はみんなそういう傾向になってしまっているのが残念。
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なんだかそれぞれのエピソードが短くて最後のカタルシスが少なかった様な気がします。伊坂幸太郎の「SOSの猿」と表裏一体というか、インスパイアされた気配というか、競作なんだけどどちらの作品も中途半端な気がした。全10巻くらいでそれぞれの物語を掘り下げていたら名作になった様な気がするけど、ただ単に私が大長編が好きなだけかも。
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4年の付き合いの美容師さんに薦められている本。上巻も併せて買おうかな。
と書いてだいぶ経ってから購入。うむ。ファンタジック。舞台が全世界に及んでいて、少し目まぐるしい。もっと凝縮された世界でも良かったかなあ。
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面白かった!
面白かった!んだけど、うん、もう少しナナという存在について深堀してみせて欲しかったかなあ。
勿体ない、惜しい!という感じ。
でも、面白かった。
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五十嵐大介「SARU」読了。いろんな神話が実は同じことを言っている、という展開。...それにしてもいろんな逸話を引っ張ってきたもんだなぁと関心。私自身は神話やらにはまったく詳しくないが、好きな人にはより楽しめるかも。
上下巻ですっきりと終わるのは嬉しい。漫画ってこれくらいの読み切りが少ないからねぇ。変に広げるよりも、きちんと収束させたほうが面白い作品もある。
そういえば、神話をガンガンに取り入れた怪獣もの(?)といえば、山本弘の「MM9」があったな。...随分と雰囲気は違うけれどw SARUが面白かった人は、こちらに手を出してみるのもいいかも。すべてが善と悪の戦い云々...ってのも、MM9にあったっけな?別の作品だったかも。。。
ちなみに、コラボ作品である伊坂幸太郎「SOSの猿」は、「SARU」を読んでから読んだ方がよさそう。正直、「SOS」単品ではちょっと楽しめない。。。
実際に起きた謎のある事件を、お話の中で無理くり説明していく、という手法もちょっと山本弘っぽいかもとか思った。SFとファンタジーの差はあるけれども。
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前半で広げた風呂敷をなんとかたたんだ印象。もう少し広げても面白かったかも。長さの制約はあると思うけどちょっと勿体なかった。
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ちょっと展開が魔女的だなぁとも思うが。しかし,今時の他の漫画と較べりゃあ良いのさ。
うーん,五十嵐さん好きだな。
伊坂さんので感じた不気味さをよりはっきりとさせた感じかな。
たぶんそういうのは伊坂さんより圧倒的に五十嵐さんのほうがうまいと思う。伊坂ファンだけども。
きっと伊坂さんが色々悩んでる中で出会えて感化され気味なんだろうね。別に良いと思うけど。
一度トップ取ると作風変えただけで迷走って言われて大変だよなぁ。
ってこれじゃ伊坂語りだな
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上以上にどんどん話がでかくなっていって、テンション上がる。
ビジュアル的にも話的にもイメージの広がりがほんと凄い。
ただ、尺の関係もあるんだろうけど、ピサロのくだりとか、説明少ないまま終わってしまっているのとか、最後の落ちがいまいちしっくりこなかったりとか、ちょっと勿体ない感じ。
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上巻の風呂敷の優雅な広げ方に比べ、けっこうあらっぽくたたんだなという印象。踊りや歌がそのまま暴力的な力になるというのは、古橋秀之「ブラックロッド」の世界をちょっと思い出した。
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ちょっと2巻じゃまとまって無いような気がします。
あまrに設定が飛びすぎてて置いていかれてしまいました。
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【SOSの猿・未読】
スケールが壮大なだけにもっと長編にもできそう。
でも余計なことは一切省いて上・下巻におさめたのは
ある意味こちらで自由に深読みして楽しめるのかもしれない。
実際、世界の宗教とか神話のリンクってのは
調べれば調べるほど想像力をかきたてられるからね。
そういう意味では今作を読むにあたって
キーである孫悟空に対する私の知識が、いわゆるお釈迦様の手の上で暴れるイメージしか持っていなかったことが、ちょっともったいなかった気がする。
大本の西遊記やら登場した歴史上の人物等のバックグラウンドを知れば知るほど、より面白いかも。
あとは、競作の『SOSの猿』を読んだ時に、印象がどう変わるか。
それも楽しみ。
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盛り上がりが無いようで有るような、読んだ後に不思議な気持ちになりますねー。物語としてはどうかと思うのですが、逆に臨場感を感じました。実際に事件とかの渦中にいるとどこが山場かなんて分からないものだと思います。
五十嵐先生の作品はまだ完結したものを読んでいないで比べるのは気が早いかもしれませんが、外の作品よりは比較的理解しやすいと思います。魔女も早く完結して欲しいです。