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昨秋に読んだものを、この期に再読してみたが、取り返しのつかないことをしてしまった気分に襲われた。作者はこの事故について、はらわたが煮えくりかえっていることだろうと思う。
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大陸移動説が言う「生きている地球の動き」から生じる地震のリスクを根源的に抱える日本列島において、これまた、原子力発電が宿命的に抱える放射能リスクについて、事実に基づきその無謀な立地を提言する良心的な学者の意見をまったく無視し、原発を立地させてしまった日本国の官僚、電力業界、産業界。
そのことに対し、真実を伝えないマスゴミにだまされ続ける国民。
最悪の国に生まれてしまった日本国民。
広瀬氏が発する情報がなぜ、流通させられないのか。
なんともいいようのない無力感に襲われてしまう。
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”「原子力についてよく知っている」と自負する人間に任せないで、自らの手で調べて、自らの頭を使って考えるべきである。”
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広瀬 隆さんの放射能のゴミを考える - 01~
http://www.youtube.com/watch?v=SG_0j6VuwsE&feature=related
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この本は2010年に出版されたものだが、ここに書かれた原発震災の危険性が、今年現実化してしまった。この本を読めば、日本がいかに原発に向かない土地であるかがよくわかる。そして、そろそろ東海地震は来るのは確実であり、備えなければならないことも。浜岡原発を停止するのは当然でしょう。やや感情的な本ではあるが、日本人として知るべき常識が書かれてるあめ、ぜひ沢山の人に呼んでほしい。
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浜岡原発、もんじゅ。放っておくと、これらは福島第一原発の二の舞になるのではないか?と思わせる内容だった。
電力会社や原子力関係者への忠告は勇気あるものだと思う。的を射ている上、放射性廃棄物の危険性、放射性物質の半減期について詳しく知る機会にもなった。
大陸プレートの上に乗っかっている日本。ただでさえ地震が多いのに、発電方法を原発に拘っている場合じゃないのでは?
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この本は広瀬さんが昨年の8月に出したものだが、2刷りにいかないうちに絶版になっていて、すぐには手に入らず、今回緊急増刷されたようだ。原発の本というのは、そんなもので、つづけて増刷されないものらしい。それはともかく、この本は、広瀬さんがわたしたちに送る遺言のようなものである。ずっと原発については警告をしてきたのに、政府も電力会社もその忠告を聞こうとしなかった。だから、広瀬さんはこのままだまってしまってもいいのだが、やはり、嫌われてもこれだけは言っておきたいと思って書いてくれた。内容は、地球の成立から日本列島の成立をも射程におき、日本列島で原発をつくることがいかに危険かをうったえたものである。
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原発が日本にあること自体が危険。
あまりに地震が頻発し、危険な断層だらけの日本に、
原発があることの恐ろしさ。1年前に出版されて、
今の状況を明確に予言した。
本当に爆弾が秒読みに入ってしまった恐怖。
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日本の原子炉がいかに危険な場所で運用されているかがわかる本。とにかく東海大地震が起きる前に浜岡原発だけでも止めるべき。
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3.11の震災があったから読んだようなものの、なかったら手に取ることもなかったかと。社会とのつながり、関心度の低さに反省です。電力会社の仕事は電気をつくることではなく、安心して生活できるエネルギー社会を創造することにありますね。
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反原発論者で知られる広瀬隆氏の2010年8月発行のノンフィクション。
同書は東日本大震災以後、受注が急増し、2万5000部が増刷された。細部には異論、反論があるのは承知の上だが、それでも、福島第一原発事故が現実になった今、読んでおく必要はあるだろう。
記述の中心は浜岡原発の危険性に関するものだが、すなわち福島第一原発にもあてはまる。原発の耐震強度、構造上の問題、津波被害…。東電は「想定外」としているが、本当に想定外で済まされたことなのだろうか?
浜岡原発の危険性は、福島第一原発よりも深刻だ。それは東海大地震の震央にあること、地盤が強固なものではないこと、沖合を震源地とした地震の場合、津波の被害が予想されることだという。この点においてはあまり異論がないのではないか、とも思われる。
正確な知識を得るためにも、一躍、ベストセラーになった同書をきっかけに、いくつかの原発本を手にとってみることを勧めたい。地震列島、日本には18ヵ所、54基の原発がある。私たちはこれらと向き合っていかなければならない。
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さいごの「電力会社へあとがき」が書かれたは2010年8月6日。それから半年で,(本書の指摘よりも)小規模ながら原発震災が起きてしまったのである。本当に首都が全滅しないためにも,とりあえず浜岡の原子炉はすぐに止めないといけないと思う。
広瀬隆の著書については,『危険な話』を書いた頃からすでに「大げさだ」とか「非科学的だ」とか言われてきた。この本についても,そんな内容のレビューが散見される。が,たとえ,非科学的な部分があるとしても,「科学的を自称する学者たちがやって来た結果」が今回の原発震災だと言うことを思うと,「専門家に任せろ」ではいけないのだと思う。アジテーションが一人歩きしないように気をつけながらも,本書の指摘にはしっかり耳を傾けるべきだと思う。
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地震列島である日本に原発を作ることが、どんな結果を招くか
。多くの地震学者が警告を発している東海大地震が発生したら、
浜岡原発はどのような被害を受けるかをシュミレーションしている。
発行は昨年なのだが、東日本大震災が発生した今読むと、哀しいかな
著者の危惧が福島第一原発で現実のものとなってしまっている。
「未曾有の」だとか「想定外」なんて言葉を事故直後から聞かされて
来たが、新潟中越沖地震の時に柏崎刈羽原発で怒っていたことを
考慮に入れればそれは「安全神話」を隠れ蓑にして危険性を覆い隠して
来たことの言い訳にしか聞こえない。
本書は気の遠くなるような地球の歴史、日本列島の誕生から地震
発生のメカニズムまでを図表を多用して解説しているので門外漢でも
分かりやすい。感情的な文章が気に掛かる部分もあるが、嘘で固めた
安全神話がいかにもろいものかを教えてくれる。
今回の震災での原発事故を受けて、各地で反原発・原発停止の運動が
盛んだ。しかし、原発は稼働させるのも地獄だが、停めるのもまた地獄
である。
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原発の危険性についてどれだけの人がここまで知っているだろう。今、原発事故について知らなければ、日本の未来はないと思う。
便利な生活がこういった危険な環境の上に成り立っているということをもっと多くの人が知るべきだ。
原発の問題やその背景にあるもの、また実情について知るのにとても参考になる本でした。
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この本が出版されたのは、2010年08月である。
そうして、この本に書かれている内容を(おぼろげながらに)理解できるのは、2011年3月11日に地震が置き、福島原発のニュースを見たからである。
非常時の対処マニュアルがザルだとは思ってたんだけど、耐震構造の件が、想像以上に酷かった。
それから日本の構造上、地震と一緒に生きていかざるを得ない。
(地震地帯過ぎて、もう外国に出るしかないと思う。それでも安全じゃない)
今回の事故は、天災じゃないと言うけど、本当で、原発って現実的じゃないんだなぁ……。